ドラマ『火の粉』第1話。あらすじ、ネタバレ、感想。殺したのは、武内?
こんにちはうさぎです。
3月末までずっと最後の昼ドラ『嵐の涙』を見ていました、感想などを書いていた関係で、ドロドロしたドラマはなかなか面白いぞう!!と思ってまして。
サトエリ主演『嵐の涙』出演者・ストーリーまとめ!相関図など。
そんな中、『昼ドラ』を製作してきた東海テレビが、今度は「大人の土ドラ」と称して、またドロドロした、サスペンスフルなドラマを放送すると言うではありませんか!!
と言うわけでこれから、大人の土ドラ『火の粉』のあらすじ、ネタバレ、感想をまとめていきたいと思います。
できるだけわかりやすくまとめようと努力していますが、現在訓練中でございます。アドバイスなどありましたらコメントいただけると幸いでございます。
ドラマ『火の粉』第1話。あらすじ、ネタバレ。
では、早速行ってみましょう!
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オープニング
不気味な音、そして男が荒々しく草刈をする場面から、ドラマはスタートします。
小さな虫に目を留めた男。大量の殺虫剤をまき始めます。
そこに、竹とんぼが飛んできました。隣から子供を呼ぶ女性の声。
「あの・・」と女性。
「こんにちは、今日引っ越してきた武内といいます」と男。
「あ、そうなんですか、梶間(かじま)です」
笑顔で挨拶をする梶間雪見(優香)。以下雪見。
そこに突然、犬の鳴き声がしたかと思うと、家と家との境にある柵に、ドーベルマンが飛び掛ってきました。
怖えよ(笑)
「レオ、だめ、ステイ!!」
慣れた調子で犬(ドーベルマン)をたしなめる武内さん。
「すいません、驚かしちゃって」
気さくにそう告げる武内さん、しかし梶間さん、突然の犬(ドーベルマン)の襲撃に心臓バクバク、顔も引きつっていますね♪
「おおきな犬ですね」やっとこさ、そう返すと武内さん、「普段は人に吠えたりしないんですけど」と、犬を遊びに放しました。
越してきたことに気がつかず、竹とんぼを庭に飛ばしてしまったことを謝ると、武内さん、手に取った竹とんぼの柄を入念に服の袖でぬぐってから、雪見の子供まどかに手渡しました・・。
あやしい・・・。
武内さん、ここの環境が良くて、人目で気に入ったことを田島さん告げると、また殺虫剤散布を熱心に再開しました。
雪見、ちょっと怪訝な顔で?見ていると「害虫です、生命力が強くて困ります」と武内さん、また殺虫剤を撒き始めたのでした・・。
いやいや、気味の悪い始まり方でした。今後の展開に、非常に期待が持てますね(笑)では、続きを見てみましょう!!
手作りのバウムクーヘン。
お隣さんとなった梶間家に挨拶に来た武内(ユースケ・サンタマリア)を、母、尋恵が出迎えます。
「どうぞ、お入りください」尋恵が家の中に迎え入れると、雪見、夫の俊郎、娘のまどかが出迎えます。
昼間、犬が吠えてしまったことを謝りながら、これからよろしくお願いしますと挨拶をした後、武内さん、お近づきのしるしにと、お土産を取り出します。
信州戸隠のおそば。
北海道名産のお肉。
瀬戸内の佃煮。
九州から取り寄せたイチゴ
出てくる出てくる(笑)
「これは、まどか?ちゃんに、クマちゃん」
娘まどかにおどけながらクマのぬいぐるみを渡して終わりかと思いきや・・。
愛用しているだしを尋恵に手渡し、「あと、バームクーヘンなんですが・・」と大切そうに箱を取り上げ、机の上に広げます。
「実はこれ、私の手作りでして・・・」
雪見以外は笑顔で喜んでいますが、雪見だけは表情がカタいね(笑)さっきのことがあったからね・・。
と、ここで父、勲が帰宅。
武内、振り返って勲を見ると、驚いた表情です。
「梶間先生・・・」
「梶間先生、その節は、大変お世話になりました。」
どうやら武内さん、父勲に過去に世話になったらしく、命の恩人とまで言っています。戸惑った表情の雪見。過去に、何があったんでしょうか・・・。
と、ここで急にバームクーヘンをカットする場面へジャンプ!!
