2019年12月に配信が開始されたネットフリックスオリジナルドラマ『ウィッチャー』
Netflixドラマ『ウィッチャー』第1話の感想がSNSで解禁!「戦闘シーンは『ゲーム・オブ・スローンズ』以上」「ヘンリー・カヴィルはゲラルトとして完璧」 など高評価https://t.co/eZGkeQlQIG pic.twitter.com/zoDtS13F3A
— IGN Japan (@IGNJapan) December 4, 2019
今回はこのドラマ『ウィッチャー』にでてくる
「驚きの法」
という用語を解説していこうと思います!
専門用語多めなので、知識があったほうが楽しめるドラマですね。
ドラマウィッチャーの「驚きの法」がわからない!
Netflixのウィッチャー、個人的には面白かった。
1以前~1の一部イベントあたりの話っぽくて、根幹の「驚きの法」みたいなWicher 3 だけプレイしている層には馴染みが薄い用語とかも出てきてちょっとだけ補完は必要。https://t.co/xEnofCxku6— 挽肉屋 (@m8r_123) December 23, 2019
ではさっそく解説に行ってみましょう。
ドラマウィッチャーを見ていたら、かなり物語の重要な場面で
・驚きの法に従わないと、災いが起きる
だとか
・驚きの法による、運命には逆らえない
だとか、シリアスな表情で登場人物が話しているんですが、
「驚きの法」って何よ!
とかなり疑問に思ってました。
普通にドラマを見ていても、特に詳しい解説もなかったように思うんですが、
かなり重要な概念みたいなので、知っておいたほうがよさそうですね。
ドラマウィッチャーの「驚きの法」を解説!
この「驚きの法」という概念は、
ドラマだけでなく『ウィッチャー』の世界観の中では常識的な、そして重要な概念みたいです。
解説されているブログを引用させていただきますと。
驚きの法とは、
誰かに助けてもらったら助けてくれた人に報酬を渡すことを定めているが、その報酬が何になるかは分からない
というもの。
なお、報酬を受け取る側はそれが何か知っているときもあるし、知らないときもあるようだ。
例1:
助けてもらった人「助けていただきありがとうございます! お礼に何でも差し上げます!」
助けた人「では君が家に戻ったとき最初に出迎えてくれたものをいただこう」
驚きの法が発動。
(この時点では何が報酬になるか、助けてもらった人も助けた人も分からない)
助けてもらった人が帰宅する。
帰宅時、最初に出迎えてくれたものが報酬となる。犬でも門番でも家族でも何でも、報酬となったものを助けてくれた人に渡さなくてはならない。
出典:https://www.seinanities.com/2019/08/law-of-surprise.html
すごくわかりやすかったので、長文ですが引用させていただきました。
つまり、直接的に「〇〇をください!」というのではなくて、
「こちらが指定した条件にあてはまるものをください!」という、非常に遠回しな要求なんですね。
どうしてこういった風習が出来たのかはわかりませんが・・・。
実際のドラマ『ウィッチャー』のエピソード1、4話のセリフを抜き出してみると、こんな感じです。
場面は、パヴェッタの婿探しの会場にて、戦闘が終わった後です。
ゲラルトに命を救われたダニーが言います。
ダニー:命を救われた礼をしたい
ゲラルト:あんたも命を助ける男だ、何もいらん
ダニー:頼む、ゲラルト、タダ で私に命をくれるな、借りがあると新たな人生を歩めない
ゲラルト:いいだろう、ならば驚きの法で返してくれ。”知らぬうちに手に入れたもの”
ゲラルトは、お礼にダニーに対して「知らぬうちに手に入れたもの」をくれと言います。
日本語訳だとちょっとだけわかりづらいような気がするので、英語で見てみると。
「Give me that which you already have but you do not know 」
もっと簡単に訳すと
「すでに持っているけど、まだ知らないもの」
ということですね。
さて、この「驚きの法」の約束が交わされた直後に、パヴェッタが妊娠していることが判明します。
ゲラルトはこのあと「クソ」と言い捨ててその場を去りますが、
ゲラルトが驚きの法で要求したのが
「すでに持っているけど、まだ知らないもの」
ダニーにとってパヴェッタの妊娠は
「すでに自分の子供がパヴェッタの中に宿っていたけれど、知らなかった」
ということで、
ゲラルトはダニーから
「ダニーとパヴェッタの間の子供」を貰うという約束をしてしまったということになるんですね。
パヴェッタが妊娠していることは恐らく予期していなかったゲラルトは「クソ!(あーあ、厄介なことを要求しちゃったよ!)を漏らしていたんですね。
っていうかこんなの、初見じゃ全然わからんぞ!不親切すぎるでしょ!
