2018年12月7日に公開した映画『来る』
監督は中島哲也。主演は岡田准一さんの注目の「ホラー」映画です。
原作の『ぼぎわんが、来る』は澤村伊智による日本のホラー小説なのですが、小説もかなり怖いらしいです。
さて、今回はこの映画『来る』の評価感想をまとめてみたいと思います。
映画『来る』の評価感想:レビューサイトの評価をまとめます。
まずは映画サイトのレビューをまとめてみたいと思います。
映画.com 3.2点
Yahoo!映画 3.22点
Filmarks 3.6点
星の数だけ見ると、どうやら「絶賛」という評価ではなさそう。
レビューを見ていると「好みが分かれる映画」という印象。
良くも悪くも「期待を裏切られた」という形になっているみたいです。
ホラーっぽいけどそれほどホラーでもないとか、そういった評価が目立ちます。
映画『来る』の評価感想:ホラーとしては怖くない?
岡田准一「ホラーにとらわれない新感覚の映画」、「来る」初日舞台あいさつで自信(スポニチアネックス) https://t.co/APnfXiFX9P
— エンタメ芸能フラッシュ (@entameflash) 2018年12月8日
映画『来る』ですが、CMではガンガン「怖い」雰囲気で畳み掛けてきていますが、実施に映画を見てみると「ホラーとしてはそれほど」という声が結構ありました。
「てっきりホラーかと思ったら、人間のイヤな部分をえぐりだす「黒いサスペンス」だった。ホラー的な意味では1ミリも怖くないが、映画としちゃ面白かった。」
「「「来る」、ホラー映画っていうジャンルで観るとあんまり怖くはない……?と私は思った。私が怖いの大好きだからだと思うけど。怖いっていうか、恐い。人間コワイ。映画館で観ると音もあってさらに恐い。オバケドーン!では無いけど血と虫が大量に出てくるからその辺苦手な人はダメかも……」」
「ホラーであって、ホラーじゃなかった」
「「ホラー映画興味ある人は是非「来る」見てほしい。予想以上というかこれリングとかのJホラーが流行らなかった世界線から来た傑作だよこれ。」」
ただ、ホラーとしては怖くないし、ホラーじゃなくて他のなにかだという評価もありますけど、
Jホラーが好きな人にとっても評価が高いので、ホラー好きが見に行っても面白い!という評価が目立ちました。
映画『来る』の評価感想:それぞれのキャストの演技が高評価!
中島哲也監督のエンターテインメント意欲作で、独特のセンスあふれるポップでカラフル、そしてダークな感じが最高!
出色だったのは小松菜奈⚡
オレンジ髪の毛にタトゥーだらけの女性を演じて、見事な存在感✨この映画、万人受けするか?は微妙だが、#1日1本オススメ映画 ということで…😊 pic.twitter.com/8XvJpSIOoj
— Qちゃん (@zosoHajime09) 2018年12月7日
映画『来る』に出演している俳優さんたちはすべて演技派ですが、こういう荒唐無稽な映画こそ「演技派」って大事ですよね。
出演している俳優さんたちの演技は、皆さん一様に絶賛してました。
「小松菜奈の演技力は素晴らしかった。
「「来る」での演技こそが小松菜奈の本領発揮だったのかも。」
「黒木華さんの演技もすごかったです…振れ幅」
「 柴田理恵さんの演技が凄い!」
「松たか子&小松菜奈の超人的霊能力者のハマりっぷりや妻夫木聡の天下一品の天然キャラはもちろん最高だけど、とにかくこの映画は柴田理恵が凄い。静かな演技と優しさが観ているこっちの気持ちを熱くさせて困る。ある意味一番印象的かも。」
「ピンク髪の小松菜奈ちゃんの演技良かったなぁ」
「特筆すべきは黒木華さん。作中の演技の振り幅では5人中ダントツ1位で、こんなに色んな顔を見せることが出来る俳優さんなのかと、驚きました。」
「確かに柴田理恵さんの演技すごかった!!」
「小松菜奈の演技が素晴らしかった。あの衝撃的なビジュアルからは想像できないくらい悲哀にあふれて、愛情を振りまいていた。」
とくに意外性が会ったのは小松菜奈さんの演技。
あの見た目なのに、人間味に溢れていてよかったという評価が多かったです。
とは柴田理恵さんの演技を評価する人も多数いましたね。
他の人達はもう「安定のうまさ!」という評価でした。
やはり演技派なので、いい仕事しているみたい。
なんだか、見たくなってきましたね・・。筆者は妻夫木さんが好きです。「怒り」のときの妻夫木さんは、すごかったです。映画館の大画面で綾野剛さんと絡むところはすごかったです。
映画『来る』小松菜奈の演技がうまいと絶賛!ピンク髪もかわいい!
