ドラマスペシャル『黒の斜面』相関図&あらすじ!ネタバレ・結末あり!北原里英、内山里奈も出演!!
2016年1月24日(日)よる9時から放送のドラマスペシャル『黒の斜面』
1971年に加藤剛、岩下志麻、市原悦子という”大スター”が出演した名作映画『黒の斜面』がドラマスペシャルとして復活します!!
個人的に壇れいさん好きなのでちょっと注目しているのですが、過去の名作ということもあり、あらすじを見てみると結構面白そう!!ということでこのドラマ『黒の斜面」のあらすじやキャスト、あと映画版のネタバレ・結末についても書いてみたいと思います。
ドラマ『黒の斜面』にNGT48北原里英出演!役柄と演技力は?
ドラマスペシャル『黒の斜面』のあらすじ!!
出典:「黒の斜面」公式HP
大手建設会社勤務の夫・辻井高史(原田泰造)と2人で仲良く暮らす、妻の圭子(檀れい)。理想の夫婦だったけど、最近ちょっとだけ、もやもやしていた。な~んか隠しているというか・・。それでも妻の圭子、何とかいい夫婦で居ようとしていました。
そんな中、夫の高史の熊本出張が決まる。見覚えのない紫色のキャリーバッグを持っていることに妻圭子は疑問を持つんだけど、「極秘書類が入ってるから触るなよ!」と念を押される。
怪しい・・。怪しいが仕方ない、妻圭子さん、いつものように夫を送り出すが、偶然、本当に偶然に、その紫バッグの中に大量の札束が入ってるのを見てしまう!!怪しい!!怪しすぎる!!嫌な予感を抱えながら、夫を送り出す圭子。
一方夫の高史、熊本行きの飛行機に乗ろうとしたら、別れたはずの浮気相手、川上妙子(内山理名)が待ち伏せしていた。あ~あ。
「関係をばらすぞ!!」と脅された高史。とりあえず妙子と一泊して次の日に追いかけることに決定!同僚は先に行かせて、チケットがなくて困っていた田島誠一(金子貴俊)に自分のチケットを譲る。ここでチケットを譲ったことが、運命の分かれ道!!
ここで、高史が乗るはずだった飛行機墜落!!
妻圭子、夫がその飛行機にのっていたことを知って愕然・・。そんなしんどいときに、高史の上司、外山光司(渡辺いっけい)が、嫌な話を聞かせに来る。どうやら1億円を横領した経理部の女性社員・羽田美雪(遠藤久美子)のお金を奪い、熊本の議員を買収しに行ったのでは?とか何とか言ってくる。
そして、高史がチケットを譲った男の婚約者、山名ひとみ(北原里英)登場!!
その子が言うには、婚約者は「ツジイタカシ」という人にチケットを譲ってもらったという話を聞いていた・・・。つまり、夫は飛行機に乗ってなかった?生きている?じゃあ何で、連絡してこないんだ?
実はその裏で、夫の浮気相手、妙子がいろいろ上手いことやって、高史を自分のところに引き止めていた。浮気をしていた事実をばらすとか、いろいろ言ってね。嫌な女だね。浮気してた高史が悪いんだけどね・・。
警察は夫に対して嫌疑をかけてるし、生きているはずなのに連絡してこないし、ひょっとしたら経理部の女性社員のことを殺してるかも知れないし、一体どうなってんだ!!と思いつつも、やっぱり夫を信じたい!おっとの嫌疑を晴らす為に、がんばる圭子!負けるな圭子!!
ざっとこんな感じのあらすじですが、とっても面白そうですね。なにしろ、浮気相手役の内山理名さんが”わる~い”女が似あう似あう!本当にそういう人なんじゃないかと思ってしまいますね。
あとNGT48の”きたりえ”こと北原 里英さんが出演していますが、婚約者役が金子貴俊さん。ドラマスペシャル「家政婦は見た! 」にも出演されていましたね。こんな美人と付き合っていたんだから、飛行機が落ちてしまっても仕方ないですね・・。
夫は羽田美雪を殺した犯人なのか?本当に買収にしようとしていたのか?物語の結末がわからないのでワクワク出来ますねえ。
ドラマスペシャル『黒の斜面』キャスト、人物相関図。
出典:「黒の斜面」公式HP
相関図を見てみると、夫の上司外山が”横領を指示”と書いてある!しかも羽田美雪は夫の横領を告発しようとしていた?このあたりで夫高史、かなり”クロ”に近いですねえ・・。しかし上司の外山、飛行機事故をいいことに、罪を部下になすりつけようとしているのか?う~ん気になる・・・。
映画『黒の斜面』のネタバレ・結末!!
