こんにちはうさぎ♪です。
2018年7月からフジテレビ、火曜21時に放送のドラマ『健康で文化的な最低限度の生活』
主演吉岡里穂さん、同名のコミックを原作に、お仕事コメディドラマとして実写化されます。
最近吉岡里穂さん人気ですね。おとなまる子にはちょっとびっくりしましたけどね(笑)
さて、今回は、このドラマに多数出てくる「生活保護受給者」に関してのこと。今まであまり注目してきませんでしたが、実際のところ生活保護って「いくらもらえるの?」と気になったので、改めて調べてみました。
健康で文化的な最低限度の生活。がリアルな理由がすごい!実話?
健康で文化的な最低限度の生活:原作とドラマの違いをまとめてみた。
ドラマの前に予習をしておきたい!という方は、こちらに原作コミックのネタバレあらすじをまとめてありますので、参考にしてください!
『健康で文化的な最低限度の生活』コミック1巻ネタバレあらすじ
生活保護っていくら貰えるの?
では早速調べてみましょう!
とりあえず前提として、生活保護の金額は、
・住んでいる地域
・家族構成
などの条件で決定されるので「簡単にいくら!」とは一概に言えないみたいです。
そのうえで「大体の」金額を示してみると以下の通り。
ちなみにこのデータは、元ケースワーカーさんが書いているブログ『生活保護のもらい方とその条件、市中金額はいくら~元担当職員が本音で教える~』にて記載されているものを参考にさせていただいています。非常にわかりやすいサイトなので、詳しく知りたい方はこちらに!
40代 ひとり世帯 80,000円 + アパート代
60代 ひとり世帯 70,000円 + アパート代
アパート代が別で、一人8万円もらえるんですね。ぱっと見の印象だと「結構もらえるんだな」という印象ですね。まあただ、水道光熱費やら、もろもろの諸経費を差し引いていったら、決して「贅沢」はできない、ぎりぎりちょうどいい生活ができる程度の金額なのかも知れません。
原作のコミックでいうと「阿久沢正男」さんがこのケースに当たりますね。阿久沢さんはここから3万円を借金の返済に充てていたので、結構厳しかったんでしょうね。
今度は家族がいる場合。
30代 夫婦+子供二人 合計4人の世帯
140,000円 + アパート代
60代 夫婦二人世帯
113,000円 + アパート代
これを見てわかるのは、年齢が上に行くほど受給できる金額が減るというルールになっているということなんですね。
医療費などがどんどんかさんでくる高齢になるにつれて受給額が減ってくるんですね。
今度は「母子家庭」のケース。
30代 母子家庭 + 子供一人 の2人世帯だと
130,000円 + アパート代
コミックで言うと、日下部さんのケースに当たりますね。
ただ日下部さんの場合、子供二人、そしてお父さんの介護もしていたので、受給額はもっと伸びるはず。ただ、お母さんはパートをして働いていたので、具体的にはもっと複雑になりそうですね。
受給金額が決まる要因は?
今度は、受給金額が決定される要因について。
上の物を見てみると、どうやら高齢なほど受給金額は下がる傾向にあるみたいですが、そのほかはカニがあるのでしょうか。
1、住んでいる場所
住む場所によって受給金額が変わってきます。
これは都会と田舎での「物価」などの違いによるもの。1級地から3級地2まであるそうです。
都会であればあるほど、生活費がかかるということで、受給金額が上がる傾向にあります。
2、年齢
生活保護費には大まかに8種類あり、そのうち「生活扶助費」と「住宅扶助費」の2種類が「最低生活費」と呼ばれ、毎月支給されるということです。
その他、それぞれの人の必要とするサポートの種類によって(出産だったり、就労への支援だったり、介護だったりのサポート費用)変動はしますが、基本は上の二つが毎月支給される形になります。
そのうちに「生活扶助費」は、年齢によって受給金額が変わります。
傾向としては、新生児と70歳以上が一番安くて、一番高額なのは41歳から59歳の人が一番高額になっています。
3、その人の「状況」による要員。
住んでいる場所と年齢である程度決まり、後は「家族構成」だとか「就職サポートが必要」だとか「介護が必要」などの各個人に必要なサポートの種類によって受給金額が変化するみたい。
この先はかなり「複雑な」計算になるようで、実際に担当するケースワーカーさん自身も理解するのに相当苦労しているみたいです。
しかし、そんな「複雑な」計算も、それぞれの受給額が”平等に”なるように必要なことなのかも知れませんね。
生活保護を受けながら「働く」と、給料はどうなるの?
さて、次に気になるのは、生活保護を受けながらアルバイトなどをしてお金を稼いだ場合のケース。
ここも計算がかなり複雑になると思われるので大まかに書きますが、生活保護を受けていても、当然働くことは可能。
というか、働くことを推奨されるのですが、受給中に働いて給料を得た場合でも、「給料もらってるから、生活保護減額してもいいよね」と、稼いだ分全額受給額が減額される、という仕組みではないらしいです。
例えば、大まかに生活扶助5万円、アパート代5万円の合計10万円もらっていた人が、アルバイトで月5万円を稼いだとします。
この稼いだ金額は正確に申告する必要があるのですが、
「5万円稼いでるんだから、保護費は5万円少なくていいよね」とはならず、「控除額」というものが存在するため、最終的に支給される保護費は「約7万円」になるそうです。
つまり、働いた分の5万円と、生活保護費の7万円、合計で12万円を手にすることになります。
どうしてこうなるかというと、仕事をした分全額減額されてしまうと「働く意味全然ないじゃん」「働かないほうが楽じゃん」となってしまい、勤労意欲がなくなってしまうのが理由なのだとか・・。まあ、確かにその通りですね。
つまり、「働いたほうが得だよ」と、実感してもらうために必要な「控除額」という仕組みなんですね。
給料を申告しない場合「不正受給」となり、返済する義務が発生する!
コミックでも扱われる問題ですが、生活保護を受けながら働いて給料を得た場合、必ず「申告」をしなけらばなりません。理由は上のように、受給額を変える必要があるから。でも、申告しないほうが得なので、稀に申告されないケースがあるんだとか。
しかし、それがバレてしまった場合「不正受給」となり、稼いだ分の全額を返済しなくてはならなくなります。
アルバイトで、稼いだ金額の「全額」です。これってすごく大変ですね・・・。
息子が勝手にアルバイトしていて、後で発覚して全額返済することになる、というケースが、結構多いみたいです。
担当者がきちんと受給者のコミュニケーションがうまくいっていなかったり、説明がきちんと理解されていなかったりすると起きてしまうらしいです。
で、結局いくらもらえるの?
いろいろと説明しましたが、もらえる金額は、独身なのか、世帯には何人いるのかなど、いろいろな要因で変わってくるものだということです。
ただ、住む場所と、食べるもの、着る服はそれなりにそろう金額が貰えるだけで、決して贅沢ができるような金額ではないようですね。
まとめ
今回は、生活保護は一体いくらくらいもらえるのかを、かなり大まかにまとめてみました。かなり厳密に計算式が決まっているみたいなので、「人によって貰いすぎている」というような不公平はなさそうです。
ドラマではいろんなケースの人物が登場してきますが、豆知識として知っておくと、ドラマがより楽しめるかも知れませんね。
というわけで今回はここまで!
最後までお読みいただきありがとうございました。
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