[ゆとりですがなにか]柳楽優弥の演技が高評価!過去の挫折で成長?
こんにちはうさぎです。
現在放送中の宮藤官九郎脚本。岡田将生、松坂桃李、柳楽優弥の3人が主演しているドラマ「ゆとりですがなにか」の柳楽優弥さんの演技が好評ですね。
映画「ディストラクションベイビーズ」でも評価の高い柳楽さんですが、今回は柳楽さんの演技についてスポットを当てていきたいと思います。そして、彼の”演技”を形作ったであろう「過去の苦悩」についても調べてみたいと思います。
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ドラマ「ゆとりですがなにか」について。
1987年生まれ、今年29歳の主人公3人。通称「ゆとり世代」が、優勝劣敗の競争社会の中で、社会問題や恋愛に直面し、葛藤するドラマ。
大人気朝ドラ「あまちゃん」の脚本もつとめた宮藤官九郎による脚本のもと、コミカルにつづられる社会派のドラマですね。
主演は岡田将生、松坂桃李、柳楽優弥の3人。
ドラマ「ゆとりですがなにか」柳楽優弥の演技が高評価!!
柳楽さんの演技が絶賛されているツイートを集めてみました。
「ゆとりですが 面白すぎてやばい。演技うますぎて松坂さんも岡田さんも柳楽さんも大好き」
「ゆとりですが~の柳楽クンのまりぶがホントいいわぁ~・・好きな役者さんだとつい演技を意識して見てしまうけどまりぶの柳楽クンはそれがふっとんでる事がワタシの中で相当な出来事!!」
「ゆとりですがなにか いっきに見たけど面白すぎるわ。岡田将生と松坂桃李と柳楽優弥はやっぱかっこいいというか演技上手すぎ」
「ずっと観たかった「ゆとりですがなにか」を観た。細部にまで拘りが感じられて脚本が面白い。岡田将生の安定のヘタレ演技。松坂桃李の残念イケメン感。柳楽優弥のリアルチンピラ感。太賀の問題アリのゆとり後輩。安藤サクラもいいし字数が足りないくらいだ。3人はダメなんだけど愛おしい。人間だもの。」
「近い感覚を最近では朝ドラの「まれ」で、主人公のまれに想いを受け入れられなかった時の柳楽 優弥の演技が素晴らしくて嬉しくて興奮した。」
「柳楽優弥ほんとすごいよな〜〜演技めっちゃうまい」
総じてみんな高評価ですね!まあ、柳楽さんだけじゃなくて岡田将生さんも松坂桃李さんもいい評価が多いですね。
このドラマが3人にとって”ハマリ役”って言うのも理由の一つとして挙げられるかも知れないですね。
NEWSポストセブンにて、イケメン評論家の沖直実さんが柳楽さんの演技についてこう語っています。
「2004年の『誰も知らない』の頃は、目ヂカラとオーラで演じているところがありましたが、今は確かな演技力が加わっています。共演している岡田将生(26)さんと松坂桃李さん(27)は、まだ汚れていない透明感のある俳優ですが、柳楽さんはいい意味でドス黒さがあります。酸いも甘いも経験して、いろいろな苦労をしたからでしょう。どこか吹っ切れた感じがして、見ていて気持ちがいいくらいです。出典:NEWSポストセブン
「いい意味でドス黒い」(笑)
確かに、日本のテレビでよく見る俳優さんには、なかなかいないタイプの役者さんですよね。
ここでちょっと気になったのですが、”いろいろと苦労をしたからでしょう”と沖さんが語っていたところ。
柳楽さん、『誰も知らない』で一躍脚光を浴びたところまでは知っていましたが、そのあとのことはあまり記憶に無いなあ・・・。と思っていろいろ調べてみました。
今、各方面から絶賛されている柳楽さんの演技力は、もしかしたらその”いろいろと苦労”した過去にあるのでは?
柳楽優弥の”役者としての覚悟”を形作った、苦悩の過去・・・。
2002年、柳楽さんが12歳の頃、「友人がやっていて楽しそうだったから」という理由で芸能事務所「スターダストプロモーション」に応募。
最初のオーディションが映画「誰も知らない」だった。
そしてなんと、監督の是枝裕和に「目に力がある」と主役に抜擢!
すごいですね。こんなことがあるんですね。しかし、奇跡はこれで終わらない・・・。
2004年その映画『誰も知らない』が第57回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品、そしてなんと、当時14歳、史上最年少で男優賞を受賞するという奇跡が!!
初オーディション、初演技、初主演、初受賞、そしてのその賞がカンヌの男優賞!!これはおかしい!!環境が一気に変わりすぎです!!
そして、日本人初の快挙!!ということで、文化関係者文部科学大臣表彰を授与され、「TIME」誌アジア版で、なんとあの「イチロー」と共に「20人のアジアの英雄」に選出されるなど、一気に脚光を!!