この急激な場面変わりが、なんだか不気味です(笑)イイネ!!
殺人事件の、被告人?
家族の団欒。
隣に来ただけでお土産の数がすごいので家族で驚いていると、父、勲が一人、考え事をしています。
気になった雪見が尋ねると、勲が語り始めました。
「彼は、私が最後に担当した裁判の・・被告人だった・・。3年前、一家三人を殺害した容疑者として死刑が求刑されていた・・・」
隣の家では、バームクーヘンを一心に焼く武内。
ここでタイトルが出ます。
気味悪いわ~。雰囲気出てるわ~・・・。怖い怖い。
勲は、過去の、武内の裁判のシーンを思い出していました。無罪を言い渡す勲、どよめきがおこり、涙を流す武内。
武内の過去を知った梶間家の面々。雪見、カットしたバウムクーヘンをまどかから取り上げました。
「え~なんで~」不満そうなまどか。
緊迫した表情の、雪見・・・。
過酷な介護と、武内への”偏見”
場面は変わり、やせこけた手がベッドの枕もとのブザーを鳴らしました。
と同時に、居間にあるブザーがなり、雪見が行こうとするのをさえぎって、母尋恵が家の奥へ急ぎました。
介護を、してるのかな?
旦那さんのお母さんなのかな?最近変えたはずの電球を取り替えて欲しいとのリクエストがあったみたい・・。尋恵さん、こき使われてるのね・・。大変だなあ・・・。
まどかの幼稚園に向かう準備が出来たところで雪見、尋恵に切り出しました。
「武内さんのこと、どう思いますか?」
「どうって、何が?」と尋恵。
「なんか・・・」
といここでまたブザーが鳴り出します。
「はあ・・おむつね・・・」
と尋恵、おばあちゃんの元へ向かい、話は中断されました。
ため息と一緒にオムツを家の外のゴミ箱に捨てる尋恵、そこに、お隣さんの武内が話しかけてきます。
天気が悪いから、日光浴が好きなレオ(ドーベルマン)の機嫌が悪いって言ってます。
「はあ・・・」なんと言っていいやら返答に困っている尋恵をみた武内さん。
「奥さん、少し顔色が悪いようですが・・」介護疲れしている尋恵を心配してくれていますね。
ここで尋恵、昨日の贈り物のお礼を言います。
武内さん、昨日上げたバウムクーヘンの事を気にかけています。すこし、パサついていた気がしてたらしい・・。
「おいしかったですよ」普通に返答する尋恵。
しかし武内さん、その返答にいたく感動したらしく、言葉に詰まっていました。
武内さん、事件の後、無罪になったものの、隣のおばあちゃんからバウムクーヘンを気味悪がられたり、記者が庭にまで入ってくることがあった。だから用心のために犬を飼いはじめた。無罪になっても人は、自分を殺人犯扱いする。それで、引越しをしたと言うことでした。
「ここが、、梶間先生の隣だったことに、私は運命を感じました」
でも、同時に心配でもあった、先生の家族に嫌われたらどうしよう、でも奥さんは、私を信じてくれる・・。
近づく武内、それを警告する男。
ここでまたジャンプカット!!急に場面は切り替わり、せかせかとスマホを検索する雪見。一家惨殺の事件について調べていました。
梶間家、居間。
尋恵が、武内からもらったバウムクーヘンをおそるおそる食べていました。武内に対する先入観を、良くないと思ったんでしょう「あんたも食べなさい」
気味悪がる息子、俊郎。「毒入ってたらどうすんの?」という息子に対して怒る尋恵。
昨日、バウムクーヘンを”食べない”と決めた雪見は、平然と食べている尋恵と俊郎を少し驚いたような顔で見ていました。
「ありがとうございました」
雪見の仕事場であろう食堂。
勤め先の同僚の仲のいい友人、佐々木琴音(木南晴夏)に武内のことをいろいろと話していた雪見、もらったバウムクーヘンは食べていないと答えると、「そういうの良くないんじゃないの?偏見だよ」と・・。
まあ、分かるんだけど、なんか、気持ち悪いもんね・・・。偏見だけじゃなくてさ・・・。
雪見、裁判官だった父の隣に越してきたことを、おかしいと感じているようです。そんな偶然あるのかなって・・。
と、そこに、出ました武内!!どこにでも登場するな!!
