ドラマ原作下町ロケットヤタガラスのネタバレあらすじと感想!

2018秋ドラマ
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2018年10月14日(日)に、TBS日曜劇場でドラマ化されるドラマ『下町ロケット』

3年前に放送されたドラマの続編ですが、今回も下町の熱血社長が、新たな分野への挑戦をぶちかましていて気分爽快なドラマになりそうです。

さて、今度の『下町ロケット』の続編の原作はもちろん池井戸潤さんの「下町ロケット」ですが、続編の原作となるのは、

『下町ロケットシリーズ』の3作目「ゴースト」と「ヤタガラス」の2作。

今回はこの『下町ロケット』の

「ヤタガラス」のネタバレあらすじ

をまとめてみたいと思います!

 

いよいよドラマ『下町ロケット』のシーズン2が放送開始しました!

初回視聴率がちょっとだけ低めでしたが、相変わらずの高い評価でしたよ!ただ、残念な評価も・・・。

ドラマ下町ロケット2(2018)視聴率と評価感想!面白すぎ!

 

3作目の「ゴースト」のネタバレあらすじはこちらにまとめてあります。

ドラマ下町ロケット2(2018)原作ネタバレ!ゴーストの意味は?

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原作『下町ロケットヤタガラス』のネタバレあらすじ。

 

第1章 新たな提案と検討

佃製作所に「ギアゴーストがダイダロスと業務提携を結んだ」こと、そして自分はギアゴーストを辞めてきたこと」を報告しに来た島津裕。

別れを告げて佃航平の元から立ち去ったかと思ったら、忘れ物をして戻ってきた。佃は島津に、一緒にやらないかと提案するが、断られてしまう。

ギアゴーストがダイダロスと業務提携したという情報を掴んだ佃、早速ギアゴースト社長伊丹に会うのだが、なんと佃のバルブを納品するどころか、その話はそもそも「なくなった」とそっけなく言われる佃。

ギアギーストのピンチの際には労を惜しまず協力したはずなのに、あまりの突然の方向転換と無礼な態度に佃は怒りを顕にするが、まともに取り合うことすらしない伊丹だった。

そんな折、帝国重工の財前から提案が。今まではロケットの打ち上げに関わっていた財前だったが、これからは打ち上げた人工衛星を使って「自動で動く無人農業ロボット」を作るとう話に。

この農機具に、佃制作のエンジンとトランスミッションを使いたいと提案される。もちろん受ける佃だったが、帝国重工は肝心の「自動運転のプログラム」がない。それを持っているのは北海道農業大学の野木という男。佃の学生時代の知り合いだったことから、佃から頼んでくれないかと財前に頼まれる。

早速野木に会いに行くと歓迎される佃だったが、協力を依頼すると難色を示す野木。かつて産学連携で「キーシン」という会社と提携したとき、散々利用され、最終的に訴訟沙汰になってしまった。それだけならまだしも「キーシン」は、なんと野木のプログラムのソースを盗み出してさえいたのだった。

産学連携は面倒なことになると思っていた野木だったからそこ、この話に乗り気にならなかった。しかし、佃の熱い誘いに話に乗ることになった野木だった。

財前の企画がいよいよ始まるかというその時、次期社長と目されている的場が動いた。どうやら財前の企画を横取りしようとしているらしかった。

第2章 プロジェクトの概要と変遷

新たな農機具を作るという帝国重工の企画に参加するということは、今まで取引先だった農機具メーカー「ヤマタニ」とライバル関係になるということ。きちんと筋を通すために、挨拶にいく佃。

ヤマタニの担当者の反応は思ったよりも悪くないものだったが、そこで気になる一言を聞く「こういうことを考えているのは、お宅だけじゃないかもしれない」と・・。

そんな折、財前から「報告がある」と連絡が。会ってみると、このプロジェクトの責任者が財前から、的場に移ると言われる。財前が外されるわけでもなく、プロジェクトが格上げになるのだからいいだろうと思った佃だったが、新しい責任者の的場は、佃に対して明らかに嫌悪感を示し、見下すような態度をとってきていた。

しばらくして帝国重工に動きがあったのだが、どうやら佃製作所抜きで話しが進んでいる雰囲気だった。財前に確認してみると、なんと的場は、新しいプロジェクトに必要なエンジンとトランスミッションを佃製作所に依頼するのではなく「内製化」つまり自分たちで作ることにしたという。

