こんにちはうさぎ♪です。
2018年1月5日から放送しているドラマ『女子的生活』
体は男、見た目は女、心も女だけど、女性が好きな「トランスジェンダー」な主人公が、手探りながらも理想の女子的生活を満喫するというお話。
テレビでたまたま見かけたのですが、「なんだこれ?すげえドラマだな・・」と見入ってしまいました。見た感じは普通のOLさんのドラマっぽいのに、内容が結構刺激的で、びっくりしました。
というわけで今回はドラマ『女子的生活』の視聴率から、評価・感想などをまとめてみようと思います。
ドラマ『女子的生活』の視聴率は?
1話 3.7%
2話 3.2%
3話 3.4%
4話 3.9%
平均視聴率 3.55%
<1月23日更新>
低い・・。内容は決して悪くないのに低い・・・。アンナチュラルとカリオストロの城のせいでしょうね・・。おそらく、次は上がるはず!
ちなみに、同じ時間帯での過去のドラマ視聴率を見てみましょう!
・『マチ工場のオンナ』初回4.2% 平均4.5%
・『この声をきみに』初回5.5% 平均4.0%
・『ブランケット・キャッツ』初回6.6% 平均5.52%
ドラマの出演者や注目度、内容によって視聴率にばらつきのあるドラマ枠ですね。
『女子的生活』は、かなり注目されているので、数字もよくなる可能性がありますが、どうなるでしょうね。
ドラマ『女子的生活』の評価・感想は?
では、どのような評価が寄せられているんでしょうか?
テンポがいい!軽快で面白い!
このドラマ、扱っている内容はセンシティブなもの(センシティブって言うことだってどうなのかと感じますが)なのですが、語り口が軽快なので、リラックスして見られます。そのあたりを評価している人が多いです。
「なんとなく見たらどんどん引き込まれていきました。キャスティングも良いと思います。なにより今の時代に合ったテーマですね。触れてはいけない世界という概念を払拭してくれて、とても良いドラマだと思います。テンポも良く次回の展開が楽しみです。」
「こんな役にありがちな、ケレン味も、誇張もなく、自然に、ごくごく当たり前のように、軽やかに存在してみせる、だから見ているこちらも、自分の中の偏見が削ぎ落とされて行くようで、心地よい。」
「面白かったです。 生きていく中の不安な気持ちとか孤独感とか、、、私はトランスジェンダーではないけれど、なんとなく共感できて、主人公を応援したくなりました。」
主人公であるみきが、自分の境遇を悲観することなく、むしろ全力で楽しんでやろうという意気が伝わってくるので、爽やかでした。逆にその爽やかさが切なかったりもしましたが・・。
設定が複雑で理解がむずかしい・・。
「体は男、見た目は女、心も女だけど、女性が好きな「トランスジェンダー」な主人公」とうい設定が複雑すぎてわからない!という意見がちょこちょこありました。主人公をどうとらえたらいいのか、戸惑っているような印象ですね。
「ちゃんとした作品だと思うけど。体は男性、心は女性、好きなのは女性のトランスジェンダーという設定は複雑すぎて少し理解できませんでした。」
「普通に男が好きな設定で良かったと思うんだけど、レズってのがややこしいな。」
「トランスジェンダーの方のことを知りたいと思ったけれど、設定が難しかった。女性が好きだけど、自分は女性になりたい?女性が女性を好きなのは分かったけど、この人、男性で・・・うーん、わからない。」
「主人公をトランスジェンダーにしないほうがいい。単に女装趣味の男性でいい。女装趣味で、可愛いもの、可愛い子が好きな男性だとしか見えない。」
演技が下手過ぎる!
