こんにちはうさぎ♪です。
2017年夏ドラマの情報が少しずつ公開されていますが、今期も面白そうなドラマが多数ありますね。どれを見るか迷ってしまいますが・・・。
今回は、今まで何回もドラマ化されてきた、松本清張原作の『黒革の手帳』の2017年度版について。今回の主演は歴代最年少の武井咲!演技に関してはいろいろ言われている彼女ですが、ここで汚名返上となるのか?
今まで何度もドラマ化されている『黒革の手帳』ですが、歴代の主演女優、キャスト、視聴率などいろいろと比べてみようと思います。
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黒革の手帳、原作小説はどんな物語?
基本の設定はどの年代のドラマもほとんど同じですが、時代に合わせたマイナーチェンジが多数されています。
もともとの原作のあらすじは、ある銀行の女性行員が、その立場を利用して銀行から7568万円もの大金を横領、その大金を元手に銀座のクラブのママになってそれからいろいろ大変!というお話ですが、いつの年代のドラマ版も共通しています。
この原作小説は、1973年に起きた「滋賀銀行9億円横領事件」が元になっているのではと言われています。
時代も変わりましたが、今回の2017年度版では、どんな手口で大金を横領するんでしょうか?そのあたりが個人的に楽しみです。
原作『黒革の手帳』主要登場人物まとめ。
大体の登場人物も共通していますが、原作の登場人物を簡単に説明すると。
・原口元子・・・物語の主人公。銀行員だったが大金を横領して銀座にクラブをオープン。その後夜の世界で暗躍していく。
・山田波子・・・元子に拾われて夜の世界に入るが、つい調子に乗って元子を裏切ることとなる女。歴代のこの役は「セクシー枠」といっていいくらい、色っぽい女優さんがキャスティングされています。その時代の「セクシー代表」は誰なのか?
・橋田常雄・・・進学予備校『橋田医学進学セミナー」の理事長。元子に騙されて料亭を手放すことになるかわいそうな男。いや、かわいそうじゃないか。歴代、ちょっと情けない男役です。
・楢林謙治・・・楢林クリニックの院長。妻の療養をいいことに看護師と不倫しているけしからん男な上に、元子の店の波子に入れあげているダメ人間。歴代の「知的で、ちょっとスマートな悪人」なイメージの人が演じています。
・中岡市子・・・楢林の愛人、20年来楢林に尽くしてきたのに、裏切られて、元子と協力関係に!
・安島富夫・・・政界のフィクサー長谷川のもとで働く秘書。元子を助けようとするが、そのために人生を狂わされることになるかわいそうな人。歴代の「男前枠」その時代の色男がこの役を演じることが多いです。
・長谷川庄司・・・政界のフィクサー(総会屋)政財界にすごい影響力を持っていて、とにかく悪い奴。悪人。安島には期待しているので、可愛がっているが・・。この役はとにかく「権力で肥え太った悪人」という風情の人が演じることが多いです。
だいたいこの7人がメインキャスト。歴代、このキャストがそれぞれの年代によって入れ替わってきます。その年代を反映するようで、見ていて楽しいです。
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何度もリメイクされた名作『黒革の手帳』
この小説、ドラマ化されるたびに評判がよく、今まで何度もキャストを変更してリメイクされています。
・1982年
全6回の連続ドラマでした。主演は山本陽子。最近では木村拓哉さん主演の映画『無限の住人』にも出演するなど、息の長い女優さんです。この写真はドラマのもの。すごくきれいな女優さんですね。
出典:http://kikisrandomthoughs.blog63.fc2.com/blog-entry-746.html
元子の相手役となる安島には田村正和さん。男前枠ですね。
出典:http://kikisrandomthoughs.blog63.fc2.com/blog-entry-746.html
現在でもとても魅力的な俳優さんですが、若いころもこんなにかっこよかったんですね。
元子のお店で働く、のちに元子を裏切ることになる波子役には萬田久子さん、セクシー枠ですな。
出典:http://myfavoritetopics.net/archives/1085
当時の萬田久子さんです。当時から今と変わらなう雰囲気を醸し出してたみたいですね。
橋田恒夫はハナ肇さん、楢林理事長は三国廉太郎、長谷川庄治は小沢栄太郎さんがキャスティングされていました。
・1984年
全37回 13時30分からの30分ドラマ、昼ドラの時間帯に放送されていたんですね。TBS『愛の劇場』枠での放送でした。主演は大谷直子。「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」にも出演されている、これまた息の長い女優さんです。