映画『来る』の評価感想:エンターテインメント作品だった!
映画「来る」公開初日。エンタメをとことん攻めて “来る” 中島哲也監督らしさに溢れた完璧な映画でした。
VFXにはLEAD Production Managerとして、伊藤峻太が参加しております✅ #Movie #vfx #CG #伊藤峻太 pic.twitter.com/eHuMHA9vBe— Finlarra (@8Rp4w) 2018年12月7日
この映画、予告や映画紹介を見ていて感じましたが、単なるホラー作品というよりは、お祓いをするすごい奴らが集まって戦う、チームヒーローモノとしても楽しめそうだなと思ったら、まさしくそのとおりだったみたいです。
ホラーと言うよりも「エンターテインメント」だったという声も多し。
「これぞ中島哲也エンターテインメント!」
「不穏でホラーでエンターテイメントです。」
「クライマックスは、誰も見たことがない、最強祈祷師軍団によるお祓いエンターテイメント」
「中島哲也監督のエンターテインメント意欲作で、独特のセンスあふれるポップでカラフル、そしてダークな感じが最高!」
「「怖いホラーを期待されてる方には全くオススメ出来ない、中島哲也監督らしい“人間の闇と僅かな希望を描いたエンターテイメント”マジ最高っス…自分はね笑」
#映画来る #背骨映画」「エンタメをとことん攻めて “来る” 中島哲也監督らしさに溢れた完璧な映画でした。」
「ホラーだ!」と思って身構えていると損するかも。
確かにグロいシーンや怖いシーンは満載みたいですが、日本のジメジメとしたホラー(褒めています)ではない、エンターテインメント作品という側面が強いようです。
映画『来る』の評価感想:クライマックスがすごい!
日本風土の本格的オカルト映画と思いきや、クライマックスはまさかのオカルト大戦!#中島哲也 監督の映像、編集テンポもあって「こ、これは21世紀の、#実相寺昭雄 の『#帝都物語』か!」な映画になっていた『#来る』…いや~、驚きました(笑)。一方「個々の恐れの対象」の描写もイイのよ。#映画来る pic.twitter.com/udDpjDdxQF
— 映画屋のジョン (@eigayajohn) 2018年12月7日
評価の中で結構多いのが「クライマックスがすごい!」という評価。
「松たか子演じる最強の霊媒師の活躍ぶりとさながらシン・ゴジラのヤシオリ作戦のような盛り上がりのクライマックスの除霊シーンは必見」
「原作にない大規模なクライマックスのシーンは人によって引くか惹かれるかのどちらかと思う。」
「演出がふっ切れすぎててもはやホラーっていうかクライマックスの除霊シーンとかハイテンション霊能バトル映画だったけど最高すぎたし「コワすぎ」「カルト」「貞子vs伽椰子」とかが好きなら絶対楽しいやつだこれ」
「全日本から霊能者を集めて執り行う大儀式は、2018年映画屈指のクライマックスの盛り上がりだった」
これを見て、ますます見に行きたくなりましたが、要するに「中島哲也映画」だということで、とにかく「エンターテインメント」に振り切った作品であることは間違いなさそう。
日本のジメジメしたホラー(褒めています)が好きは人は、ちょっと肩透かしを食らうかも。
逆に、今までの中島哲也索引が好きな人は、見に行くべき映画だということですね。
映画『来る』の評価感想:シンゴジラっぽい?
