こんにちはうさぎ♪です。
9月17日に公開された映画『怒り』
豪華キャスト、そして『悪人』の李相日監督と吉田修一のタッグということでずっと楽しみにしていた作品を、見に行ってきました。
というわけで今回は、映画『怒り』の個人的な感想と、見た人の評価、評判をまとめてみたいと思います。
まだ公開されて間もないですし、できれば「ネタバレせずに」みた方が映画を楽しめると思うんで、今回はネタバレなしで感想などを書いてみたいと思います。
映画『怒り』李相日監督の厳しい演技指導!超スパルタエピソード。
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【ネタバレなし!】映画『怒り』感想!(個人的)
筆者は公開日の土曜日に昼に見に行きましたが、映画館が田舎にあるということもあるのか、お客さんの入りは今ひとつな感じでした。
カップルにお客さんもいましたが、一人参加の方がいつもよりも多く感じました。
まず、率直な感想ですが、泣きました。
とっても切ないです。ネタバレを避けるために具体的な事は申し上げられませんが、とにかく切ない・・・。
漠然と書いても映画『怒り』の魅力が伝わらないと思うので、自分が感動したポイントに分けて書こうと思います。
・妻夫木聡と綾野剛の演技
予告編でも大変センセーショナルに出てきた「妻夫木聡と綾野剛のラブシーン」ですが、なんていうんだろう、全然いやらしさを感じないというか、すごく純愛だなあという雰囲気がムンムン伝わってきました。
この役を演じるにあたって、少しの間一緒に暮らしたり、撮影中イチャイチャしながら役作りに取り組んだとインタビューなどで応えていましたが、「仲睦まじい」雰囲気がビシビシ伝わってきましたよ。
映画『怒り』の演技。宮崎、綾野、妻夫木の役作りがハンパない!
物語の後半のある展開になって、この「仲睦まじい」雰囲気が生きてくるんですが、いやあ、男同士の恋愛というか、友情というか、泣きましたねえ・・。
・宮崎あおいの表情のちょっと震えました。
正直、演技の良し悪しを語れるほど演技などに詳しくはないのですが、宮崎あおいさんの演技にはとても迫力があると感じました。
ちょっと頭の足りない、というか、精神的に少し病んでしまっている女の子を演じている宮崎さんですが、ある時、父親に向けるある「表情」が、なんとも言えず迫力がありました。
いつものんびりニコニコ明るく振舞っているはずの、娘の父親への表情。何もセリフはないのですが、なんかすごかったです。
・広瀬すず、佐久本宝の演技も。
沖縄編で登場する広瀬すずさんと、この映画が本格的な演技初挑戦の佐久本宝さん。
広瀬すずさんも佐久本宝さんも二人ともオーディションで役を勝ち取ったみたいですが、すばらしい演技でした。
佐久本宝さん、演技初挑戦にはちょっと見えない。というか、この映画を見てから演技経験がほとんどないことを知った筆者は、正直驚きました。
厳しい演技指導で知られる監督の李相日さんですが、俳優の潜在能力を引き出すことでも定評があるみたいで、なるほど納得の演技でした。
・坂本龍一の音楽も。
映画『怒り』それぞれのキャストの演技だけでなく、音楽もすばらしかったです。
シーンの要所要所で流れる音楽が、ぐっと気持ちを高めるのに一役買っておりました。
・全体を通しての感想。
プロデューサーの川村元気さんが「えぐられる娯楽」と表現していた通り、がっつり内臓をえぐられてしまいました(笑)
この物語、ある犯罪者が身元を隠し、整形をして逃亡を続けているというテレビ放送がきっかけで、それぞれの登場人物が「ひょっとしてこの人が犯人なんじゃないか」と疑い始めてしまうというところから物語が動きはじめます。
自分にとって大切な人であればあるほど、「もしかしたら」という疑いがぬぐえなくなってしまい、それぞれの登場人物を苦しめます。
自分にとってどうでもいい人間だったら、たとえ相手が殺人犯であってもそんなに影響はない。けれど、自分にとって大切な人だからこそ、もしこの人が殺人犯だったら・・。
そんな人間の心の揺れをリアルに体感出来る、そんな映画だったと思います。
映画『怒り』は実話?モデルになった事件、市橋達也の逃亡生活。
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映画『怒り』みんなの評価・評判は?