またしてもハシゴを外された形となったが「野木と組む」と、研究用のトラクターのエンジンとトランスミッションの開発を続けることを決意する佃だった。

一方、殿村は順調に米農家としての仕事を続けていた。ただ、かつて誘われていた近所の農家がまとまってつくる「農業法人」にしつこく誘われる殿村。元銀行員、そして佃製作所では経理を担当していた殿村を彼らは必要としていたが、そのずさんな事業計画にあきれてしまい、結局仲違いをすることになってしまう。

第3章 宣戦布告。それぞれの戦い

佃製作所”抜き”で進んでいた帝国重工の無人農業ロボット「アルファⅠ」。記者会見が行われたが、なんとその次の日、同じような無人農業ロボットがテレビで特集されていた。

それを作っていたのは、ダイダロスとギアゴーストが中心で下町の企業が集まった「ダーウィン・プロジェクト」だった。突然登場したライバルに、帝国重工の面々、そして佃も驚きを隠せなかった。

テレビの報道後、ある場所で祝杯があげられていた。ダイダロスの重田、ギアゴーストの伊丹、そして野木の研究データを盗んだキーシンの戸川、そしてTV番組制作会社の北堀が集まっていた。

的場に対して恨みを持つ重田と伊丹は、帝国重工を出し抜いたことを喜んでいたが、どうやら彼らの「情報戦略」はこれだけでは終わらず「週刊ポルトに面白い記事が載る」とほくそ笑む北堀がいた。

数日後「週刊ポルト」に、的場がかつて重田工業を潰した経緯が書かれた記事が載った。それについて会長の沖田に詰められた的場は「今は雌伏のときだ」と告げられた。つまり、次期社長は的場ではなく、藤間が継続すると通告されたも同然だった。

そのころ、殿村はまた農業法人に参加しないかと誘われていた。今度は農林協の吉井からだった。吉井は地元の有力者の子供だったために大きな発言力を持っていたが、首を立てに振らない殿村に対して「いい気にならないほうが身のためだ」と捨て台詞を吐いて去っていった。

第4章 プライドと空き缶

帝国重工の無人農業ロボット計画からは外されたが、佃製作所は野木と組み、研究用のトラクターでエンジンとトランスミッションを磨き上げていた。

一方帝国重工の「アルファⅠ」は、当初の予定に反してだんだんと「大型化」してきていた。そもそも「日本の農業を救う」という大義名分の元、財前がはじめたプロジェクトはだんだんと「帝国重工のための」ものに変化してしまっていた。

そんな折、帝国重工は実験場のある岡山で行われる「アグリジャパン」という大規模な農業の見本市に「アルファⅠ」を出品してくれないかと打診される。そこには、ライバルである「ダーウィン」も登場する予定だった。

事実上の「一騎打ち」となるアグリジャパンにむけて、お互いが神経を尖らせていた。

ダーウィン側も、帝国重工に対して差を見せつけるいい機会だと捉えていたが、全国にトラクターを貸し出しているモニター農家から「理由もなくエンジンが停止する」という報告がされ始めていた。しかしギアゴースト、”島津の後釜”である氷室はトランスミッションに問題があることを考えようともしなかった。

アグリジャパン当日、いよいよ「ダーウィン」と「アルファⅠ」のデモンストレーションが行われたが、ダーウィンは予定通り無人での工程を終えた。しかし「アルファⅠ」は、用意されていたカカシの障害物をなぎ倒し、挙句の果てに農道脇の水路にひっくり返ってしまうという大失態を犯してしまう。カカシをなぎ倒したのは、センサーに泥が付着していたのが原因だったらしいが、農道から脱輪してしまったのはあきらかに「アルファⅠ」の「大型化」が原因だった。

この結果を受けて、現社長の藤間は、現在の「アルファⅠ」の内製化の方向を転換、技術力のある会社にエンジンとトランスミッションを外注することを的場に指示。的場はそれをに従わざるを得なかった。

その外注化の先に選ばれたのは佃製作所だった。佃はこの依頼を受けたい。しかしエンジンは今までの経験があるが、トランスミッションはまだビジネスでの実績がない。このままでは満足のいくトランスミッションを作れないということで、元ギアゴーストの天才エンジニア、島津裕に協力を要請。島津は大学の採用面接でうまくいきかけていたが、それを蹴って佃製作所に来ることを決めてくれたのだった。