すごかった
中島哲也らしいネオ・ホラー映画
ホラー映画版シン・ゴジラってかんじ
ホラー苦手だし一人でホラー映画見に行くの初めてだったけど楽しかった😊#来る pic.twitter.com/Jh03uo5Fnj— つっこちゃん🍨 (@STRA1GHT_EDGE) 2018年12月7日
この映画にスーパーの店長として出演しているお笑いタレントの伊集院光さんが、この映画を評して「シンゴジラっぽい」と言ってましたが、そのとおりに感じている人はそこそこいました。
「「来る」映画はほんとシン・ゴジラ魔界大戦争って感じだったけど、原作もああいう感じなのかな…」
「映画、来る 観てきた! 確かにシン・ゴジラだった! これ賛否われるよなあ。。映画好き程、酷評すんじゃないかな」
「来る、敵が悪霊のシンゴジラみたいな映画だった」
「『来る』どんな映画かネタバレしない程度に流れだけ触れると前半が善悪の屑で後半がオカルト版シンゴジラ」
「ホラー映画版シン・ゴジラってかんじ」
ラジオで発言していた伊集院さんですが、同じように感じていた人は多かったみたい。
そうかあ、なんだか評価を見れば見るほどに見たくなってきますね・・・。
映画『来る』の評価感想:あえて悪い評価もまとめてみます。
『来る』
思った通り…つまらない。
ストーリーも音楽もダメ。怖くない。なにもかも気に入らなかった😵
1番気に入らなかったのは、妻夫木聡の演技。あの人こんな演技下手だったか?『怒り』の時は良かったが😑
こんな映画に2時間も費やすのは…って考えちゃうね😕得点付けるなら1点…優しいでしょ? pic.twitter.com/roDY23HlvL
— 福田 わたる🌈【Water💦】#TWD (@fukuda_wataru) 2018年12月7日
そこそこ良い評価の映画『来る』ですが、悪い評価もまとめてみようと思います。一方向からだと偏ってしまいますからね。
「原作は、子を作れない原因を女にだけ押し付ける悪しき習慣、夫の暴力に耐え続けるしか無かった女の我慢と悲哀、そこから生まれる憎悪、呪い、連鎖、報いが軸になっている。それが映画では物の見事に書かれていない。」
「全国から除霊・お祓いのために集結してくる霊媒士連中の緊張感の無さも辟易としました。」
「原作を少し読んで観に行ったが内容も少し違っていて、とにかく期待外れ。結局何に襲われているかわからない、てか何が来たの?」
「結論から言うと、超クソつまらなかったです!
とにかくやたら長い!特に後半!
同じ事をずっとグダグダ言っていて話進まないし、
ホラーと呼ぶには、全く怖くないし、サスペンスにもなってない。」
まとめると、
原作との改変というか、原作の「キモ」がないがしろにされているのではないかという評価が目立ちました。
原作を知っていて、原作が好きならば好きなほど、今回の映画『来る』は期待はずれなものになってしまったみたいですね。
とにかく評価悪い理由は、ジャパニーズ・ホラーだと思って見に行ったら、全然違ったというものが多いです。
予告でも「エンターテインメント」と銘打っていたと思いましたが、それでも足りなかったみたいですね。
中島哲也監督独特の演出も、ノレない人にとっては苦痛みたいなので、そのあたりは人を選ぶ映画だったのかもしれませんね。
映画『来る』の評価感想:全体的な評価をまとめると?
今回の映画『来る』の全体的な評価をまとめると、結構いい評価が多いです。
特に、今までの中島哲也監督作品が好きな人にとっては「大満足」な内容だったみたい。
Jホラー独特の雰囲気はむしろ少なくて、人によっては「ホラーでもなくない?」という内容だったみたいですが、決して怖くないわけではないので、苦手な人が見に行かないほうが無難かも。
中島監督の「エンターテインメント性」が存分に発揮されているらしく、特にクライマックスは「ホラー版シンゴジラ」と呼ばれてます。
こう言われると、あの「シンゴジラ」のワクワク感が蘇ってきて、すごく見たくなりますが・・。
内容も絶賛されていますが、出演されているキャストさんの演技も見どころみたいです。それぞれのキャストが全員高く評価されているみたいです。
ただ、気をつけてほしいのは、良くも悪くも「中島哲也」映画だということで、今までの中島哲也作品が「嫌いな」人はおそらく受け付けないのではと思います。
あと「Jホラー」が好きな人も、ちょっと期待はずれになるかもしれません。
そのかわり、中島哲也監督の「エンターテインメント作品」が見たい場合は、かなりおすすめになると思われます。
全体的には悪い評価ではないので、見に行く価値のある映画であることは間違いなさそうですけどね。
まとめ
今回は映画『来る』の評価感想をまとめてました。
評価は分かれてはいますが、とりあえず「シンゴジラ」でワクワクできた人はおすすめの映画になりそうです。
ただ、CMはいただけないですけどね、色んな意味で・・。
映画『来る』CMが怖いと炎上?もはやハラスメントで放送中止になる?2018年
というわけで今回はここまで!
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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