しかし、演技は初心者。中身は普通の14歳の少年です。
『誰も知らない』の是枝裕和監督曰く・・。
オーディションをやってみて良かったのが、劇団出身者ではなく普通の子だった。第一印象が、目の印象が強くていい目をしているなと思った。映画では、芝居経験がない子どもたちなので、子どもたちには台本を一切見せず、撮影の朝に説明するだけ。カンヌで絶賛された現実に暮らす兄弟のような演技はそこから出た。
子役の演技を引き出すことに定評のある是枝監督の手腕が、柳楽さんを一気にスターダムにのし上げた。この時の受賞は、純粋に柳楽さんの演技が評価されたと言うよりも、是枝監督の手腕がすごかったということだったんですね。
その後、念に1本程度のペースで映画に出演していきます。
2005年『星になった少年 Shining Boy & Little Randy』主演
2006年『シュガー&スパイス 風味絶佳』主演
2007年『包帯クラブ』主演
どれも主演、しかし、演技の評価はあまり芳しいものではなかった様子(包帯クラブでの演技はいい評価だったみたいですが)。そして映画『シュガー&スパイス 風味絶佳』で共演したあの「沢尻エリカ」様にこんな風に言われていました。
記者に柳楽の印象を聞かれた沢尻は、 「ラブストーリーなんだけど、まぁ、共演者がアレじゃねぇ」とバッサリ。さらには、「まだまだ彼、子供だからぁ。話っていっても、そんなにないけれど、まぁ、頑張ってほしいな、これから」
出典:週間現代
ひどいなあ・・。沢尻エリカさん、本当にひどいなあ・・・。当時沢尻さん20歳、柳楽さん16歳・・。自分が16歳のときにこんなことを言われたら鼻から沢山血が出てしまいます。毛が沢山抜けてしまいます。
この発言がきっかけで(たぶん違うとは思うけど・・)柳楽さん、徐々に体調を崩すように・・。CM撮影や雑誌の取材など単発の仕事に絞りながら休養。
当事のことを振り返って柳楽さん、自分は天狗になっていた、あの頃の自分をぶん殴ってやりたいと語っていました。
そして2008年、安定剤を大量に服用して病院に搬送されるという事件が起きました。
「カンヌ俳優、薬100錠飲む、柳楽自殺未遂」と日刊スポーツで報じられる事態となりました・・。
後に、「家族との口論が原因で、自殺ではない」と自身のHPで発表していました。
そして2010年まで俳優業を休業することに・・。
この頃の柳楽さんのことをTBS系トーク番組「A-Studio」にて、鶴瓶さんが語っていました。
鶴瓶によれば、柳楽は2009年の妻・豊田エリーとの結婚後は仕事がほとんど無い状態が続き、家に閉じこもりっきりだったという。一日8食、寝てばかりの生活を続けた結果、身長174センチの柳楽の体重は一時は82キロにまで増加。この時の事を振り返り、柳楽は「自分が悪かったですね。『自業自得なことをしてたのかな』っていう、色々反省できた時期でした」と語っている。その後、25キロのダイエットに成功したものの、仕事に関しては変わらない状況が続いた。
2009年に女優の豊田エリーさんと結婚。そして収入の無い現状を打破するために、柳楽さんはアルバイトすることを決意します。最初にやったのが時給1000円の洗車のアルバイト。
そして居酒屋でもバイト。客に小馬鹿にされるように絡まれることもあったらしい。
しかし、柳楽さん、真面目に仕事に取り組み、豊田さんが満足するほどしっかり稼いでいたらしいです。
アルバイトをしながら、「もっと俳優として経験をつみたい!」と悔しく思っていたらしいです。
2010年、豊田エリーさんとの間に第一子が生まれます。
そして2012年、蜷川幸雄演出、村上春樹原作の舞台『海辺のカフカ』に主演をつとめることに。
久しぶりに役者の世界に戻って、演技が本当に好きだということを再確認した柳楽さん、そこから少しずつ役者としての経験を積み、現在に至ります。
柳楽さんを一躍スターダムにのし上げた是枝監督も、彼の人生を狂わせてしまった責任を感じて、しばらく会うのをためらっていたのだそうです。
また一緒にやりたいけど、「誰も知らない」を超えるものをやりたいから、今はオファーしない、そんな風に語っていたそうです。
今まで知らなかったけど、いろいろとあったんですね。
それでも、ある意味”どん底”のその経験が、現在の柳楽さんの演技力に結びついているのかも知れませんね。いや、確実に生きているはず!!
それにしても、ものすごい経験をされていたんですね。
まとめ
5月21日に公開される映画『ディストラクション・ベイビーズ』にて、若手俳優を代表して「世代交代です!」と堂々と宣言していた柳楽さん、役者として生きていく覚悟があるからこそ、出てきた言葉なのかも知れませんね。
とにかく、魅力的な役者さんですね。これからの活躍に期待です。
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