『健康で文化的な最低限度の生活』4巻コミックネタバレあらすじ

2018夏ドラマ
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こんにちはうさぎ♪です。

2018年7月からフジテレビで放送される火曜21時のドラマ『健康で文化的な最低限度の生活』

 

同名のコミックスが原作のドラマで、主演は吉岡里穂さん。『きみが心に棲みついた』では、精神的なハンデを抱えつつ頑張って働く女子を演じて高評価でしたが、今回もハマり役になりそうな予感です。

さて今回はこのドラマの原作、4巻のネタバレあらすじを書こうと思います。

ちなみに、3巻ネタバレあらすじはこちらです。

『健康で文化的な最低限度の生活』3巻コミックネタバレあらすじ

 

 

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27話 絶叫

父親が訪ねてくる事を知った光は、とりあえず住んでいる場所から離れようと駅に来るのだが、父親に見つかりはしないか、怯えて頭が真っ白になっていっる様子だった。

 

父親とえみるは光のいるアパートに来るのだが、やはり留守だった。父親がもうちょっとここで待ってみると言ったので、えみるは父親と別れた。

 

光は、絶望的な表情で駅のホームに立っていた、そして走ってくる電車に向かって、一歩踏み出した・・・。

 

福祉事務所に戻ったえみるの元に一本の電話がかかって来た。なんと、島岡光が電車と接触事故を起こしたらしい。

 

近くにいた人が止めに入ったおかげで幸い軽症だったが、自殺未遂を起こしたことに変わりはなかった。現在病院にて治療を受けているらしい。

父親が来ると知ってから自殺未遂を起こしているところを見ると、親子関係に「普通ではない何か」があると考える必要があった。

 

その時、えみるにまた電話が、光の父親だった。

 

えみるは光が事故にあい、現在病院にいると報告をした。父親は病院の場所を知りたがったが、えみるは教えなかった。だんだんと語気の荒くなってきた父親はとうとう「言いなさい!病院はどこだ!」と怒鳴る。それに対してえみる「すみません、状況確認したらまた連絡しますので、申し訳ありません!」といって電話を切ってしまった。

 

 

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28話 普通ではない何か

医師が島岡と少し話をしたところ「父親には絶対に連絡しないでくれ」と言っていたという。

 

「それが息子の常とう手段なんですよ!」父親が改めて福祉事務所に訪ねてきていたが、個人情報だと、光のいる病院の場所は教えなかった。話にならんと父親は出ていった。

 

この島岡親子の件を重く見た半田は、係長に係で会議を行うことを提案した。えみるだけの問題にせず、今回の対応に問題はなかったか、今後の対応をどうすべきか話し合うことになった。

 

そしてすぐに、会議が始まった。

 

父親に原因があるのか、それとも息子に原因があるのか、はたまた両方か。

 

情報が少ないので、憶測でしかわからない。息子が父親に多大な借りがあるのかもしれないし、息子が父親から虐待を受けていた可能性もありそう。それよりも、ただ単に父親に援助を申し出るのが嫌で生活保護を申請しているだけかもしれない。

 

いろいろな意見が出るなか、今後、この島岡光に「生活保護を支給すべきかどうか」考えていくことになった。

 

 

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29話 喧々諤々

話し合いの結果、多数決を取ることになったのだが、生活保護を支給せずに父親に委ねるべきだという意見が半分くらいだった。

 

対して半田は、今回のケースでは島岡光さんは一度死にかけている。それくらい本人にとっては切羽詰まった状況なのだから、今回はとりあえず生活保護を支給して、それから必要がなくなったら父親に今までのお金を請求すればいいのではという意見だった。

 

対して、七条は父親に委ねることに賛成だった。過去に色々あったとしても親子なんだから話し合えばきっと分かる、わかりあえると思うと・・。

 

えみるも意見を求められたのだが、今回の件で頭が真っ白になってしまっていた。「とにかく父親に関する事すべて、嫌だと言ってました」としか言うことができなかった。えみるは、光の父親に対する拒絶の強さをひしひしと感じていた。とにかく光は、父親のすべてを拒絶していた。

 

結局、病院での経過や状況を聞いてみないとわからないということになった。

 

数日後、病院から連絡があった。係長と訪ねてみると、どうやら島岡光は、小さいころから父親から性的虐待をうけていた疑いがあるらしかった。カウンセラーをつけて話を聞いてみたところ、本人からそう告白があったのだった。

 

 

 

