上川隆也の演技力が高いと評判!
2015年1月24日に放送したドラマスペシャル『最後の証人』の続編として、上川隆也さんが志田未来と初共演するドラマ『検事の死命』がこの冬、放送されます。詳しい日時がわかり次第報告いたします。
日本テレビのドラマ『エンジェルハート』の主役、冴羽獠(さえば りょう)を演じたことで、その演技力、役に対する熱意が一般の視聴者にも認知され、今では”演技派”俳優として広く、好意的に受け取られている上川隆也さん。原作のファンも納得させたその演技力の高さ。その秘訣はどこにあるのでしょうか?
今回は、上川隆也さんの俳優になるきっかけから、共演者さんのコメント、役に対する熱意が垣間見えるコメントなどを掘り下げていこうと思います。
ドラマ『検事の死命』あらすじと出演者まとめ。上川隆也、志田未来のコメントも・・。
上川隆也さんプロフィール
上川 隆也 (かみかわ たかや)
生年月日:1965年5月7日(50歳)
出生地:東京都
身長:174 cm
血液型:A型
配偶者:既婚
事務所:ゼロライトイヤーズ
学生時代アルバイトで劇団に、演技の面白さに気づき演劇集団キャラメルボックスに入団。NHKドラマ『大地の子』の主人公・陸一心役に抜擢され、第4回橋田賞新人賞を受賞する快挙!1997年、映画『東京夜曲』で第21回日本アカデミー賞 新人俳優賞を受賞。2009年に演劇集団キャラメルボックスから退団。同年元舞台女優さんと結婚。
プロフィールを見てみて驚いたのですが、現在50歳・・。50歳?若い!若すぎる!!そして44歳のときに当時25歳の元舞台女優さんと結婚されてますねえ。19歳も年下ですねえ。男前に年は関係ありませんか・・・。そうですか・・・。このあたりはまた追って調べてみましょう。うーん、19歳年下・・。うーん。
”芝居はおもしろい”上川隆也さん、俳優活動の原点・・・。
上川隆也さんは中央大学経済学部を中退しています。当時は特に何をしたかったでもなく、とりあえず大学に籍をおいて、そこから自分のやりたいことを模索していたという話ですが、学生当事やっていた”アルバイト”が上川さんの心を動かしました。
全国の小中学校を回る劇団のアルバイトをしていた上川さん。アルバイトだったのですが、舞台にも立っていたのだそうです。
その際、全国の子供たちのダイレクトな反応に触れ、その面白さから役者に目覚め、演劇集団キャラメルボックスへ入団することになります。
「おもしろいことがしたくて芝居をはじめた」とナインティナインの番組で語っていましたが、その”面白いこと”の原点は、こんなところにあったんですね。
NHKドラマ『大地の子』の演技で注目を集める。
キャラメルボックスに入団してから、こつこつと舞台で経験を積み、注目を集めることになったのは、NHKドラマ『大地の子』
どうやら、かなり過酷な環境でのロケだったらしく、初の大役、しかも膨大な量の中国語の台詞。「もし今同じことをと言われたら、環境はさておき中国語の膨大なセリフをこなす自信がないです。自分でもなんでできたのか不思議ですから(笑)」と語るほど・・。当事はこれが大変だとか、難しいとか、比較する対象がなかったため、とにかくやりきるしかなかったと語っています。
「それまで役者は“おもしろいからやっている”もので、生業にしようなんて自覚はなかったんです。そんななか『大地の子』の依頼をいただき、中国語のレッスンをしている間に撮影が始まりました。そこでいきなり仲代達矢さんをはじめ素晴らしい方々の芝居を目の当たりにして衝撃を受けました。僕が芝居を一生やりたいと思った初めての瞬間でした」上川隆也が語る山崎豊子原作『大地の子』の思い出
それまでは「面白いから」だった俳優活動が、この作品を期に、「一生やりたい仕事」に変わったわけですね。
その苦労の甲斐もあり、この作品で第4回橋田賞新人賞を受賞することになります。ちなみに橋田賞はあの「わた鬼」の橋田壽賀子さんが理事を務める「橋田文化財団」により創設された賞だそうです。
この時、自分の役者の”原点”についても言及されていました。
「原点という意味では『大地の子』で共演させていただいた、仲代さんと朱旭(チュウ・シュイ)さんの現場でのたたずまいかもしれません。終始穏やかで待ち時間はみんなに笑いを提供し、芝居に入ると重厚なお芝居をされる仲代さん。朱旭さんは一緒にいることですごく安心感があった。追いつけないその背中を、僕は今も追いかけているのかもしれません」 上川隆也が語る山崎豊子原作『大地の子』の思い出
俳優さんのインタビューなどを見ていると、若手のときに共演した大物の俳優さんに影響を受けていることが多いみたいですね。やはり、本物を目の当たりにすると、オーラとか、すごいんでしょうね。大物って・・・。
「仲代さん、朱旭さんは言葉にできない、とてつもない俳優でした。富士山を間近で見たときの理由のない感動と同じ。あの山に登りたいとか、あの山になりたいとすら思わされない。演技、風格…すべてです。これが、僕のずっと先にある役者の姿なんだ。役者の道をたぐっていくと、もしかしたら、あの2人の域に行けるかもしれない」。インタビュー<日曜日のヒーロー>
この役でようやく飯が食えるようになった上川さん。この役がなかったらそのあとどうなっていたかわからないと語っています。それくらい上川さんにとってこのドラマの存在は大きかったようですね。
上川さんの演技に対する姿勢。
上川さんはどんな気持ちで役に取り組んでいるのでしょうか?