尋恵に聞いて、梶間家でよく来る場所だと聞いてやってきたそうです。
武内、雪見の友人、琴音にも、感じよく挨拶をしていました。
雪見が家に帰る途中、なにやら怪しい人物に声をかけられました。
「あの、梶間さんですか?」
「俺のこと、知ってます?」
挙動不審すぎますね(笑)
どうやらこの男、雪見の旦那の父が裁判官をしていたこと、そして隣に武内が引っ越してきたことも知っていました。
名詞には「関東日報 記者 寺西公平」と書いてあります。
一家殺人事件の容疑者だった武内に対して、お父さんは何か言っていなかったか聞きたがる記者。
気味が悪くなった雪見、まどかを連れて家の中に入ろうとすると、記者の男が突然・・
「奴は殺人犯です!!」
ふりかえる雪見。
「あなたのお父さんは間違いを犯した。奴は無罪なんかじゃない・・有罪だ!!」
普通じゃない雰囲気をかもし出す記者の男、怖くなった雪見、まどかを抱き上げ、急いで家の中に逃げ込んだのでした・・。
記者の男、挙動不審すぎて、誰も話聞いてくれないんじゃないだろうか・・。少しは武内を見習ったほうが・・。
「ピンポーン」
ドアが開くと中から武内が。
勲が、武内の家を尋ねたようです。
家に、記者が来たこと。自分の名前も、裁判官をしていたことも、そして武内が一家殺人の容疑者だったことも知っていたということを武内に話します。
早くもマスコミにかぎつけられてしまい、迷惑をかけてしまったことを謝る武内。どうにか対処すると勲に言いました。
控訴審の後、どうしていたのかを語りだす武内。マスコミに追われて大変だった。親が残してくれた遺産があったから何とかなっているけど・・。
「すべては、私が悪かったんです、警察の尋問に負けて自供してしまったから・・・でも、裁判でそれを覆す勇気をくれたのが、先生でした」当時のことをふりかえる武内。
勲の隣に引っ越してきたことに、”運命を感じる”と武内。勲は、「何かあったら、力になる」と、武内に伝えました。
夜。
勲、お風呂から出た後に冷蔵庫を開けると、例のバウムクーヘンが。ひとつとって、食べました。勲もまた、彼に対する考え方を改めようとしているのかも知れません・・。
ただ、自分で無罪判決を出した相手だから、誰よりも武内のことを信じているはずだよな?それとも、何かあったのだろうか?
少しずつ近づいてくる・・・。
買い物をして家に帰って来た雪見。外であそびたい様子のまどかを庭に置いて、家の中に入ります。
居間には夫の俊郎がノートパソコンを開いてなにやらやっています。
旦那さん、どうやら仕事を探している最中のようです。しかし、受けた面接のどれも芳しくなく、すべて断られてしまったみたいです。
で、いじけてパソコンでソリティアやってす(笑)いくら暇つぶしだからって、もっとマシなゲームあるだろ!!おもしろいけどさ・・ソリティア・・。
「残念だったね」と言って旦那を見つめる雪見。気まずく思ったのか「だいじょうぶだよ」といいますが、それを聞いていた母尋恵、今度はちゃんと給料の出るところを選んでくれと俊郎に。
俊郎、母親の小言に嫌気がさしているのか、尋恵の言葉が終わらないうちに、そそくさとその場を立ち去ってしまいました。
「まどかも5歳出し、雪見さんも二人目かんがえられないじゃない!」
このセリフに、母尋恵の雪見に対するやんわりとしたプレッシャーを感じます・・。嫁と姑、一緒に暮らすと、いろいろあるよね・・言葉にならないことが・・。ああ、ああ、お疲れ様です・・。
と、ここでブザーが鳴ります。尋恵、おばあちゃんの元に向かいます。
雪見、そういえばまどかを外に置いたままだと気がつき、急いで外に出ます。
すると、隣からまどかの声が・・。
「おいしい!」
「でしょ、焼きたてだもん」
急いで隣に向かう雪見。
「まどかちゃんが一人で表にいたんで、心配になりまして・・」
う~ん、気持ち悪い。世話焼きすぎ!!焼くのはバウムクーヘンだけにしてくれ!!
