カンヌ受賞映画『淵に立つ』のあらすじ、キャストや出演者まとめ

スポンサーリンク

カンヌ受賞映画『淵に立つ』のあらすじ、キャストや出演者まとめ

こんにちはうさぎです。

このたび、浅野忠信主演、深田晃司監督作品『淵に立つ』が日本映画としては、黒沢清監督作の『トウキョウソナタ』以来、8年ぶりにカンヌ国際映画祭「ある視点部門」で審査員賞を受賞しました。

下町で金属加工業を営む夫婦の前に1人の男が現れ、だんだんと平和な過程が崩壊していくさまを描いた「家族」の物語。

さて、この『淵に立つ』のあらすじをわかる範囲で調べてみました。そしてキャストや出演者についてもまとめました。

でも、結構”面白そう”な内容ですよ。

 

カンヌ受賞映画『淵に立つ』のあらすじ

出典:ツイッター

ある金属加工業を営む夫婦のもとに、一人の男性が現れる。

男の名は八坂(浅野忠信)。過去に殺人を犯し、服役し、刑務所を立たば仮だった。

八坂は、町工場を営む夫婦の夫、利雄(古舘寛治)の古い友人で、身寄りのない八坂を雇って、家に住み込ませることに。

何の相談も無く、いくら古い友人だからと言って、”元殺人事件の服役囚”を家に住み込ませる事に反発する妻の章江(筒井真理子)。

しかし、最初こそ反発していた章江も、一人娘の螢(ほたる)にやさしくオルガンを教えるその姿に、だんだんと引かれていくのでした・・。
八坂は、いつも白いシャツに黒いズボンをはき、寝るときも、休みの日も、いつでもおんなじ格好。歩き方も、異常なほどピンとしていて、背筋を伸ばして、指先も伸ばして、まるでロボットのように歩く。
しかし、家族3人と八坂が川に遊びに行ったその日に、八坂が抱えていた”本性”が姿を現す。

一見平和だった家族、それぞれが抱えていた”秘密”が、すこしづつ明らかにされてゆく。

そして、悲劇が起きる。

その悲劇がきっかけで、八坂は姿を消すことになります。

そしてその8年後、その悲劇によって罪の意識を抱えてきた夫婦に、再び波乱が・・・。
現在わかっているあらすじはここまで。
どうやら、映画の後半、娘が車椅子に乗って移動するシーンがあるみたいなので、その”悲劇的な事件”というのは、娘の螢が怪我をしてしまう、そしてその事件に対して、夫婦がそれぞれに罪の意識を背負ってしまう、という展開になりそうです。

 

「しょせん他人でしかない人間が制度の下で一緒に暮らせば不条理なこともでてくる。家族は人間の社会の最小単位。僕にとっては家族を描くことも社会を描くことにつながる」と深田は話す。

出典:style NIKKEI

 

八坂の登場によって、だんだんと八坂にひかれていく章江、そしておそらくやさしい八坂に対して心を開いていく娘の螢。

夫の利雄は、ひょっとしたら八坂に対して、後ろめたいことがあるのかも知れません。

 

ドラマ『火の粉』のように、じわじわ家族に染み込んでくる?

”元服役囚”ではないですが、現在放送されているユースケサンタマリア主演のドラマ『火の粉』では、主人公は”殺人事件の元被告”という設定です。
その男がだんだんと、ある家族に”善意と奉仕”を押し付け、少しずつ家族に侵入し、崩壊させていくというドラマ。

この映画『淵に立つ』も、元服役囚の、表面的には間違っていない行動ややさしさが家族に受け入れられていくが、「根本的な価値観のおおきな違い」によって、だんだんと家族を崩壊へと導いていく、といった内容になるのではと予想しています。
このドラマ『火の粉』も、表面的には全然悪いことをしていないんだけど、言葉にはできないんだけど「なにかが間違っている」という雰囲気だけがある。

何かが間違っているんだけど、相手は善意でいろいろやってくれているし、正面きって否定することもできない・。

そんなふうに、すこしずーつ家族の、”それぞれの心のスキマ”にゆっくりと染み込んで、家族を侵食していくという、映画になるんじゃないかな?

だとしたら、すごく楽しみですが・・。

 

映画『淵に立つ』のキャスト・出演者は?

浅野忠信・・・元服役囚「八坂」役

映画『私の男』で第36回モスクワ国際映画祭 最優秀男優賞、第57回ブルーリボン賞 主演男優賞を受賞してます。
今回の映画では、深田監督に対してはかなり沢山、好き勝手に”意見”を言ったらしいです。そんな風に、監督とつくり上げていったんですね。

筒井真理子・・・町工場を営む夫婦の、妻「章江」役

映画『探偵はBARにいる2』『クロユリ団地』『真夏の方程式』などに出演されている他、数多くのドラマにも出演されていますね。

古舘寛治・・・町工場を営む夫婦の夫「利雄」役

深田晃司監督の作品にはかなり出演されています。

太賀

現在放送中のドラマ『ゆとりですがなにか』にも出演の、最近注目の俳優さん。深田晃司監督『ほとりの朔子』、第36回モスクワ国際映画祭コンペテイション部門、最優秀作品賞を受賞した『私の男』た、『桐島、部活やめるってよ』にも出演。俳優、中野英雄さんの次男。

三浦貴大

映画『イニシエーション・ラブ』『進撃の巨人』『シン・ゴジラ』などに出演。父親が俳優の三浦友和、母は元歌手で女優の山口百恵。

篠川桃音・・・夫婦の娘「螢」役(幼少期)

ドラマ『早子先生、結婚するって本当ですか?』映画『劇場版 MOZU』にも出演の子役。

真広佳奈・・・夫婦の娘「螢」役(少女期)

アミューズ所属の女優さん。今年の3月から「九州電力」のCMに出演されています。

 

まとめ

映画『淵に立つ』は2016年の秋、有楽町スバル座、イオンシネマをはじめ、全国ロードショーで公開されるみたいです。

こういう「すこしず~つすこしずーつ蝕まれていく」みたいな映画好きなので、(悪趣味か・・)早くも期待です!

カンヌ受賞を受けて、新聞が「恐らくある視点部門で我々が見た作品の中で最も驚くべき作品だ。そこにはドライでぎくしゃくしたメロドラマと共に常に怒りがある」と評していましたが、楽しみですね~。

 

スポンサーリンク
映画
スポンサーリンク
スポンサーリンク
うさぎをフォローする
スポンサーリンク
うさぎのカクカク情報局

コメント

タイトルとURLをコピーしました