ココからはネタバレになりそうな記事を含みますので、ご注意を!!
この『黒の斜面』約40年前に映画で作られていて、”名作”と呼ばれています。ということは、ドラマ版では多少の変化はあるものの、大体の結末はわかっているのでは?ということで、映画版のネタバレ、結末を探してみました。
映画版では、妙子のアパートで身動きの取れなくなった夫高史が、急にどこかに居なくなる!
驚く妙子!きっと飛行機の遭難現場だと思って急行!そこで妻圭子に出会う。
妻圭子は、事故現場に荷物も死体も見つからないし、しかも、夫高史から飛行機のチケットを譲ってもらった男の婚約者から、「だんなさんは生きているはず」と聞かされているので、ますます夫高史の死について疑問を抱く。
そこで!前々から親しかった夫高史の上司、外山に相談したら、浮気相手の妙子の存在とアパートを突き止めてくれた!!
なんと夫高史がそこにいた!!裏切られた圭子!くっそ~!信じていたのに・・。圭子の愛情はやがて憎悪に変わってゆく・・・。
一方夫の高史、圭子が事故現場に行ったとき、自分のそこにいた。
しかし言い出せなくて、そのまんままた妙子のアパートでごろごろしたり、ニュースを眺めたり、名乗り出る勇気がなかなか出来なくて・・。しかし、妻圭子と、上司の外山がなんかいい感じではないか!!くそ!!
その数日後、夫高史は妙子に誘われて温泉に行く。
森の中で二人で歩いていたときに、急にいらいらし、妙子に殺意を抱く!お前のせいで!!とかなり自分勝手な責任転嫁の末、妙子の首を締める!!
けどやっぱり殺しちゃマズイだろということで殺しきれずに逃走。
その前日、“タカシすべてを許す連絡待つケイコ”という新聞広告を見て圭子と連絡を取っていた高史は、久しぶりの我が家に飛び込む!
するとそこには、仏壇にそなえられた黒ふちの彼の写真だけだった。
おそらく、ここで映画は終了!!正直良くわかりません!!すいません!ネタバレも何も、結局夫は横領をしていたのか、居場所が突き止められたのに奥さんは何故そのままにしておいたのか、警察は逮捕しないのか、そして衝撃のラストの意味が全然わからない!!
ということで、今現在わかる映画のネタバレ情報はここまででございます。でも今回のドラマ版では、映画とは違った結末が描かれるそうなので、そこは楽しみです。映画版だと、ちょっと文学的だなあという印象でしたからね。
ドラマ版のネタバレ、結末・感想は?
ドラマ版のネタバレです。
映画版とドラマ版、かなり内容が変更されていましたね。
結論、犯人から先に言ってしまうと、一億円の横領を指示したのは、高史の上司である外山。実際の横領を行ったのは高史と羽田美雪。外山は羽田を横領に協力させる為に、結婚まで持ち出して羽田を横領に協力させました。う~ん、悪い男・・。羽田さん、どうしてあんな男にだまされてしまったのか、それはかなり疑問に思いましたが・・。高額な指輪をプレゼントされて、コロッと行っちゃったんでしょうか・・・。う~ん、謎だ・・。
一億円を持って、熊本に行く途中、高史は不倫相手の妙子に遭遇。そのまま妙子のアパートに。妙子は飛行機事故の事実を高史に隠し、自分のアパートにかくまいます。
圭子の元に姿を現した妙子。圭子は高史と妙子が不倫関係にあることを知る。
警察から、横領と殺人の容疑をかけられていると知る圭子。しかし圭子は夫を信じて捜索を続ける。
高史の代わりに飛行機に乗っていた男性の身元が確認されると、それがニュースとなる。そのニュースで圭子は高史をまだ信じて待っていることを告げる。そのニュースを見た高史は、妻のところに戻る決心をする。
妙子に「お前と一緒に生きていくと決めた」と言って圭子との思い出の場所に呼び出した高史。喜び勇んで駆けつけた妙子に「実はウソでした」と、妙子が持ってきた一億円を持って圭子の元に戻ろうとする高史。
