こんにちはうさぎです。
2018年1月から放送開始のドラマ『アンナチュラル』
石原さとみさん主演、脚本は『逃げ恥』の野木亜紀子さんということ注目度も抜群ですね。
さて今回はちょっとした豆知識的な記事。
このドラマにて、石原さとみさんが演じる法医解剖医ってどんな職業で、なるにはどうすればいいのか、そして気になると年収なども調べてみようと思います。
日本には慢性的に「足りない」職業なので、なれたら重宝されるかも?
不自然死究明研究所(UDIラボ)は実在する?『アンナチュラル』 |
ドラマ『アンナチュラル』法医解剖医ってどんな仕事?
ドラマ『アンナチュラル』で主人公たちが就いている職業の名前が法医解剖医。
法医解剖医ってどんな仕事か調べて見ましたら正確には「監察医」というらしいです。
監察医とは、死因のはっきりしない遺体を解剖によって死因を明らかにするお仕事。行政解剖と言います。
もしここで事件性が出てきた場合、司法解剖に回されることになります。
主人公水澄ミコトは、死因のはっきりしない遺体を解剖によって明らかにするお仕事のようですね。
ただ、働いてる場所はやや特殊なです。
水澄ミコトが働いてるような場所は、日本にはない?
主人公水澄ミコトが働いているのは、「不自然死究明研究所(UDIラボ)
」
ドラマの法医学監修をされている先生、上村公一 先生(東京医科歯科大学)のコメントによると・・。
『アンナチュラル』は法医学の理想を形にしたようなドラマですね。
これまでも監察医や大学の法医学教室を舞台にしたドラマはありますが、今回の舞台のUDIラボは、警察庁と厚生労働省、全国の医大がネットワーク化されているという、公的かつ公正な死因究明のための研究機関。そこに新しさを感じます。
<中略>
UDIラボのように不自然死の情報を全国で共有できれば、病気や事故、自殺、虐待、中毒などの動向もわかり、対策にもつなげられます。広い意味で法医学が社会の役に立つわけです。
まさに、現実にはないけれど、あったらいいなと思えるUDIラボです。そこで働く登場人物たちが、警察のためでも遺族のためだけでもなく「ご遺体から真実を見つけ出す」という一貫した姿勢も好感が持てます。
出典:http://www.tbs.co.jp/unnatural2018/labo/
ドラマに憧れて「あんな場所でお仕事がしてみたい!」と仰がれる女子がたぶんいないと思いますけど、『アンナチュラル』にでてくる「不自然死究明研究所(UDIラボ)」みたいな施設は、現実にはないみたいです。
むしろ、脚本の野木亜紀子さんが「こんなのあったらこんなにいいよ!」的な理想像を提供してくれているものなのかも知れません。
日本の解剖率が世界的にも低い現在、待ち望まれている施設なのは間違いなさそうですね。
監察医になるにはどうすればいい?
さて、ドラマの中でかっこよくお仕事をされている水澄ミコトさんですが、彼女のように監察医として働くにはどのくらいのハードルを乗り越える必要があるのでしょうか?
そのためには、まずはサクッと医師免許を取得しましょう♪
まず難しい試験をクリアして大学の医学部に入学します。
そして入ってからも気は抜けません。いくつもの試験をパスし、さらに臨床実習もくぐり抜け見事に卒業したら、ようやく医師免許の試験を受け、合格したらめでたく医師免許取得です!
その後大学病院で研修を受け、そのあと大学の法医学教室(大学院)に進学するのが、一般的なルートみたいですね。
監察医の気になる年収は?
さて、頑張って監察医になりました!仕事はきつい!臭い!危険!のいわゆる3Kと呼ばれるものですが、年収はどのくらいなんでしょうか・・。
いろいろ調べてみた結果、平均して年収700~800万円というところが平均的みたいです。
平均的なサラリーマンと比較すればいいほうだと感じるかも知れませんが、同じ医師免許を持っている人と比較すると全然違います。
まず、勤務医の平均年収が1400万円。
そして開業医になると、うまくいけば平均2500万円くらいが相場みたいです。
あくまで相場で、平均的な数字なので、波はありますが・・・。
そう考えると、決して「高額」というわけではなさそうです。
中には「労働に対して給与が見合っていない」と感じ、不満を持っている監察医の方も少なくなうそうです。
きついし、危険だし、給料は安いしで、「監察医になりたい!」という人の数も自然と少なくなっているというのが現状みたいですね。
ドラマで描かれるのは、あくまで「理想」だけど・・・。
今回のドラマは、医療ドラマには珍しくちょっとコミカルな描かれ方をしているそうです。シリアスになりすぎずもっと気軽に、だけど深い人間ドラマが見られるように工夫されているみたいです。
しかも、主演を務めるのは石原さとみさん。あんな美人が一緒にいたら仕事に身がはいらなさそうですが・・現実は違いますよね。
ただ、脚本の野木亜紀子さんはこうコメントしてました。
発想のきっかけとなったのは、2012年から内閣府主導で行われた「死因究明等推進会議」です。先進国の中で最低の解剖率である日本の現状を変えるべく、厚労省・文科省・警察庁が話し合いを重ねるも大きな成果はなく終了。もしこのとき、死因究明に特化した公的な研究所が作られていたら…そんなifを元に、本企画はスタートしました。
出典:http://www.tbs.co.jp/unnatural2018/intro/comment.html
コミカルに、「笑って泣けて楽しめる」ドラマを目指すそうですが、その物語の中にも、きっと日本の現状では解決できない問題が浮き彫りにされると思います。
日本では、約8割の「原因不明」の遺体が解剖されないままに灰になっていくという現状があるみたいです。世界的にも遅れているそんな現状を、このドラマでどんなふうに問題提起してくれるのか、そのあたりもちょっと期待していたりします。
逃げ恥の時には本当に楽しませてもらった野木さんですが、今度のドラマも期待大ですね。
まとめ
今回はドラマ『アンナチュラル』でのお仕事「法医解剖医」のなり方から年収までいろいろと調べてみました。
お医者さんって、確かに給料はいいけど、絶対に今はやりの「ブラック」なんですよね・・。そうやってブラックな環境で働いてくれている人がいるからこそ、安心して暮らせる現代にひたすら感謝ですね。
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