第5章 禍福スパイラル

殿村の田んぼのある地域に、台風が迫ってきていた。かなり大きなものが予想されていたので、殿村家ではいざというときのための対応に追われていた。

予想通り台風は上陸、そして恐れられていた最悪のケース「鬼怒川の氾濫」が起きてしまい、殿村たちの田んぼを含む地域のすべての田畑は水没してしまう。

知らせを聞いた佃は早速殿村を尋ねる。被害は深刻なもので、どうにかしてやれないか考えあぐねていた。

殿村もこの被害を補填するために農林協に融資を頼みに行くが、以前断った「農業法人」の話が影響して、融資をしてもらうこともできずにいた。

そんな折、再び佃が殿村家を訪ねてくる。そして「アルファⅠ」の試運転の場所に、殿村の田んぼを使わせてくれないかと頼みに来る。難しい顔をしていた殿村の父、正弘だったが、佃の誠実な心意気に打たれ、快く田んぼを貸してくれることに。

これで佃製作所は、十分なテストをする環境を手に入れたのだった。

第6章 無人農業ロボットを巡る政治的思惑

早速殿村の田んぼでテスト走行が行われた。そしてある日、理由のわからない「エンジン停止」が発生。島津はこの原因がトランスミッションであることを見抜いた。そして、その改善部分に対し「特許」を取得することを佃に提案した。

そのころ首相の推し進める「農業推進プログラム」に選ばれた「ダーウィン」と「アルファⅠ」。そして早速首相が「開発状況を視察したい」と言ってきた。両者のデモンストレーション同時に首相に見てもらうこととなる。再び両者の一騎打ちという構図になるが、今度ばかりは負けることができない帝国重工、そして佃製作所だった。

一方「ダーウィン」にも「アルファⅠ」同じような不具合が、全国のモニター農家から多数送られてきていた。今までトランスミッションを顧みようとしなかったギアゴーストだったが、重い腰を上げ、トランスミッションを解体してみると、部品が破損していた。ただ、原因は誰にもわからなかった。

そんな矢先「キーシン」の持っていたプログラムに不具合があることが報告される。「エンジンがストップしてしまう原因」はそのプログラムにあると言う結論になり、トランスミッションの問題ではないという判断がされ、部品の破損の原因はそのまま棚上げとなってしまう。

第7章 視察ゲーム

首相の視察が行われる当日予定が押してしまい、結局首相は「ダーウィン」のデモンストレーションを見るだけで帰ってしまった。

そのあと「アルファⅠ」のデモンストレーションも予定どおり行われたが、メディアや一般の反応は「ダーウィン」と比べると今ひとつなものだった。

しかしトランスミッションを担当している島津を始め佃製作所の面々は、自分たちの「アルファⅠ」に確実な手応えを感じていた。

「アルファⅠ」の調整も順調に進み、発売時期もベストを尽くしていたのだが、どうやらライバルの「ダーウィン」は、納車の時期が予定よりも3ヶ月早まることがわかった。どうやらダーウィンサイドは、もともと「4月納車」だったものを「7月納車」と見せかけていたようだ。一杯食わされた帝国重工だった。

そんな折「アルファⅠ」の責任者である的場は、帝国重工会長の沖田に詰められていた。全てに出遅れてしまっている「アルファⅠ」は、このままでは「ダーウィン」にシェアを奪われてしまう。的場が出した結論は「自分らしいやり方」をつらぬくことだった。

第8章 帝国の逆襲とパラダイムシフトについて

「ダーウィン」に遅れること3ヶ月、「アルファⅠ」がいよいよ納車を迎えた。そんなおり「ダーウィン」サイドから気になる情報が。どうやら下町の中小企業で構成されていたダーウィンプロジェクトの参加企業が、次々に撤退しているということらしかった。

その実情は、的場が帝国重工と取引のある「ダーウィン」に参加している企業に対する圧力だった。「ダーウィン」に協力し続けるなら、契約を切ると脅しているのだ。

「ダーウィン」の問題はそれだけではなく、エンジン停止のトラブル報告が増えてきていた。ギアゴーストの面々は、ようやく「トランスミッション」が原因なのではという結論にいたり、佃製作所のつくるトランスミッションを解体して調べることになった。