「大丈夫です、私がちゃんとみてますから、こういうことは結構ですから・・」
明らかにちょっとだけ不快感を表現しながら、まどかを連れて行こうとする雪見。
まだバウムクーヘンを食べたがるまどかをさえぎって、そそくさと家に戻る雪見。
まどかに手を振りながら、それを見送る武内・・。
まどかの食べ残したバウムクーヘン・・。
尋恵、どうやらおばあちゃんにいびられているようで、何度も何度も呼び出しのブザーが鳴ります。
居間で一息ついていると、またブザーが鳴ります。おばあちゃんの元に向かおうとすると、家のチャイムがなります。
一瞬ためらいましたが、まあいいやといった雰囲気で玄関に向かいます。
出てみると、また武内さんがやってきました!!来すぎ!!来すぎだって!!
まどかがバウムクーヘンを気に入ってくれたから、わざわざ持って来てくれたようです。
と、そんな時、またブザーが鳴り始めます。
「義理の母が寝たきりで・・・」
そう言う間にも、またブザーが鳴り始めます。
尋恵がお礼を言って奥に引っ込む姿を見送った武内、一人「どういたしまして・・」とつぶやきました・・。
怖い!!絶対この人おかしい人!!絶対!!
居間にて、
俊郎がまどかにバウムクーヘンを食べさせています。どんどん家の中に進入してくるバウムクーヘン。雪見も良くは思ってないけど、堂々と不快感を表に出すわけには行かなくて、悶々としている様子です。
尋恵、過労で倒れる。
場面が変わると、どうやらおばあちゃんを尋ねてきた人物が。おばあちゃんのやせこけた手をとり、話しかけています。
おお!意地悪そうな感じのふくよかな女性がおりますよ!!一目でで性格が悪そうだと分かりますね♪
「おばあちゃん、私誰だかわかる?」
マキコと名乗る女性。仕事が午後からだから寄ったんだと。
「尋恵さん、ちゃんと面倒見てくれてる?何かいやな事があったら、すぐ私に言ってね!」
うわあ・・やだやだ・・。
と、ここでおばあちゃん、小さながま口から、折りたたんだ1万円札を取り出し、マキコに・・。
マキコさん、「いいのぉ~」と甘い声を出し、まったく躊躇せずに一万円をうけとります。いつものことなんでしょうね・・。
おばあちゃんの部屋から出てきたマキコ。尋恵におばあちゃんの介護についていろいろ意見を言ってきます。粘り強く食べさせないとダメだとか、布団をきちんと干しているのかと・・。
うるせえなあ・・ときっと心の中で思っている尋恵、お茶を入れようとキッチンに立つと、マキコに「尋恵さん、更年期障害?」
なんと不躾な!!この女、何とかしてくれ・・。
マキコさん、自分の同じ年くらいに自分も更年期障害で大変だったから、分かる。今尋恵さんに倒れられたら大変なんだから!!」と非常に正直な気持ちをストレートに主張するマキコさん。
ほんとやだわ~。
今で座っている尋恵。またまたブザーが鳴っていますが、どうやら本当に体調が悪い様子。なかなか立ち上がることが出来ません。
と、そこに勲が帰宅します。
「おふくろ、呼んでるぞ」といって立ち去ろうとします。尋恵が疲れていることも一切意に介さない感じ。これが日常の風景なんだろうね・・。
「お父さん、病院に連れてってくれない?」
尋恵さん、自分でもそろそろ限界だと感じていたみたいですね。お父さんに助けを求めます。
またブザーが鳴ります。
どうやら、おばあちゃん、ずっと出ていないから浣腸して欲しいらしいのですが・・。
勲、奥のおばあちゃんの部屋を見てから尋恵に「どうする?」と聞きやがりました!!どうするじゃねえよ!!病院に連れて行ってやれよう!!