安島には潮哲也、波子は奈良富士子、橋田常雄 に梅津栄、長谷川役は武藤英司。
時間帯がお昼なので、キャスティングも「昼ドラ」っぽい雰囲気ですね。
・1996年
全1回 スペシャルドラマとしての放送。主演は浅野ゆう子。前作から12年も経過してますね。
相手役の安島は美木良介さん、あのロングブレスダイエットのあの人です。
元子のお店の波子役は田中美奈子さん。
出典:https://blogs.yahoo.co.jp/urbigfatmom/16431637.html
田中美奈子さん、今も変わらずお美しいですが、当時はバリバリバブリーですね。
ベッドインを彷彿をさせますね・・・。
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橋田常雄役にはケーシー高峰さん。 長谷川役に 久米明さん。楢林謙治は平幹二朗さんです。
・2004年
全7回 木曜日21時の連続ドラマとして放送。主演は米倉涼子。
波子役には、釈由美子さんがキャスティングされてますね。
安島には仲村トオルさん。橋田常雄役は今までのイメージとはちょっと変わって柳葉敏郎さん。
長谷川役に 津川雅彦さん。楢林役には小林稔侍さん。
このシリーズはなかなか評判がよく、翌年にスペシャルドラマとして復活しています。米倉さんは当時29歳でしたが、見事な貫禄の演技を見せていましたね。
・2017年
これが今回のドラマです。前回から約12年も経過してるんですね。
主演に武井咲さん。米倉涼子さんは同じ事務所の先輩ということですが、今回の役、武井さん自身かなりプレッシャーに感じているみたいです。
そして、元子とちょっといい感じになる安島役には、江口洋介さん!、確かに男前ではありますが、年の差がパねえっス。まあ、議員秘書っていう設定なんだからしょうがないのか。
元子のライバルになっていく波子、セクシー枠ですが、仲里依紗さん。これは文句なし!雰囲気も演技力も、まさにハマり役!
元子にしてやられる上星ゼミナール理事長、橋田常雄役には高嶋政伸。情けない役柄も似合いそうなので、こちらもハマり役!
楢林クリニック院長には、奥田瑛二さん。悪役が非常によく似あう俳優さんですね。
楢林の20年来の愛人である中岡市子を演じるのは、高畑淳子さん。
そして、政財界のフィクサー長谷川を演じるのが、伊東四朗さん。こちらもかなり悪役の似合う俳優さんです。
こうしてみてみると、かなり豪華なキャスティングですね。
今まで何度もリメイクされ、それぞれにヒットを飛ばしてきた作品なだけに、なおさら主演の武井さんにプレッシャーがかかりそうですね。さて、数字はどんなふうになるのか?
『黒革の手帳』歴代の視聴率は?
さて、今度は視聴率を見てみましょう!今までのリメイクは、1984年のTBS版以外は全部「テレビ朝日」が制作しているので、テレビ朝日的にもキラーコンテンツ投入といったところでしょうか。
1982年度版 平均視聴率17.4% 最高視聴率18.6%
1984年度版 こちらは数字が不明ですが、お昼の時間帯に放送されていたので、そもそも比較ができませんね。
1996年度版 申し訳ありませんが、調べてもわかりませんでした。トホホ。
2004年度版 平均視聴率15.7% 最高視聴率17.7%
ちなみに2004年の同じクールで一番視聴率がよかったのが、織田裕二さん主演の「ラストクリスマス」平均視聴率21.62% 最高視聴率25.3%でした。月9です、月9。昔は強かった。
2004年のこのクールのドラマ全体の平均視聴率がだいたい13%前後だったので、まあまあのヒット、といった視聴率だったみたいですね。しかしそのあとスペシャルドラマも作られているので、評判的にはよかったみたいですね。
2017年冬クールの平均視聴率が9%前後なのを考えると、とりあえず10%を超えられれば御の字といった雰囲気。
さて、低視聴率女王のレッテルをあられつつある武井咲さんですが、この作品で汚名返上なるか?
武井咲さんが出るドラマの視聴率が低いって、本当?調べてみた。
まとめ
今回は、ドラマ『黒革の手帳』の歴代キャストや視聴率を見てみました。
キャストがそれぞれの時代を反映していてとても面白いですが、今回は最年少での主演となる武井咲さん。銀座のクラブのママ、完全無欠の悪女という難しい役をどこまで演じ切ることができるのか、ぜひ頑張ってもらいたいですね。
お話的には面白いのは間違いないうえに、若い子向けのドラマでもないので、武井咲さんがオジサマ、オバサマの心をつかめるかどうかが、このドラマのヒットにかかっているのではと思います。
いろいろ言われるだろうけど、武井さん、頑張れ!今度こそ視聴率で、世間を見返してやれ!
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