お芝居に生きるということを天の采配ではないけど、与えてもらったような気がします。だからこそ、芝居には真摯(しんし)に向かっていかないといけないと強く思うんです。芝居について語る権利も、僕にはないと思うくらい。でも、俳優は僕の背骨です。なくなったら立っていられません。僕は芝居をしているからこそ、この世にいていいと思えるんです。僕が僕以外の何かと接するのは芝居があってこそ。芝居の魅力も、魅力とかというのでは既になく、これ有るが故に我有り。これしかできないということでもありますが(笑い)」。インタビュー<日曜日のヒーロー>
また、ドラマ『エンジェルハート』でのインタビューでも、こんな風に語っていました。
冴羽獠のイメージを一度作ってもそこに落ち着くのではなく、どうしたらより冴羽獠という役になっていけるのかをいつも考えて過ごしています。この作品のことを考えない日はないですね。こうした作業は刺激的で楽しいです。上川隆也、冴羽の役作りを「考えない日はない」と告白『エンジェル・ハート』放送スタート
インタビューなどを見ていると、上川さん、非常に淡々とされていますね。何年後にどうなりたいとか、どういう役者さんを目指すとか、そういった”大きな目的”みたいな考え方がなくて、ただ黙々と、目の前に来た”機会”に真正面から取り組む。「芝居が面白いから」という原点から離れずに、とってもマイペースにすごされているみたいですね。
上川さんの私生活を知る知り合いからは「殺伐たる大地のように見える」といわれているようですし(笑)ストイックというより、ものすごいマイペースといった印象ですね。
上川さん、共演者からの”評判”は?
そんなマイペースな上川さん、共演している俳優さんからはどんな風に思われているのでしょうか?docomoのケータイ専用放送局『BeeTV』で視聴できる連続ドラマ「サヨナラの恋」で共演した相武紗季さんはこんな風に語っておられました。
「上川さん、若いですもんね! だからか、上川さんが大人っていうより、一緒に作ってくれている感覚で、『話が合わなくてどうしよう』とか、そんな感じではなかったです。でも、ちゃんと見守ってくださっていて、いつも穏やかな空気が流れていました。ずーっと面白いことを言ってくれてみんな笑っているので、すごく明るい現場になりました」「サヨナラの恋」相武紗季インタビュー 共演者の田中圭とは「あまり関わらないようにしてました(笑)」
また、「劇団☆新感線」の舞台『蛮幽鬼』で共演された稲森いずみさんはこうおっしゃっていました。
お芝居が好きな方なんだろうな、というイメージは持っていましたが、そこはイメージどおりでしたね。本当に楽しそうで。もちろん、苦しんでらっしゃった部分もあるんでしょうが、それを全く見せないんです。余裕を感じましたし、エネルギーをいただきましたね。『蛮幽鬼』上川隆也×稲森いずみ 舞台に立つ“覚悟”と舞台裏の意外な“素顔”
いろいろ見ていると、上川さん、現場では「面白いことを言って、場空気を和ませる」人らしいです。劇団の人からも「ツッコミ星人」と呼ばれるほどツッコミが上手いらしく、ナインティナインの番組でもその「ツッコミ」を惜しげもなく披露していましたね。
まとめ~ひたすらマイペースな上川さんでした~
いろいろ調べていくと、やはり上川さんは「マイペース」という言葉がよく似合いますね。与えられた役のことをいつもなんとなく考えていて、決して器用な人ではないのかも知れませんが、その分変な力みがなくて、周りを和やかにしてしまうのでしょう。
これからも出演する作品が増えそうですが、淡々と演じていくんでしょうね。
「役者は自分の背骨」と語っていましたが、いつも頭の中は役のことでいっぱいなんでしょうね。
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