「病院は今度にします・・」
あきらめて、おばあちゃんの元へ向かう尋恵なのでした。
外に出て、おばあちゃんのオムツをゴミ箱に捨てる。
「早く死ねばいいのに・・・」
視界はゆがみ、尋恵はその場に倒れてしまいました。
病院
病室で寝ていた尋恵の元に、誰か尋ねてきます。
来た~・・。武内きた~~。
スキマにするっと入ってくるねこの人。
倒れたと聞いて駆けつけたらしいですが、なんと今回は更年期に聞くざくろジュースを持ってきました!
こんども手作りです!さすが、何でもできるのね♪
と、武内さん、尋恵のベッドテーブルの上に置いてある、「介護サービス」のチラシに目が行きました。
武内の視線に気がついた尋恵「雪見さんが置いていってくれたんです」
そして尋恵、おばあちゃんの介護についての気持ちを武内さんに語り始めました。
専業主婦だから、自分がやるしかない。姑も夫の姉も、同じ考え方なんだ。だから、私がやるしかない。
あの人(おばあちゃんのこと)のせいで、私は自分の親の介護も出来なかった。看取ることも許されなくて、行く途中に書いていたことを今でも覚えている。
「その母の分も、ってわけじゃないんですけど・・」
とう前置きをして、尋恵、この介護は完璧にやり遂げたい。何の文句も言われないくらいに、完璧に。バカなイジかも知れないけど、私にとっては大事な事なんだ。
「最後には、いやいやでも、ありがとうって、いわせてやりたいんです」
真剣に話を聞いている武内さん
「でもなんか、すっきりしました」
そうつぶやく尋恵に対して武内さん、「奥さんの気持ち、本当に良く分かります」と、心から共感している様子でした。
武内、おばあちゃんの介護を・・。
またジャンプカット!!急に掃除機をかける場面に転換!!
でもって、じゃ~ん!!武内さんが掃除機かけてる~やだ~家に入り込んできた~。
家に帰ってきた雪見、そんなエプロン姿の我が物顔で掃除機をかける武内さんをみて「ギョッ!!」という顔。
そりゃそうだ。
「おかえりなさい!!」と笑顔で迎える武内さんに何か意見を言おうと思って口をひらいた瞬間、尋恵がやってきました、そして、信じられないことを言うのです。
「お母さんの介護手伝っていただくことになったの・・」
ええ?何で?
尋恵の体調が良くなるまでしばらく手伝ってもらうと言うことらしいが・・。
雪見、な~んで私じゃなくてこの男なんだよ!!手伝うって言ってたでしょ私!ええ?
と心の中で思っていることでしょう。尋恵としても、息子の嫁に対する、ライバル心だったりするのでしょうか・・。
自分を飛び越えてこのわけの分からないバウムクーヘン男に介護を任せんるなんてとても信じられないが家に入り込んできてしまったのだから仕方ないがこれからどうすればいいのだ?
と考えているうちに(予想)、尋恵のブザーがなり、そのブザーを武内さんが受け取って、おばあちゃんの介護に向かうのでした・・。
武内さんが行ってしまうと、雪見、早速「おかあさん、私もおばあちゃんの介護手伝いますよ!!」
しかし尋恵、あなたはパートもあるし、まどかもいるし、これ以上負担をかけられない、とやんわり断られました。
へ!そうかよ!
ちなみに、武内さん、オムツ交換もスムーズで、おばあちゃんともうまく言っていると喜んでおりました・・。
家族がめちゃくちゃに?