外に出ると、圭子がやってくる。そこに再び妙子。高史のことを心から愛していて、高史のためなら何でも出来るくらい、必要な存在だったと告げると、実は羽田を殺したのは妙子だったと告白。横領の事実を公表しようとした羽田を止めるため、殺してしまったのだという。
結局、妙子は殺人の容疑で、そして高史も横領の容疑で逮捕されてしまう。
刑務所からは、毎月夫からの謝罪の手紙が届いている。
と、こんな感じです。
妙子は、小さい頃に父を自殺で亡くしていて、そのお人よしな性格が高史と重なり合って、ほっておけなかった、そして何より、高史は心から安らげた存在だった。羽田を殺したあと、飛行機事故があり、高史をかくまい、いつかはばれるとわかっていながら、それでも高史と一緒に居たいがために、一億円を隠し続けていた。
一方奥さんである圭子は、夫を捜索するうちに、夫の不倫の事実、指輪を自分以外の誰かにも買っていたという事実、外山の自供により、横領も行っていたという事実を目の当たりにしていく。それでも夫が生きていることを信じて、探し続けた。
最後のシーンで、「一緒に馬鹿笑いできれば、それでいい」とそう告げて、逮捕される夫を見送る妻圭子。
映画では、奥さんが夫を許すことが出来なかったみたいですが、ドラマ版では終始一貫、夫を信じていました。最後のシーンでビンタを一つ、高史にお見舞いしていましたが、それでもやっぱり夫を信じる、ひたすらすばらしい妻でしたね・・。
ドラマ版『黒の斜面』感想!!
この感想はあくまでも筆者の主観ですので、そのあたりはご了承ください。
かなり映画版と変わっていたドラマ版、結局奥さんは夫を信じ続けて、それでも結局夫は逮捕されてしまった。自分には奥さんの感情が乏しくて、何を考えているのか全然わからない感じでした。”強い愛”というよりは、盲目的に夫を信じている妻といった雰囲気で、なんだか現実味に欠ける奥さんだなという印象を受けました。
ネプチューンの原田さんの「優柔不断だけど優しい夫」という設定は本当にマッチしていたように思います。だけど、なんだか壇れいさん演じる圭子と”夫婦”という感じが余りしなかったように思います。強い絆で結ばれた夫婦という感じは、感じられなかったなあ。
浮気相手の妙子を演じる内山理名さんはとっても良かったと思います。ずっとショッキングピンクのワンピースを着ていたせいか、すごーく安っぽさが出ていて、こういう人いたな~とリアリティを感じさせてくれました。聖母のように夫を信じ続ける妻とは正反対の、生身の、とても人間らしい女性で、変な話ですが、浮気相手の妙子さんの方に好感が持ててしまうくらいでしたね。
奥さんのほうの過去や性格などが余り描かれていなかったので、どうして夫をそこまで信じていられたのか、浮気の事実を知っても、あまり動揺する気配が感じられなかったのは何故なのか、そのあたりがちょっとわからなかった。
結局は、”けっこう面白かった”という感想です。ココまで余りいい評価を書いていませんでしたが、はじめから終わりまで結構ワクワク出来ましたし、結末もなんとなく”妙子が殺したんだろうな・・”と予想はついていたものの、二人の女性がなんだかとても悲しくて、ラストではジ~ンと来てしまいました。
結局は、一番悪いやつは上司の外山で、後の登場人物はそれに”弱さゆえに”翻弄されてしまった結果、悲劇は起きてしまった。
正直、夫婦の愛について、深いところまでは読み取ることが出来なかった!きっと奥さんの立場にたてば、もっと深い気持ちが理解できるのかも知れませんが、そのあたりは自分が残念です。でも、けっこう面白かったですよ。純粋に。
まとめ
予告を見る限り、とっても面白そうな今回のドラマ版『黒の斜面』。夫婦は、真っ黒な斜面をまっさかさまに滑り降りて落ちていってしまうのか、それとも奥さんのがんばりで、何とか事態を打開していくのか?そのあたりが、かなりみどころだと思いますね。
演技派の役者さんの揃ったドラマは、いつ見てもいいものですね。
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