『健康で文化的な最低限度の生活』3巻コミックネタバレあらすじ

2018夏ドラマ
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こんにちはうさぎ♪です。

2018年7月からフジテレビで放送される火曜21時のドラマ『健康で文化的な最低限度の生活』

 

同名のコミックスが原作のドラマで、主演は吉岡里穂さん。『きみが心に棲みついた』では、精神的なハンデを抱えつつ頑張って働く女子を演じて高評価でしたが、今回もハマり役になりそうな予感です。

 

さて今回はこのドラマの原作、3巻のネタバレあらすじを書こうと思います。

ちなみに、2巻のネタバレあらすじはこちらです。

『健康で文化的な最低限度の生活』2巻コミックネタバレあらすじ

 

 

 

 

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18話 関係

 

欣也くんはあの一件以来、家を出がちではあったが、時々は家に帰るようになっていた。

 

そして、日下部さんとの面談当日。もうすぐ欣也たちが福祉事務所にくるころだったのだが、そのことについて悩んでいたえみる。欣也の「自分がバカだから罰金とられる」というセリフを聞いたえみるは、ルールについていろいろと説明をして、その誤解を解きたいと思っていた。

 

先輩の半田には、「それも大事だけど、もう一度福祉事務所に来てもられるようにすること」も大事だと伝えられた。何かしらの「関係」を作っていくことが大事だと。

 

欣也くんにも一緒に来てほしいと伝えておいたが、実際に来るかどうかはわからなかった。結果、日下部さんは、息子の欣也君と一緒に事務所に来てくれた。来てくれた欣也を見て、涙ぐんでしまうえみるだった。

 

来てくれた日下部親子に対して、生活保護の基本的なルールなど、基本的なところから説明を始めたえみる。できるだけわかりやすく、丁寧に説明していった。

 

そして、重要な書類について。収入があった時に「申告をします」という約束を書いた確認書に、欣也くんの自筆のサインがあることを説明するえみる。この書類があるから、欣也くんのバイト代を返さなくてはならなくなっていると。「知らなかった」では済まされなくなっていると。

 

欣也の母さとみは、自分が特に説明も確認もしないままサインさせたことに関して「これ、お母さんが悪いね」と悔しそうにつぶやいた。それを聞いた欣也も、言葉にはしないが、悔しそうに目を閉じるのだった。

 

 

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19話 これから

 

押し黙る二人に対して、これからの具体的な返済計画を話そうとするえみる。
母さとみは、児童扶養手当のお金を全額返済に当てようとするが、先輩の半田は「あまり無理すると後々苦しくなるので、無理のない範囲で行きましょう」とたしなめる。それよりも、まずどのくらいの金額を返済しなくてはならないのか、具体的に確認したほうがいいとアドバイスをした。

 

欣也の働いていた寿司屋から渡されたはずの給与明細があるかどうかを聞くが、欣也は押し黙ったまま答えない。もし明細が無いとお店に聞かなくてはならない。そうすると生活保護を受け取っている事を知られてしまう。なんとかもう一度もらってきてくれればと頼むのだが、相変わらず押し黙っている欣也だった。

 

「私達が、欣也くんをいじめているように感じますか?」押し黙る欣也に対してえみるは説明をはじめる。生活保護を受けている高校生を応援する制度があることや、バイト代の貯金ができること、免許の取得費用の扶助、それ以外にも、たくさんサポートする制度があること。

 

そして思い出したようにえみるは「私も欣也くんを応援したいと思っているんです。以前路上ライブですっごく輝いている欣也くんを見て・・・」

 

それを聞いた欣也「見てたんすか」と初めて反応を返した。しかし、また押し黙ってしまったのだった。路上ライブで輝いていた欣也だったが、ギターは先日、欣也自身が壊してしまったことを今思い出したえみるだった。

 

日下部親子が帰り、えみるはまたよけいな事を言ってしまったと反省していた。

 

欣也がギターを壊してしまったのも、自分の説明不足が原因だったんだと自分責めていた。それを聞いていた先輩の半田は「えみるの話は彼の耳に入っていた。全く関係がなければ人はもっとシャットアウトするから、今日はこんなモンで上出来だ」と励ますのだった。

 

福祉事務所からの帰り道、日下部欣也は母に対し、返さなくてはならないお金を自分も働いて返すと言った。欣也の学校はアルバイトが禁止されていたから安心していた母だったが、一緒に頼みに行こうと二人で並んで歩いて行った。