雪見、幼稚園の帰りに親友の琴音にいろいろ相談しますが、雪見の感じている”違和感”に気づいてくれるはずもなく、やんわりと励まされて、話が終わってしまいました。
と、そこにこの間やってきた記者の男がまたやってきました!まどかのもとに駆け寄る雪見。
「話だけでも聞いてもらえませんか?」と懇願する記者の男。
「武内は今日お宅にいるんですよね、何してるんですか?」と雪見に問いかけるも、雪見は相手にせず、その場を立ち去ろうとします。
後ろから、琴音が割って入ります。
公演のトイレにとりあえず逃げ込んで、そろそろ大丈夫かな?と思って出て行くと、ああ!まだいる!記者の男です。
この人暗すぎて、とても話をしたい雰囲気じゃないんだよなあ・・。
「わたしは、ただ、警告しに来ただけなんです」
「今迫っている危機をあなた達は分かってないんだ!家庭がめちゃくちゃにされる前に、話を聞いてもらいたいんです!!」
この記者の男も、かなり本気の様子ですな・・。
梶間家
雪見が出会った記者の事を家族に説明すると、その記者の男に対しては「そいつ異常だよ!」とか、「武内さんに付きまとっていた記者ってその人なのね」とか、その記者のはなす「内容」についてはあまり気にしていない様子。
雪見が「家庭がめちゃくちゃにされるって、どういうことだろう」と言っても、そんな人のことを真に受けるなといわれてしまいます。
雪見、家族以外の人に、掃除までやってもらうのはどうかと思うと尋恵に伝えますが、ご近所同士助け合うのは、悪いこと何もないでしょ?と・・。
そしてさらに悪いことに、雪見の夫も「お父さんもいいって言ってるんだろ?母さんが楽できるんだから、そのほうがいいじゃないか!」あ~あ、旦那役にたたねえなあ・・。仕事してない負い目があるのかなあ・・。親に対して弱いなあ・・・。
とりあえず、自分の見方は誰もいなくなっている雪見なのでした。
そして、文句も言えないまま、だんだんと家の内部にしみこんでくる武内さん。今度は食器洗いまでやり始めました、しかも完璧に綺麗に!!
雪見「それは私がやります」といっても、手が空いただけですから・・と。
雪見、だんだんと居場所がなくなってきました。
武内、尋恵のハートをがっちりキャッチ。
梶間家、居間で、勲と尋恵。
「明日も、来てもらうのか?」勲が尋恵に聞きます。武内さんのことです。
尋恵、あんないい人なかなかいないと、完全に武内さんにメロメロです。なんの疑いもありません。
しかし勲、さすがにそこまでさせるわけには行かないと渋っています。
そうそう、それでいいのよそれで。
しかし尋恵、強力な味方を得たからなのか、よき理解者が家にいてくれるせいなのか、ここで引き下がりません。
「ひょっとして、お父さんも武内さんに偏見があるんじゃないの?」
「何を言ってるんだ!!そんなわけないだろう!」
急に大声を出した勲に対して、そっぽを向く尋恵。
勲、なんだか決まりが悪いように、「俺は、私は・・考える」と言って部屋を出て行きました。
尋恵の態度が、武内さんがやってきたことで、だんだんと変化してきていますね♪
ワクワク♪
次の日、夫の姉が家にやってきます。
武内さん、もちろん今日もおうちにいますね。夫の姉、マキコ。
武内さんがおばあちゃんの介護をすることに、最初は戸惑ったと言っていましたが、上手くやっているようだし、納得している様子です。
マキコがおばあちゃんのもとに行くと、今日の晩御飯は私がつくってあげるねと、それを聞いたおばあちゃんも喜んでいる様子です。
そして、そのやり取りを居間で聞いている尋恵と、武内さん。
尋恵は、悲しいとか、悔しいとか、諦めとか、そんな表情の混ざった複雑な顔をしていましたが、武内さんの表情は後姿だけでよく見えません。しかし、マキコのことを良く思っていないことだけはよ~く分かります。
気まずさを感じたのか尋恵、洗濯物、と言って、その場を去りました。
武内さん、おばあちゃんと二人でなにやら話をしています。
「おばあちゃんにお願いがあって、聞いていただけますか?」
「母によく言われました。いい子にしていなさい、そうすれば、みんながかわいがってくれるから・・」
その言葉を大事にしたと言う武内さん。人が喜んでくれるとうれしい、人に尽くすことが自分の生きがいだと・・。
そしてこう続けました。
「尋恵さんも、おばあちゃんに笑って欲しくて、一生懸命尽くしてるんです。だからお願いです。尋恵さんに、ありがとうって言ってあげてくれませんか?」
武内さん、ここまで行くと、ひょっとして本当にいい人なんじゃないかと思えてきますな。
しか~し、バックッグランドで流れる音楽がもう、不穏な空気です。この男、何か企んでいるのでは?いや、企んでるに決まってる!!