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30話 親

病院でえみると係長は、光が受けていた性的虐待に関して話を聞く。8歳くらいから中学を卒業するくらいまで続いていたらしい。心理検査の結果、PTSDの治療が必要だと診断された。

 

病院の医師からは「一度父親とは縁を切って治療に専念したほうがいい」と提案された。

 

光との面会で、改めて「父親があなたの支援を申し出ていますが、それを受けたくないということで間違いないか」ということを確認すると、役所に迷惑をかけているのはわかるが、”ありえない”と、震えながら言い切るのだった。

 

えみるは帰り道、島岡の事を考えていた、頭が回らなくなり、いつものクセでコンビニの前でやけ食いをしていると、同じく帰り道だった同僚の栗橋に出会う。えみるは栗橋を夕食に誘うのだった。

 

 

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31話 毒親

島岡のことについて散々泣き言を栗橋に聞いてもらうえみる。

 

親にも「子供を虐待してしまうような事情がある」ということも理解できるんだけど、と言うえみるに対して栗橋は「どんな事情があったとして、子供を虐待していい理由なんて一つもない」ときっぱり言いきるのだった。

 

そのきっぱりとした栗橋の態度に、ただただ頷くえみるだった。

 

居酒屋からの帰り道、いつものように、こんな仕事は向いていないと泣き言を言っていると「失敗しても周りから助けてもらえるのが正直うらやましい」と栗橋に言われるえみるだった。

 

週明けの月曜日、島岡の生活保護が決定した。だが、いつものように業務をこなすえみるのもとに、同僚の七条から連絡がきた。

 

どうやら島岡の父親が光のいる病院の付近を歩いていたらしいのだ。

直感的に不安を感じたえみるは、病院に急ぐのだった。

 

一方そのころ、島岡の父親は、光のいる病院の受付で「福祉事務所生活課、係長の京極と申します」と名前を偽り、病院の中に入っていった。

 

 

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32話 閉鎖病棟

七条から同じように連絡を受けた係長の京極は、父親が息子を連れ戻そうとするかもしれないと病院に連絡を入れたところ、どうやら島岡の父親が、係長の京極だと偽って閉鎖病棟の中に入り込んでいることが分かった。

 

面会が禁止されている父親だということがわかった病院の関係者はあわてて父親を止めようとするが、面会室に居たはずの父親がいなくなていた。そして父親は光の病室を見つけてしまう。

 

間一髪、医師が父親を発見して止めに入るのだが、父親は医師を突き飛ばした。強引に光の個室に入ろうとする父親。しかし、またも間一髪のところで今度はえみるが父親にしがみついて止めた。

 

父親は激しく抵抗し、えみるを振り払う。振り払うときにえみるを蹴り飛ばしてもなお、病室に入るのをやめようとしなかった。

 

「よしましょう、もうやめましょう、自由にしてあげましょう」と必死にしがみつき、懇願するえみる。「昨日今日知り合ったあんたたちに何がわかる!私は父親だ!」と聞く耳を持たない父親。病室に入ろうとのをやめない父親に対して、えみるはとうとう、父親と光の間の「性的虐待」のことを言おうとするのだが、係長の京極に止められた。

 

興奮しきったえみるの代わりに、京極が冷静に父親に説明をする。現在光さんは自分自身の力で人生を作り上げようとしている、あとは我々が生活保護を使って自立できるようにサポートするから、役所に任せてほしいと。

 

それでも自分が面倒を見ると食い下がる父親に対して、京極は、父親と光の間にある「トラブル」があったことを病院から聞いていると言い放つ。

 

それを聞いた父親は「息子の嘘にまんまと騙されたか」とつぶやき、この件は厚労省に報告すると言い残して、その場を立ち去ったのだった。

 

 

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33話 藪の中

父親は立ち去り、とりあえずこの問題は解決した。後日えみるは病院にて、正式に島岡光への生活保護が開始したことを本人に伝えた。そして、父親にこちらから連絡を取ることは一切しないこと、島岡さんの言葉や状況をきちんと聞くことができなかったことを謝罪したえみるだった。

 

PTSDの治療には、まだかなりかかるらしく、就労支援はまだ先になりそうだということだった。

 

今回はたまたま光が自殺未遂を起こしたおかげで虐待について発覚したが、それがなかったら自分たちにはどうすることもできなかった。

 

家族となると、家庭内で起きていることは外からはうかがい知れない「藪の中」の問題なだけに、今回のような運の悪いケースも出てくる。しかし、その「運のわるい」人に気づかなければ、その人が救われることはない。

