『リオ五輪』セーリング会場が汚い!水質汚染でジカ熱より危険?
こんにちはうさぎです。
いよいよ一ヶ月後に迫った「リオ五輪」
2020年の東京での開催も一筋縄ではいかなさそうですが、今回の開催地、リオデジャネイロでも、いろいろと大変な状況みたいです。
ラテン系の方々だから・・というのは偏見だと思いますが、なんだかちょっと不安です。
そして、以前からちょっと不安視されていた、セーリング会場の「水質汚染」
開催までにどうにかする!という発表だったらしいのですが、どうやら全然解決してないらしい・・。
ということで、今回はリオ五輪のセーリング会場、「グアナバラ湾」の水質汚染について調べてみたいと思います。
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セーリング会場「グアナバラ湾」の場所。
とりあえず、場所!
出典:googlemap
画像で見るとわかりますが、リオデジャネイロのすぐ近く、田舎みたいなところじゃなくて、東京湾みたいに都会の脇にある湾ですね。
この湾、生活排水や下水道が直接流れ込んでいるらしく、大規模な工事などをしなければ根本的な改善はなかなか難しい。
地元の人たちからは「巨大トイレ」というありがたくない名前までいただいているそうで・・。
ちょっと写真で見てみましょう。
これ、全部魚です・・・。大量死の原因は、わかってないらしい・・・。それがむしろ怖いよね・・。
おう!ビックリした!!赤ちゃんのお人形が恐怖をあおります・・。
かなり大きなゴミまで・・、掃除、してないんですね・・・。
見ているだけでかなり恐ろしい・・。ここで本当にオリンピックの競技が行われるんだろうか・・。選手達、大丈夫なんだろうか・・。
この湾には、下水道が直接流れ込んでいたり、
セーリング普及のためには、良い場所?
しかし実はこの場所、セーリングの選手達にとっては喜ばしい場所でもあるみたい。
いつも、どちらかというと「日陰」の存在、余り注目されない競技だけに、今回のようにリオの中心地に近い場所で開催されるということは、この競技を広く世間に知ってもらうための格好のステージになると喜んでいる選手も居るみたい。
しかし、五輪のプレ大会では、競技中にごみが絡まったり、漂流物とぶつかったりと、いろいろ問題があったみたいです。
まあそれでも、そのほかの会場でも、クラゲが出たり、海草が絡まったり、ガラスが浮いてたり、いつも何かしら問題があるみたいなので、選手は特にそのことを悲観せず、大会に集中しているみたいです。
湾の地形も特殊で、選手にとってはやりがいのある場所らしく、ネガティブな意見だけでもなさそうです。
ドイツの選手が「感染症」に?
水質汚染で、油が船についてしまったり、ゴミが絡まってしまったりでかい障害物と衝突するといったことの他にもまだ危険があります。それが「感染症」です。
セーリングのプレ大会に出場したドイツ人選手が、治療が必要なくらい深刻な皮膚の感染症にかかってしまったらしいのです。
【8月29日 AFP】2016年リオデジャネイロ五輪のセーリング競技のプレ大会に出場したドイツ人選手が、治療が必要になる深刻な皮膚感染症になった。
26歳のエリク・ハイル(Erik Heil)選手は、脚や臀部(でんぶ)の大きな感染部位5か所の手術を受け、独ベルリン(Berlin)の病院で日々治療を受けている。
ハイル選手は、今月15日から22日にゴミや廃棄された家具、動物の死骸が浮いたリオデジャネイロ(Rio de Janeiro)のグアナバラ湾(Guanabara Bay)で行われたテスト大会で、チームメートとともに男子49er級で3位に入った。
ドイツのセーリング代表チームのブログでハイル選手は、「人生で一度も脚の感染症になったことはなかった。テスト大会でかかったのだと思っている」とつづった。炎症の症状はドイツへ向かう飛行機に乗っているときに始まったという。
「原因は、公立病院から出た廃水が流れ込んでいるマリーナ・ダ・グロリア(Marina da Gloria)だと思う」
耐性の強い細菌に感染したハイル選手は強力な抗生物質を使用しており、練習ができない状況となっている。
これは正直怖すぎる・・。
ハイル選手、「場所を変えて欲しい」と訴えているそうですが、そりゃそうだ・・。
ヒトアデノウイルスってやつが、やばいらしい・・。
ブラジルは大会開催中は季節が「冬」になるらしく、一日の平均気温は22度前後。選手にとっては競技しやすい気温ですね。
リオ五輪では「ジカ熱」も心配されていますが、夏に猛威を振るうジカ熱は、とりあえず落ち着くんじゃないかと言われています。
しかし、それよりもはるかに恐ろしいものが・・それが「ヒトアデノウイルス」名前からして危険そう!嘔吐や心臓疾患の原因にもなるそうです。
このウイルスアメリカでは1リットル当たり1000個あるだけで「遊泳禁止」になってしまうのですが、この「グアナバラ湾」ではなんと
「1700000000個」
と「桁間違ってない?」と素直に疑問に思ってしまうくらいの数が検出されています。つまり、泳げません。危険です・・。
カルバペネム耐性腸内細菌科細菌(CRE)もヤバイらしい・・。
かなり名前の長い名前ですが、腸内にいる分にはそんなに悪さをしないらしいのですが、最近が膀胱に写ったら膀胱炎、肺に移ったら肺炎と、感染症をおこしてしまうらしい・・・。
しかも、この「スーパー耐性菌」は抗生物質が効かないので資料が難しいらしいです。
う~ん、怖い・・。
まあ、オリンピックに出場する!という選手達にとっては、そんなことも言っていられないんでしょうが・・。何事も無ければ良いですね。
まとめ
いろいろと不安要素もある「リオ五輪」ですが、開催はもう目前。結局はやるしかないので、選手の皆さんには、本当に気をつけて言っていただきたいものですね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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