シーンが切り替わります。
おばあちゃんの部屋から立ち去ろうとする武内さん。部屋を出るときに、一人
「どういたしまして・・」と、つぶやきました・・。
何が!!何がどういたしましてなんだろう?
梶間家、キッチンにて。
マキコと雪見が料理をしています。マキコ、他所の人の
介護でおばあちゃんが疲れているのではないかと心配しております。
隣の人に介護を任せることに対して、あまり良く思っていないようです。おせっかいじゃないかと・・。
「正直、どう思う?」マキコが雪見に意見を求めますが、「さあ・・」と濁します。
と、雪見、誰かの視線を感じて振り向くと、そこには武内さん・・。
おそらく今の話を聞いていたであろう武内さん。しかし、いつもの表情のままで「おいしそうですね、おばあちゃんも喜ぶとおもいますよ・・」
と、何事もなかったように振舞っていました。
おばあちゃんの遺書。遺産相続。
おばあちゃんの部屋に集められた家族。マキコさんを含めた家族全員が集合しています。
おばあちゃんからみんなに話があるそうです。
用意された手紙をマキコが読もうとすると、おばあちゃん、手で尋恵に読んで欲しいと。
尋恵、その手紙を開くと、「遺言状」というタイトルとともに、おばあちゃんが死んだ後の相続について、金額とともに書かれていました。
梶間まどか 30万円
梶間雪見 50万円
梶間敏郎 50万円
梶間勲 150万円
相田マキコ 150万円
尋恵、最後の文章を読むのに、少し詰まってから、読み上げました。
「梶間尋円 3万円・・・」
家族は静まりかえりました。
わざわざ尋恵に手紙を読ませるという徹底したいびり!!年をとって体の自由は利かないのに、そういうことだけは用意周到なのね・・。切ないね・・・。
尋恵一人、居間で、やっぱり悔しいような、悲しいような顔をしていました。
そして、梶間家のキッチンに立っていた武内さんのアップになり、吹き零れる鍋が、何か悪い予感を感じさせていました。
おばあちゃん、亡くなる。
梶間家、居間。
マキコ、おばあちゃんがやけに静かなのを気にして、見に行ってみると、おばあちゃんがの様子がおかしい。
叫ぶマキコ、駆けつける雪見と尋恵。
どうやら喉に何かを詰まらせたらしい。
パニックで何もできないマキコを尻目に、尋恵は喉につまった何かをかき出そうと・・。
美雪、夫に救急車を呼んでくれと叫びます。
誰かが、私の願いを聞いてたみたい・・。
武内の家に、尋恵、おばあちゃんが亡くなった事を伝えに行きます。遺体は一日病院で預かってもらって、葬儀などはまたお伝えしますと。
「わざわざ、ありがとうございます」丁寧にお礼を言う武内。
尋恵、話が終わっても、武内の顔をまじまじと見つめています。
「早く死ねばいいのにって、思ったんです。でも、こんなことになってしまって、まるで誰かが、私の願いを聞いてたみたい・・・」
と、武内の顔を凝視しながら言いました。
そして、「なんてね・・」視線を外してつぶやきました。
尋恵、不思議なもので、いざこうなってみると、なんだか寂しい。感謝させたかったのに。早く死ねなんて思った自分への、神様からの罰なのではないかと・・。
「罰ではありません。奥さんは立派に戦いました。おばあちゃんや家族が認めなくても、奥さんがどれだけがんばったか、私はよく知っています。」
武内、尋恵に一歩歩みより、
「奥さん、胸を張ってください。あなたはやり遂げました」
尋恵、こらえきれずに涙を目にためたまま、ありがとうございますと、深々と頭を下げ、立ち去りました。
武内、その感謝の言葉に、強く感動しているみたいです。