このドラマを評価していない側で多かった意見が「演技が下手」というものが多かったです。若手の俳優さん女優さんが多かったせいか、そういった意見が多かったように思います。
「心の声が多すぎるせいなのか、終始グダグダでテンポも悪い。最後にももクロの人。演技下手すぎて驚きました。典型的な棒演技。」
「気持ちが芝居に乗ってないっていうか、泣いてる芝居にも悲壮感を感じないし…芝居で言えば、町田啓太の方が良かった。」
「設定的には面白いんだけれど、演技がな~」
志尊淳さんが男にしか見えない!
あとは、主人公のみきを演じている志尊淳さんが「男にしか見えない」という意見が多かった。もっと女性っぽくすればいいのに、という意見が目立ちました。
「シソン君、眉と眉間の骨隠した方が可愛くなるのに、なんでおでこ出してんのかな?男にしか見えないよ~」
「志尊君はとても綺麗なビジュアルですが、骨格や声ですぐに男性とわかりますよ。」
「でも志尊君、顔は可愛い女の子って感じが良く出てたけど、後ろから見た歩き方は男そのもの。わざとかなぁ。」
「男にしか見えない」という意見ですが、そうコメントしている人の中にも「もしかしたらそれも演出なのかも知れないけど・・」と感じている人も少なくありませんでした。
どこまで女性に近づけているのか、どこまで男性らしさを残すべきなのか、どっちが正解なのか、演出なのか雑なのか、判断が非常に難しいドラマですよね。
ドラマを見てみた、感想。
筆者も、実際にこのドラマを見てみました。その感想を書いてみたいと思います。
ドラマの感想を見てすごく感じたのが、このドラマの「とらえ方」そのものが、その人の持っている「性」というものに対するイメージ、「LGBT」というものに対する先入観を表しているのではないかと感じてしまいました。
ドラマを評価する人の中には「男性にしか見えない」という感想を持つ人もいましたが、女性の心を持っている場合、男性に見えてしまってはいけないのか、見た目も完全な女性にしないといけないものなのか、それだって本人の自由なわけであって人に強制されるようなものではない。
「設定が複雑すぎる」という意見を持った人も多かったみたいですが、設定も何も、実際にそういった「体は男性で、でも心は女性で、でも女性と付き合いたい」という人は実際にいるわけであって、「複雑」なんじゃなくて、そうなんだからしょうがない。
実際筆者も、ドラマを見た最初のほうは「やっぱり男性で、女性ではないな。ちょっと気持ち悪いな」という気持ちで見ていました。しかし、だんだんと主人公の語る事情を知っていくうちに、だんだんと魅力的なキャラクターに見えるようになってきました。
このドラマのいいところは、主人公のみきが、自分自身を認めて、前向きに戦っているところだと思いました。自分の感じていることをあけすけに語ってくれるからこそ、こちらもちょっとだけ理解することもできますし、共感できる部分もできてきたりして。
もし主人公が、後ろ向きになって自分を恥じていたりしたら、こんなに明るいドラマにならないんだろうなあと感じます。
もちろん、そういう部分を描くドラマや映画があってもいいと思いますが、このドラマ『女子的生活』は、限りなく明るく、ライトに、あくまで「楽しめるお話」として描くことで、このドラマにしかできない問題提起ができているんじゃないかと感じました。
そんな点が「すごいなあ」と感じました。
一見気軽に見られるのに、よく考えたら深かった、そういう作品が好きです。
まとめ
というわけで、今回はドラマ『女子的生活』の視聴率・評価・感想についてまとめてみました。
演技に関しては賛否両論あるみたいですが、このドラマについて「考える」ということそのものが、「LBGTについて考える」と同意義であるような、そんな不思議かつ、なかなかスゴイドラマだなあと感じています。
正直、こういった「複雑な性の人たち」の内情というか、心理を、もっと聞きたいなあと感じています。わからなかったら、理解しようもないですからね。
だんだんと「言わなくてもわかる」的な、旧来の日本のコミュニケーションの方法は、時代遅れになっているのかも知れないなあと痛感しました。ますます、人を分類することができない時代になってきてますけど、それって、もしかしたらいい事なのかも知れませんね。
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