そんな折、帝国重工が下請法違反で申し立てをされる。理由は的場による中小企業への圧力だった。

そして的場は、その責任を取らされて辞任することとなる。

第9章 戦場の聖譚曲(オラトリオ)

的場が辞任に追い込まれた。的場に復讐するために情熱を燃やしていた重田も伊丹も、言われようのない感情に浸っていた。目的は遂げたが、一心不乱に求めてきた目的も同時に失い、ある種の虚しささえ感じていたのだった。

そんなさなか、エンジン停止の問題の報告が増え、いよいよ無視できなくなってきた「ダーウィン」サイドは佃製作所のトランスミッションを解体して原因を究明。
「ダーウィン」のトランスミッションも、もともとは「島津」の作ったものだったが、「アルファⅠ」のトランスミッションには、あきらなか「改善」が施されていた。

そしてその「改善」には、きっちりと佃製作所の特許が取得されていた。

島津の後釜の氷室にも改善できず、氷室は会社をやめてしまう。トランスミッションの不具合の原因が突き止められなければ、もうダーウィンを販売することさえできない。伊丹は佃製作所に、特許が取られた技術を使わせてくれないかと頼みに行くのだが、裏切りを続けた伊丹に対し、佃は申し出を却下する。

そんなおり、佃は殿村の家に新しい機種である「アルファⅠ・コンバイン」を納車しに来ていた。その帰り道、立ち往生している「ダーウィン」を必死で治そうとしていた農家を見かけた佃たちは、全員一致で「ダーウィン」に技術供与をすると決定した。

最終章 関係各位の日常と反省

殿村家のコメは収穫時期を迎えていた。しかし、また大規模な台風が近づいてきていた。殿村の父正弘は、収穫を決断し「アルファⅠ・コンバイン」の夜を徹しての作業も手伝って、台風が来る前にすべての刈り取りを終えることができた。

そして、今まで「農業法人」に関することで、さんざん殿村を邪険に扱ってきた農家の知人が「コンバインを貸してほしい」と殿村に頼みに来る。快く貸す殿村達だった。

一方、帝国重工では相変わらずトランスミッションとエンジンの「内製化」を進めていたが、結局今までの?古い「帝国重工スタイル」が抜けずに、評価の悪いエンジンしか作ることができずにいたのだった。

そして、また行われた「アグリジャパン」の会場で、島津と伊丹が再開する。

伊丹は「ダーウィン」のリコールで一時は傾きかけたギアゴーストをその経営手腕でなんとか乗り切っていたのだった。

そして伊丹は島津に言う。

「ライセンス契約のときに佃に言われた。あんたたちを信じた人たちを裏切るな。過ぎたことはもういいじゃないか、日本の農業のために、一緒に頑張ろうや、って、涙が出た」と。

伊丹は、涙をためた目で、空を見上げたのだった。

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原作『下町ロケットヤタガラス』を読んでみた感想!

最終的には、佃製作所が「勝つ」展開だということはわかっているのですが、それでも者著佃航平のまっすぐなモノづくりへの姿勢、度胸、情熱には感動させられます。

途中、いろいろと大変なことはあるけど、最終的に「しっかりと人の立場に立った」ビジネスの基本を絶対に踏み外すことのない佃社長が見たくて、この作品を読んでいるんでしょうね。

そして、これもわかっていたことですが、「島津裕」が佃製作所に参加するところもとっても興奮しました!最初からわかってるんです。わかってるんですが、それでも「きたー!!」と思っていまいます。

しかし、佃製作所は、どんなピンチになっても乗り切るんですね・・。

すでに「佃製作所」がすごいのは当たり前で、後は「ほかの人たちが勝手に自滅」しているだけのような気もしますが、それでも面白かったので、これでよかったのです!

今作で4作目の下町ロケットですが、まだまだ続編が読みたいので、池井戸潤さん、ぜひよろしくお願いいたします。

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まとめ

今回は2018年10月14日に放送されるドラマ『下町ロケット』の続編の原作である『下町ロケット ヤタガラス』のネタバレあらすじをまとめてみました。

ドラマでは、多少「ドラマならではの展開」が待っているみたいなので、原作を読んでいても十分に楽しめそうです。

個人的には、佃航平を演じる阿部寛が早く見たいです(笑)カッコいいんだよな~。

というわけで今回はここまで!

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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