 

生活保護は最後のセーフティーネット。この網の目からこぼれ落ちたら後はないのだ・・。その責任の重さを噛みしめる、えみるなのだった。

 

休日、幼馴染の咲と会ったえみる。もうすぐ子供が生まれる咲が「子供が生まれたら、居心地のいい場所にしてあげたい」と言っていたのを思い出し、応援したくなったと言ってプレゼントを渡した。咲も素直に「どうもありがとう」と感謝したのだった。

 

 

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34話  世間知らず

休日のある日、祖母が亡くなったという連絡がえみるに届く。

 

行商に行ったり、雑貨屋を営んだりとかなりの”しっかり者”で、えみるの顔を見れば小言ばかりだったおばあちゃんだった。

 

実家に帰る道すがら、家族についていろいろと考えをめぐらせていたえみる。今まで無縁だったいろんな家族、ドラマの中でしか見ることのなかった家族の問題。家族って一体なんなのだろうと考えてしまうのだった。

 

実家に帰ると姉のまりな、兄の啓一もすでに到着していた。

 

おばあちゃんは無くなる前の数年間を施設で過ごしていた。えみるが公務員試験に合格した際に訪ねたときには、もうえみるが誰なのかわからない状況だった。

 

告別式は次の日だった。

実家に泊まる事になったえみるは母親から、生活保護の仕事について聞かれる。そして、近所の誰々さんも、かつて生活保護を受けていたことを教えられる。そんなことは全く知らなかったえみるだった。

 

母親から、仕事を始めてから「顔つきがしっかりしてきた」と褒められた後、おばあちゃんの話になる。

 

ずっと小言ばかり言われていたと思っていたえみるだったが、おばあちゃんはかつて、えみるの事を「やる事なす事ひとよりトロいけど、その分じっくり取り組むのがえみるのいいところ」と言っていたと母親から聞かされた。

 

その日の夜、ベランダから近所を眺めながらえみるは思った。小さい頃はただ素通りすることしかできなかった、貧しく、生活保護を受けるような人達。けれど、今なら少しは力になれるかもしれないと、そんな事を思っていた。

 

告別式でおばあちゃんを見送った後、もっとがんばろうと決意を新たにするえみるなのだった。

 

 

 

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35話 人を笑顔に

決意を新たに職場に向かう道すがら、道で困っている老婦人を見つける、話を聞いてみるとどうやら生活保護を受けたい様子。名前は林さんというらしい。

 

いろいろと話しを聞いてみると、暴力を受けて地元から逃げ出してきた。息子の元の転がり込んだのだが、息子も暴力的な父親から逃げており、しかも生活も楽ではない。とうとう「自分ひとりでも精一杯で、母親の面倒まで見られない」と言われてしまった。

 

そんな息子が不憫で、自分は生活保護で暮らして、息子のそばにいたい。そうつぶやく林さん。

 

経済状況などいろいろと話しを聞いて、おそらく申請は通るだろうと林さんに伝える。

 

えみるは、人の役に立っているという実感をすこし感じていた。生活保護が、こんなふうに困っている人を助けられる制度であってほしいなと願うえみるだったのだが、事務所に帰ってみると「そんなに簡単に出せないよ」と係長に言われてしまう。

 

係長曰く、生活保護は「世帯ごと」なので、息子と住んでいる場合「二人一緒に生活保護を受けなくてはならなくなる。

 

息子の収入と母親の年金わせて19万円程度の月収があるので、生活保護を受けるのはぎりぎり難しいケースだった。

 

えみるもそのことはわかっていたが、今回は、夫の暴力から逃げてきている、そして息子のところには一時的に世話になっているだけと説明するのだが、一時的だろうが、逃げてきていようが、一緒に住んでいれば「世帯」として扱われてしまうというのだ。

 

この「世帯」というものの線引はかなり難しいらしい。

 

世帯とは「1,同じ住居に住み」「2,生計を共にしている」と「世帯」として扱われる。

 

そして世帯が同じだと、そのなかの「一人だけ」が生活保護を受けるということは原作できない(例外はある)。

 

ただ、長期間別居している夫婦だったり、家族一人が出稼ぎに出ている場合、保護者の居ない児童が引き取られた時など、世帯と言っても捉え方が難しいケースも多数あるらしい。

 

今回のケースの場合、息子に「出て行け!」と言われていたりした場合だったら、保護しなくてはならないので生活保護も受けられる可能性があるのだが、本人に確認してみたところ、そんなひどいことを言う息子では無いと言われるのだった。

 

 

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36話 世帯とは?