 

仕事からの帰り道、えみるは、自分が高校生のときはもっとのほほんとしていたなと思い出した。今回の欣也くんの厳しい現実を考えると胸が痛んだ。

 

自分がしっかりしていないと、担当している人たちに迷惑がかかることになる。関係を続けていくことをがんばろうと感じたえみるだった。

 

 

 

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20話 夏の終わり

 

えみるは、欣也が壊してしまったギターの代わりを探していたのだが、係長の京極に「使っていないギターがあるから持っていっていい」と言われる。そのかわり徴収をきっちりしろと念を押されたのだった。

 

新人の他の4人もそれぞれ、仕事にも慣れてきていた。

 

えみるは、欣也が働く寿司屋にランチがてら様子を見に来ていた。成績が下がらないことが条件だと言うことでアルバイトの許可が降りていた欣也。えみるも調子にのって勉強を見るなどと豪語してしまっていた。

 

その日は、福祉事務所で飲み会が行われていた。おなじく新人の栗橋は学習支援のボランティアで忙しく、飲み会には来られなかった。

 

学習支援が終わり、家路につく栗橋、まだ間に合うかもと携帯をのぞき込むと、飲み会で完全に出来上がった職場の面々の写真が送られてきていた。栗橋は、家に帰ることにした・・。

 

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21話 ミス実施要領

栗橋千奈は、小さい頃「こぶとりじいさん」のお話を読んで釈然としない気持ちになっていたことを思い出していた。結局「心が狭い」とされる悪いおじいさんは、踊りが下手だったから、ノリが悪かったからひどい目にあったのか・・。結局世の中、ノリが良いほうが得なのかと・・・。

 

何事も計画通りに進める栗橋に反して、えみるはすべてが行き当たりばったりだった。栗橋も疲れているためか、えみるのその「いい加減な性格」が目についてイライラしてしまうことが多かった。

 

そんな折、栗橋の担当する尾崎さんという人が、糖尿病なのに病院に行っていないという報告が入る。仕事の予定が詰まっている中イライラしつつも訪問すると、尾崎さんにめんどくさそうに対応される栗橋。

 

その後も尾崎さんはなかなか診察に行こうとしないので、今度は福祉事務所に呼び出すことに。
指示書を出して肥後の打ち切りを匂わすこともできたのだが、以前、字が読めない中林さんに対して事情も知らずに指示書を出した過去があったので、今回はためらっていた。今回はきちんと話を聞こうと思っていた。

 

呼び出した当日、やはり担当の尾崎さんは現れない。そうこうするうちに会議が始まってしまい、栗橋は席ち、会議に参加することに。

 

すると、遅れて尾崎が事務所に訪れた。そこに居合わせたえみるが代わりに話を聞くことになった。

 

栗橋が会議から帰ってみると、ついさっきまで尾崎さんという方が来ていたとえみるが伝えてきた。

 

えみる曰く、どうやら尾崎さん、病院の受付の女性にラブレターを渡してしまい、そこから気まずくて行きづらくなってしまっているらしい。病院を変えてほしいと泣きごとを言っていたらしい。

 

それをえみるから聞いた栗橋はショックを受けていた。あんなに心を閉ざしていた尾崎さんの話を、そして病院に行かない理由すらも聞き出していたえみるに対して「全然笑えないから!」とその場を立ち去ってしまう栗橋だった。

 

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22話 家族というもの

休日。えみるは親からの長話を適当にやり過ごしつつ、出かける準備をしていた。

 

待ち合わせの公園に行くと、友人の咲と久しぶりに再開する。

すると、咲から結婚することになったと聞かされる。姙娠したのが理由らしいが、自分の母親はあまり喜んでくれていないらしい。父親と母親がうまく行っていないこともあるが、咲だけが幸せになってしまうのが許せないのではと感じていた。

 

その反面、自分の家庭は居心地のいいものにしたいと考えていた咲なのだった。

 

福祉事務所には、家族を持たず、誰とも縁のない人も多数訪れるが、家族の作った借金が元で苦労をしている人も多数やってくる。家族もいたらいたでいろいろとやっかいなのかも、そんなふうに感じているえみるだった。

 

そんなある日、ある見知らぬ男性が福祉事務所を訪ねて来ていた。なぜか気になったえみるだった。

 

 