まあでも、こういう専門用語が多かったり、世界観がしっかりとあるところがウィッチャーの世界の面白いところなので、
こうやって一つ一つ紐解きながら、ドラマを楽しむのが正しい作法なのかも知れませんね。
ここでゲラルトが要求したのが、
後のパヴェッタとダニーとの間に生まれる王女「シリラ」ということになります。
思わず口にしてしまった「驚きの法」による約束が、ゲラルトとシリラに運命的な絆をもたらしたんですね。
ダニーとパヴェッタの結婚も「驚きの法」が原因?
ちなみに、ダニーが会場に現れたときに
私は正統な許嫁だ!驚きの法に基づき、姫をもらう
と叫んで戦闘が始まりますが、これにも経緯があって、
ダニーはキャランセの夫の命を過去に救っていて、その時にこの”驚きの法”によって
キャランセの子供、つまりパヴェッタをもらうという約束をしていたのでした。
これはドラマの中でも語られていますね。
”王が思いがけなく授かっていたものを頂く”
キャランセは自分の娘が”驚きの法”によってダニーももとにわたることを防ごうと思って、ダニーを殺そうとしていたんですね。
”驚きの法”ってそんなに重要なの?
さて、ダニーの要求によって、ダニーは女王の娘であるパヴェッタを貰い受けることとなるのですが、
この”驚きの法”ってそんなに大事で、逆らってはいけないものなんでしょうか?
キャランセは必死にこの”驚きの法”に逆らおうとしますが、現在の夫にはこう諭されています。
驚きの法は人類の初めからある、正統な賭けだ。見返りは作物や子犬の可能性もあった。
あるいは、驚きの子か。結果は分かり得ない。運命で見返りがパヴェッタになった。
運命には逆らえない。見返りを拒絶すれば。宇宙の理が乱れる
マウスサック:運命に従うのみ。さもなくば怒りが、我らの頭上に降りかかる
とこんな具合でキャランセに言って聞かせています。
どうやらこの”驚きの法”は、破ったら「宇宙の理が乱れる」くらいの大変なことになってしまうわけですね。
このドラマ『ウィッチャー』では、この後のこの「驚きの法」によって結ばれたゲラルトとシリの絆が重要になってくるので、
しっかりと「驚きの法」について知っておくと、この後かなりドラマが理解しやすくなるんじゃないでしょうか?
見返してみて、きちんと「驚きの法」について説明はされていたのですが、翻訳もしづらいのか、一回見ただけではなかなか理解できる感じになっていなかったので、
結構疑問に思っている人沢山いるんじゃないでしょうか?
まとめ
今回はネットフリックスで配信中のドラマ『ウィッチャー』に出てくる「驚きの法」について解説してみました。
他にもいろいろと専門用語が多いドラマ『ウィッチャー』ですが、この「驚きの法」については知っておいたほうがいいと思ったので、解説してみました。
あと、個人的に、時系列だったり、国の名前や地理的なことなど、謎がたくさんあるので、調べて記事にしたいと思います。
というわけで今回はここまで!
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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