こんにちはうさぎ♪です。
人気ゲーム「ファイナルファンタジー14」を題材にしたブログが元になったドラマ『ファイナルファンタジー14光のお父さん』が今年4月に始まりますね。漫画原作のドラマはたくさんありますが、ゲームの”ブログ”が元になったドラマはこれがはじめてなんじゃないでしょうか?
このドラマ、俳優さんたちが演じる現実世界と、ゲームのキャラクターが演じるゲーム世界と二つの世界が入り混じっているのですが、ゲームのキャラクターも、ちゃんと演技をしているんです。
今回はドラマ『ファイナルファンタジー14光のお父さん』のゲームキャラクターの演技についていろいろまとめてみました。思いがけないような苦労があったみたいですね。
ゲームキャラクターの演技が意外と大変?
このドラマ、現実の俳優さんたちが演じる「現実世界」とゲームキャラクターが演じる「ゲーム世界」と二つの世界を行き来してドラマが進行していくのですが、現実の俳優さんならば当然普通に演技できますが、ゲーム内のキャラクターはどんな風に演技をしているのでしょうか?
この「ファイナルファンタジー14」はいわゆる「オンラインゲーム」というゲームで、ネットでつながった相手と一緒に遊ぶことができるというゲーム。ゲーム内で仲良くなった相手とフレンドになり、一緒に冒険を楽しむことができます。
ネットでつながった「相手」がいるということは、もちろんコミュニケーションの必要性が生まれてきます。そこで必要になるのが、キャラクターの表情やしぐさを表現する「エモート機能」(ファイナルファンタジー14ではそう呼ばれています。)
相手に何かをしてもらってうれしいときは「よろこび」や「ありがとう」などのしぐさを使って、相手に気持ちを伝えることができるのです。
もちろん、キーボードを使用して文字入力でのコミュニケーションも可能なのですが、この「エモート」があると、コミュニケーションが何倍にも楽しくなります。
また、最近のオンラインゲームでは、カメラ機能を使用してフレンドと記念撮影をすることもできるので、その時のポーズをとるときにも使えます。
このドラマの元になったブログ『一撃確殺SS日記』でも、主人公キャラのいろんな表情にセリフをつけることで、表情豊かで楽しいブログに仕上がっています。
一撃確殺SS日記
このドラマのすごいところは、ゲーム内のパートで、キャラクターの表情や口パクを、実際にゲームで行うことのできる「エモート機能」で表現しているところなんです。
声はもちろん声優さんがあてていますが、そのセリフの長さを見越して口パクの長さを変えたり、タイミングを合わせたりといろんな苦労をされたみたいです。
また、当然視線の向きも重要で、これがキャラクター全員まっすぐ見ていたりしたらすごく不自然なので、いろいろと工夫をして視線の向きもコントロールしていたみたいです。
詳しくは、ドラマ化までの経過を詳しく書いてあるブログ『光のぴぃさん』に書いてあります。
ゲームなのに「天気待ち?」現実と変わらないロケ現場での苦労・・・。
ゲームパートでの撮影での苦労は演技だけでなく、このゲームの中での「天気」や「時間」などにもかなり苦労をしたそうです。
この「ファイナルファンタジー14」では、時間の経過によって朝昼夜と変わっていきます。現実世界よりはかなり早いペースで時間は進んでいきますが、撮影が思うようにいかなかった場合、昼に取りたいのに暗くなってきたりなど、現実の世界と変わらない苦労があったそうです。
そしてこのゲームには「天候」という要素もあり、晴れ、雨、曇りと天候までその日によって変わってくるのです。
そうなると、時間の制約もあるし、天気の制約もある。撮影をしたいのに天気が雨になってしまってできず、その日は撮影中止になったりしたこともあるそうです。
苦労はこれだけではなく、あえて実際に稼働しているゲームの中での撮影だったので、一般の人もプレイしている間で撮影をしなければならず、現実と同じように人払いをしたり、勝手に出てくるモンスターを追い払ったりという苦労もあったみたいです。
しかし、わざわざこんなことしなくても、ゲームの発売元である「スクエアエニックス」に協力してもらえば、天候や時間のコントロールや、モンスターを消したりするなど、簡単にできそうなのに、なんでわざわざこんな面倒なことをするんだろう。
そこには、監督のある「こだわり」が隠されていたのでした。
あえて「いつもの世界」で撮影する!監督のこだわり。
じつは、このドラマのゲームパートを撮影するにあたり、監督の山本清史監督が、スクエアエニックスから「テストサーバーで撮影しますか?」という協力を断っていました。
テストサーバーで撮影できるなら、天候も時間も自由自在だし、人に邪魔されることもない、撮影はものすごく簡単にできるのに・・・。
しかし、監督はあえて「ユーザーができる範囲での撮影にこだわりたい」と協力を断ったらしいです。
このドラマ、テーマは「親子の絆を取り戻すお話」ではありますが、実は「オンラインゲーム賛歌」でもあり、実際にユーザーができる範囲で撮影をすることで作品にも魂が入るんだ!というこだわりを持って撮影をしていたらしいです。
「神は細部に宿る」とよく言いますが、映画やドラマでも「こんなところ誰が見るんだ?」というところも、よく見たら練りに練って作られていたりしますが、いい作品って、目に見えない部分にもこだわりがあるものだったりしますよね。
このゲームパートも、あえてハードルを課して難しくすることで、画面に「魂」と宿したいと思ったのでしょう。
にしても、あえて難易度を難しく設定して挑戦する。これって、ゲームの楽しみ方そのまんまじゃないかと感じました。
自身もオンラインゲーマーである山本監督だからこそ、そういうところにこだわりたかったんでしょうね。
まとめ
今回は、ドラマ『ファイナルファンタジー14光のお父さん』のゲームパートの撮影、演技に関して調べてみました。
ドラマにゲームの画面がでかでかと映り、キャラクターが実際に演技をするという画期的なドラマなので、どんな仕上がりになっているかがすごく楽しみなのですが、ここまでこだわりぬいて作られたとわかると、見る楽しみが2倍にも3倍にも感じられてきますね。
放送が待ち遠しいですね。
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