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23話 扶養照会

面接員の沢尻が、あたらしい生活保護相談の面接をしていた。水原律子64歳。勤務先の社員が横暴で、そこをやめてしまってから生活に困窮していた。

 

今までの生活歴を簡単に質問したあと、家族の詳しい情報を書くように促した。扶養できる家族がいるかどうかを調べるためだった。

 

生活保護の申請を受けると、福祉事務所はその人の資産、収入、申請に至る経緯、健康状態、生活歴、扶養義務者の状況などを調査して原則2週間以内に保護を開始するかを決定して本人に通知しなくてはならない。

 

この水原さんに、もし息子など不要できる人間がいた場合は、可能な限りそちらで面倒を見てもらうことを優先させる。「保護の補足性」という言葉があり、生活保護は、あくまで「生活の足りない部分を補うもの」であって、他に頼る宛がある場合はそちらを優先して受けることになる。

 

申請を受けた水原の担当をすることになったのが、新人の桃浜だった。

本人に面接をして話を聞いてみると、どうやら音信が途絶えている息子がいるらしい。桃浜が調査をしてみると、どうやら結婚し、子供も2人いて元気に生活していることがわかった。

 

桃浜はとりあえず扶養の確認の書類を送付することを水原に確認し、息子に送付した。

 

こうして今まで音信のなかった家族を引き合わせたことで感謝されたケースも有るということで、桃浜はすでにほっとした気分になっっていたのだが、数日後、息子から帰ってきた返信の封筒の中には、ビリビリに破られた扶養届出書と、手紙が添えられていた。

 

手紙の内容は芳しくないものだった。私は母親から愛情を受けた記憶が無い。自分勝手な母親を支えようと考えた時期もあったが、もう諦めた。今では家族とつましく暮らしている。子どもたちの教育費のことも考えたら余裕も無い。だから、今後一切このような連絡をしてこないでほしい、あの人が死んでも、連絡をよこさないでください、そんな内容だった。

 

本人にはもちろんこの手紙のことを伝えられるはずもなく、とりあえず、息子さんも生活が厳しいらしいという話だけをして、生活保護を受ける方向へ話を進めていった。

 

こういうことは珍しくないらしく、親族も貧困状態だったり、生活が苦しかったり、すでに親族にさんざん頼った末に生活保護にたどり着いていたりすることもある。あくまで生活保護よりも「優先して」行われるべきものである「扶養」なので、特に法的な拘束力も無いものなのだった。

 

そんな中、以前えみるが見かけた青年が、福祉事務所を訪ねてきていた。

 

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24話 迷える青年

福祉事務所を訪ねてやってきた青年。島岡光、26歳

住み込みでパチンコ屋の店員をしていたが、現在うつ状態、住所も携帯も無く、働くこともできない状態なので、生活保護を受けたいらしい。対応したのは面接院の沢尻さん。

 

両親について質問をするのだが、母親はすでに他界、父親は少し前に再婚しているが、6年くらいあっていないという。父親の連絡先や職業などを記入するように促したのだが、結局連絡先などは空欄のままだった。

 

親の住所や、職業欄も空欄だし、どうしてこんな申請を受けてしまったのかと所長に責められる沢尻だったが、しっかし調査した上で保護を開始するかどうかを決めればいいと言った。このケースはえみるが担当することに。

 

本人が扶養照会をしないでほしいと言っても、生活保護を受けてもらうためには原則として扶養証明をする事になっていると説明をするのだが、連絡はしないでほしいとかたくなな島岡。

 

面接をしている場所がうるさかったせいが、だんだんとえみるの声が大きくなっていく。どうにか情報を聞き出そうとお父さんに関していくつか質問をするのだが、はぐらかして全く応えてくれない。それでも畳みかけるように質問をしていくと、島岡は手を顔の前に捧げ「大きな声やめてもらっていいですか、うつなんで・・」と話をさえぎったのだった。

 

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第25話  重点扶養能力調査対象者

島岡の事情は聞くことができなかったが、父親の名前を聞くことはできた。そもそも扶養照会はやっても収穫の少ない仕事らしく、実際に親族に扶養の確認をしても断られることが多いものらしい。

 

七条が父親の名前を検索してみると、どうやら総合病院の部長を務めていることがわかった。

 

生活課の課長に相談をしてみると、大学を中退するまで学費や仕送りをしてもらっておいて、今更連絡もしないでくれと言うのは甘いと言わざるを得ないと言う。

 

生活保護における扶養義務者には2種類あり、

 