この映画をみた皆さんは、どんな風に評価してるんでしょうか?調べてみました。
「「怒り」 とてもいい映画だった。個人的には「悪人」よりも胸をかきむしられた。全ての役者が渾身の演技をしていた。特に妻夫木聡と、渡辺謙がとてもとても良かった。この作品に「憎しみ」でもなく「叫び」でもなく「怒り」というタイトルをつけた吉田修一が凄い」
「怒り観てきたけど内容が衝撃的すぎて心に軽くダメージくらったすずちゃんの演技がすごい親とは見んほうがいい」
「怒りを観ました、死ぬほど精神を抉り取られるようで生きた心地がしなかった、役者一人一人の演技力が神がかってた、妻夫木聡と綾野剛のゲイシーンが見たいなんて生半可な好奇心だけでなく相当なご覚悟を持って是非ともご覧頂きたい。」
「”怒り”は1人でみて正解。一人一人の演技がうますぎた。濡れ場が多かったけどいやらしさより惨さが勝ったし、宮崎あおいと森山未來の狂い具合が最高だったし、広瀬すずが吹っ切れた演技してたから見入ってしまった」
「『怒り』を鑑賞。傑作。主要キャストは勿論のこと脇を固める佐久本宝、 三浦貴大、池脇千鶴、高畑充希らの演技も圧巻。そこに坂本龍一の音楽で何回鳥肌が立ったことか。重厚な映画だけに何日か引きずる覚悟で観て欲しい。それにしても沖縄編は心を鷲掴みにされた。」
「今日は「怒り」見てきたよー。役者さんの演技が本当に素晴らしかった!ゲイの二人が思いがけず好みのCP過ぎて動揺しました。いやそこはそんな凄い期待してたわけじゃないのに美味しいハンバーグ食べに行ったら和牛のステーキが出てきた…的な。」
「『怒り』観てきた!朝一発目からものすごい内容やったけど考えさせられてめちゃくちゃよかった!演技派の役者さんばっかやったな〜」
みなさん、自然とツイートが長くなってますね(笑)
評価の中心は、やっぱり「豪華俳優陣の演技がすばらしい!」という評価が目立ちました。
・綾野剛の演技がすばらしい!
今回、妻夫木さんと綾野剛さんが「ラブシーン」を演じるということで、そこを楽しみに映画を見に行った方々がいらっしゃるみたいですが(笑)油断して見に行ったら予想以上に重い映画でビックリしたという感想がちらほらありました。
そしてやっぱり多いのが「綾野剛かわいい・・」という感想。
男である自分から見ても「たしかにな・・」と思わせる何かがありましたけどね・・。
・宮崎あおいさんの演技も絶賛。「凄い・・・」
いろんな作品で、あらゆる人間を演じ分ける綾野剛さんの評価も高いですし、今回、今までと違った雰囲気の役を演じた宮崎あおいさんに対する評価も高いですね。
具体的に「何が?」っていうのはわからないんですが、とにかく「凄い・・・」という評価が目立っているようです。
でもって、すっぴんでもやっぱりかわいい・・という評価も。
・広瀬すずも見直した!という意見多数。
現在、アイドル女優として大人気の広瀬すずさんですが、この映画をみた人からは「見直した」「好感度上がった」という意見が目立ちます。
映画の中で、広瀬すずさん演じる泉がある悲劇的な展開を迎えてしまうのですが、そこが本当にショッキングです。
ショッキングすぎるので、広瀬すずさんファンは、あんまり見ないほうがいいかも知れないとさえ思えてしまいます。
・やっぱり、音楽がすばらしい!
皆さんの感想の中にも目立ったのが「音楽がすばらしかった」というもの。
音楽なので、「具体的に何が?」という感想を言う人はほとんどいませんが、印象に残っていることだけは事実みたいです。
・ガッツリえぐられるので、2回はキツイかも・・・。
皆さんの評価をまとめると、とにかく重くて、ダメージが残る映画だということ。そしてしばらく考えさせられる。
筆者も、この映画『怒り』を見て本当によかったとは思いますが、もう一度見るのはしばらく日を置いてからにしたいなあというのが率直な気持ちです。
ただ、最初から最後まで重かったり、テーマが難しかったりといった映画ではなく、最初のほうでは、単に人と人が分かり合っていく、親しくなっていくときの楽しさやうれしさも描かれていてます。
しかし、前半で楽しくて嬉しいからこそ、後半の展開がおもーくのしかかってくるといった映画です。
おそらく、彼女と一緒に見に行くのも違うし、親子で見に行く映画でもないし、一人で見に行くのが一番いいのかな?
でも、ぜひ見てもらいたい映画ですね。
まとめ
まだ公開されて3日しか経っていませんが、実際に見た人は概ねいい評価をしているみたいです。
映画『君の名は。』もすばらしい映画ですけど、全く違った映画の楽しみとして『怒り』も、予定に組み込んでみるのも、オススメですよ。
というわけで今回は以上です。最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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