現在の状況では生活保護を受けることはできないのだが、林さんが別に部屋を借りて、一人暮らしをするようになれば、世帯が別になるので生活保護を受けられるようになると係長が提案した。

 

しかし、アパートを借りるとなるとまとまったお金が必要になる。林さん、そんなお金は無いと困っているのだった。

 

そのお金が無いから困っている、なんとかしてほしいと頼む林さんだったが、ともかく息子さんの真意を知りたいと、息子さんと一度話をさせてほしという係長だった。

 

係長は、息子に母親の面倒を見るように説得するだろうと考えるえみる。どうにか生活保護を受けさせてやれないかと考えていた。

 

悩んでいるとそこに半田がやってくる。半田は、息子と一緒に住んでいるアパートの契約書はどうなっているのかと聞いてきた。単身者用のアパートの場合、一緒に住んでいた場合契約違反になる。ならば大家から立ち退き要求をされた場合、一時的にホームレスになってしまうから、そうなれば生活保護を受けることができるようになるとアドバイスを受けた。

 

これなら行けると係長に相談するのだが、それはえみるの仕事じゃない。面接官にまかせて自分の仕事を優先しろと釘を刺されるのだった。

数日後、林さんが事務所に来た。

 

どうやら息子が腰を痛めてしまい、仕事をやめてしまったらしい。ただ、息子には生活保護を受ける気は無いという。これ以上息子に迷惑をかけたくないと頼みこむ林さんに対して、えみるは先日思いついたアドバイスを提案する。

 

しかし、「立ち退き要求をしてもらって、一旦施設に入って」という「施設」のところで、林さんの顔が曇った。えみるは、一時的に入るだけだと言うのだが、頑なに施設には入りたくなさそうな林さん。さらに畳み掛けようとしたえみるだったが、「本人の意思を尊重して」という半田のアドバイスを思い出し、息子さんと一緒に頑張るか、それとも施設に入るかを考えておいてほしいと言い残し、その場を後にしようとする。

 

しかし、息子のためには自分が施設に入るしか方法が無いと理解した林さんは、立ち退き要求をしてもらうことを決意した。ただ、一人では行けないのでついて来てほしいと言う。

 

「自分がやるべき仕事を優先しろ!」と係長に釘を刺されていたえみるだったが、断れず、結局不動産屋についていき、立ち退き要求をしてほしいと頼むことに。

 

しかし林さん、息子とアパートに住む際に、あとあとトラブルがあっても困るので「単身者用だけど、二人で住んでも大丈夫」と契約書に書き加えてほしいと強引に頼み込んでいたらしい。
なのに今度は「立ち退き要求をしてほしい」という林さんに対して、不動産屋の担当者は明らかに不快そうな態度を示していたのだった。

 

そして、めんどくさそうな不動産屋の担当者に、息子さんが仕事をやめた件もうっかり打ち明けてしまうえみるだった。

 

続き、5巻のネタバレあらすじはこちらから。

『健康で文化的な最低限度の生活』5巻コミックネタバレあらすじ

 

 

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『健康で文化的な最低限度の生活』4巻を読んでみた感想。

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島岡親子の件ですが、男親と息子との間の「性的虐待」っていうの、あまり知られていないけどあるんでしょうね。

こういう、周りからは予想されづらい問題で、本人も語りたがらないような内容だと、問題の本質に気づくの時間がかかりそうですよね。ただ、最終的に自殺は未遂に終わり、父親も間一髪のところで止められたからよかったですが、少しでも間違えば島岡さんは死んでいたかも知れないと思うと、恐ろしい話です。

 

最初島岡さんの「鬱」だとか「一人部屋にしてほしい」という要求も、単なる「怠け者」とか「わがまま」などと見ていたのですが、やっぱりそういう先入観に影響され過ぎちゃだめだなと思い知らされました。

 

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まとめ

matome

今回は『健康で文化的な最低限度の生活』コミック4巻のネタバレあらすじをまとめてみました。

 

だんだんとえみるも仕事に慣れてきていますが、さらに難しい問題が次から次へと。きっと現場もこんな感じなんでしょうね・・
というわけで今回はここまで!

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

ドラマ『健康で文化的な最低限度の生活』タイトルの意味は?

 

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