「最後の一片の肉、一粒のコメまでも分け食らふべき」という強い義務感を持つ「生活”保持”義務関係」これに当たるのは夫婦と未成熟の子供に対するもの。

 

一方、「自己の地位と生活を犠牲にすることなき程度に」援助すればいい「生活”扶助”義務関係」これはすでに子供が大人になっている親子や、兄弟姉妹の場合。

 

今回の島岡のケースは後者だが、親に財産があり、援助の実績がある場合「重点的扶養能力調査対象者」に該当する。

 

親に高収入があるのに、何もせずに生活保護を受けさせているでは済まされない、そういうことらしい。

 

こういった事情なので、本人は嫌がっているがとにかく扶養照会をしてみなくてはならない。親子関係を解きほぐすこともケースワーカーの仕事ということで、とりあえず扶養照会をすることを本人に連絡することになる。

 

この件に関して扶養紹介をすることを先輩の半田は「すこし早いのでは?」と言っていた。扶養照会をすることで親子関係の悪化を招くこともあるので、えみるは慎重にもなっていた。

 

島岡光に、扶養照会の確認をする。しかし島岡は「無理」の一点張りだった。理由を聞けないのならば連絡をとらなければならない。それでも「無理」と繰り返すので「そういうきまりなので!」と電話を切ってしまうのだった。
数日後、「島岡の父親」と名乗るものから電話が来るのだった。

 

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26話 父親登場

「息子が生活保護の申請をしたというのは本当か」と父親から連絡が来た。事実だと答えるえみるに対して、生活保護なんてとんでもない、家で面倒を見るから連絡先を教えてくれと言われる。

 

しかし、親と連絡を取りたがらなかった島岡の事を考え、とりあえず今は教えられないと答えると、語気を荒げ始めた父親。すこし冷静さを取り戻したものの、明らかに不機嫌な様子が電話から伝わってきていた。

 

親子関係を円滑にするのもえみるの仕事だ。とりあえず島岡に連絡をするのだが、すぐには連絡がつかなかった。

 

次の日、なんと島岡の父親は突然訪ねてきてしまった。本人と話し合いをしたいから息子のところに案内してほしいと。

 

父親曰く、昔から何を考えているのかわからない性格の上、母親を早くに亡くし、私の教育が行き届いていない部分もあったと思うが、現在では連絡先もわからない。

 

息子の光が大学を中退したときも激怒してしまい、仕送りを打ち切ってしまった。それ以来音信不通になってしまっているということだった。

 

えみると課長は、せっしてみると感じのいい父親だったこともあり、とりあえず、父親が来ているということを伝えるために島岡光に連絡をした。これからそちらに向かっていいかと聞くと、光は「やめてください!」と怒鳴り、電話を切ってしまった。

 

電話は切られたが、本人がいるということが確認できたので、とりあえず案内することになった。

 

光は「無理、無理無理・・・」とつぶやきながら、半ばパニック状態になりながら家を出たのだった。
光の住んでいる場所へ行く途中、えみるは、「光さんはお父さんに会いたがっていない、まずは私が一人で話をします」と提案するのだが、父親は「大丈夫、親子なんですから」とやんわりとえみるの提案を拒否するのだった。

 

続き、コミック4巻のネタバレあらすじはこちらから。

『健康で文化的な最低限度の生活』4巻コミックネタバレあらすじ

 

 

 

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『健康で文化的な最低限度の生活』3巻、読んでみた感想

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生活保護となると、やっぱり「家族」という存在がおおきく絡んでくるものなんですね。そして「知らない」ということは怖い事だなあと感じました。欣也君もきちんと「知って」さえいれば全額返金をせずに済んだものを、情報はタダなので、普段からいろんなところにアンテナを張っておくことが大事だなあと感じました。

 

自分の母親の面倒を見た良くないという息子の手紙もショックでした。まあ、余裕のある人なんでほとんどいませんからね・・。

 

さて、島岡は結局自殺未遂をしてしまいましたが、父親とのどんな関係がそこまで光をおびえさせているんでしょうか。知りたいような、知りたくないような・・・。

 

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まとめ

matome

今回は『健康で文化的な最低限度の生活』コミック3巻のネタバレあらすじをまとめてみました。

 

みなさん受けたくて受けているわけではないとは思いますが、自分も生活保護をできるだけ利用しなくて済むように今から努力したいと思います。

 

それでは今回はここまで!

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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