尋恵さん、ひょっとして、おばあちゃんを殺してくれたのかも知れないということも含めて、御礼を言っていたのでしょうか?心のどこかでは、すこし、そう思っているかも知れませんね。
おばあちゃんに”最後にあった人物”
梶間家。
おばあちゃんの亡骸に手を合わせる武内。
去っていく武内を呼び止めて、雪見。
「昨日、お帰りになる前に、祖母の部屋に寄りましたか?」
「はい?」と武内。
「部屋の方から、武内さんが来たのを見たので・・」
「ええ、いつも帰る前に、おばあちゃんにご挨拶を・・」
「そのときは、変わった様子はありませんでしたか?」
武内は答えません、何を聞きたいんだ?という表情を雪見に向けています。
雪見、マキコが、自分が食べさせた雑炊のせいで亡くなってしまったことを、気にしているから聞きたかったのだと説明しました。
「私が行ったときには、何も・・・」
「そうですか・・・」
そして武内、気になる一言を・・。
「神様が、見ていたのかも知れませんね・・」
そりゃ一体どういう意味だ!!
二人の間に沈黙が訪れると、外から雪見を呼ぶまどかの声が、そして、犬の吠える声。
雪見が外に出ると、武内の飼っている犬(ドーベルマン)がまどかに襲い掛かってきました。
まどかをかばう雪見、ズボンの裾を噛まれてます。ああ恐ろしい・・。まどかを逃がした雪見、しかしこのままでは命が危ないぞ!!
すると次の瞬間、誰かがレオに一撃食らわしました。
見上げると、武内さん。竹ボウキのようなもので、犬をたたきつけたみたいです。
「レオ!、なんてことするんだ!なんて事を!!」
と言いながら、持っている竹ボウキで、何度も何度も、レオを打ち付ける武内さん。
そんな、すこし様子のおかしい、武内の顔を、雪見は見つめていました・・。
大人の土ドラ『火の粉』第1話の感想。
いやー見ごたえがありました。
ついこの間まで、同じ東海テレビ製作の昼ドラを見ていましたが、どうしてこんなにクオリティが違うんだろう・・・。制作費などの違いであろうか・・。
どの人の役にハマっていて、見ていて引き込まれます。
特に優香さんの引きつった顔の演技が最高です♪
このドラマ、全部で9回あるらしいのですが、第1話の時点でおばあちゃんが亡くなっていますので、今後どのような展開になってしまうのか・・。
記者と名乗る男の言うとおりだったら、梶間家は大変な事になってしまう!!
ちなみにこのドラマ、過去にも単発でテレビドラマ化されたことがあるらしいし、もともと2003年に雫井脩介著『火の粉』として原作があるんですね。
でも、原作を読んでいたとしても、それぞれの役者さんの演技がとてもすばらしいので、見る価値のあるドラマだと個人的には思います。
ユースケ・サンタマリアさん、本当にこの役ハマってるなあ・・・。本人も、ちょっと病的なところがあるってどこかで行ってたような気がするしなあ・・。
しかし、じわじわ梶間家に侵入してくる感じが、なんだかとってもリアルと言うか、誰にでもある心の中の”あまり向き合いたくない部分”にするっと入り込んで、支配していく・・・。
お母さんが旦那さんに対して強気になったりするあたりが、非常にリアルでヒヤッとしました。
まとめ
このペースだと、梶間家、武内によってとんでもないことになってしまいそうですが、ワクワクするなあ。
しかし、いくら人物紹介の描写が必要だとはいえ、文章が長くなってしまった。もっと分かりやすく、短い文章に出来るように心がけようと思います。
読んでいただいて、ありがとうございました!!
ドラマ『火の粉』第2話のあらすじ、ネタバレ、感想。着実に梶間家を取り込む武内。
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