美食探偵明智五郎1巻ネタバレあらすじ!原作を読んでみた感想も!

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2020年4月にドラマ化される東村アキコさん著のコミック

『美食探偵明智五郎』1巻のネタバレあらすじをまとめています。

現在1巻から5巻まで出ていますが、全部読んでみて、すごく面白かった。

挟まれるユーモアもテンポが良くて、美食の豆知識もあるんだけどお洒落で美しいくて深い、一気に読んでしまいましたが、素晴らしい漫画体験でした!

というわけで今回は『美食探偵明智五郎』1巻のネタバレあらすじをまとめていこうと思います!

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『美食探偵明智五郎』1巻の登場人物紹介!

わかりやすくするために登場人物の紹介を!

明智五郎・・・探偵事務所『江戸川探偵事務所』の探偵。扇屋百貨店オーナー明智大五郎の息子。小さい頃からおじいちゃんに美味しいものをたくさん食べさせてもらったせいか、本物の味のわかる美食家。顔はびっくりするほど整っているが、全体的に古風なので年上に見られることも。ワゴンでランチを販売している小林苺のランチを利用している。

小林苺・・・原宿でワゴンでランチを販売している女子。実家は仕出し屋。ワゴンランチながら、下ごしらえから調理法まで手間と工夫を惜しまない料理で、美食家の五郎に認められている。五郎にいつもこき使われてしまうが、ものをねだる図々しさも兼ね備えた女子。面白い。

マグダラのマリア・・・第1話で明智五郎と関わり、それから事あるごとに明智と関わることになる美女。自分を「マグダラのマリア」と重ね合わせ、次々と罪を重ねていく。

茜・・・マリアから「林檎ちゃん」と呼ばれていた。実家が青森で、東京の彼にジャムなどを作って送ってあげていた。

 

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『美食探偵明智五郎』1巻ネタバレあらすじ

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明智五郎は、百貨店オーナーの御曹司。一人で『江戸川探偵事務所』で探偵をしています。

ある日、浮気調査の仕事を受けます。

依頼してきた女性は、夫が毎日違う「匂い」をさせてくると言います。香水ではなく、いろいろな料理の匂い。

毎日同じものばかりを食べている夫にはありえないと。

早速調査を開始する五郎は、依頼女性の夫が若い女性の待つボロアパートに毎日通い、そこで食事をしていることを突き止めます。

写真に撮り、報告する五郎。依頼者の女性は、知り合いの弁護士に頼んで慰謝料をもらうと言っていたのですが、それで終わりませんでした。

次の日、毎日五郎がランチに通っている、小林苺がやっているワゴン『イチゴ・デリ』で弁当を買い、事務所で食事をしていると、あるニュースを目にします。

ある会社員が路上で刺された、そしてその場所が、なんと五郎が先日探偵の仕事で見つけた「ボロアパート」の前でした。

五郎は、男を刺したのが浮気調査の依頼者の女性であることを確信し、彼女をディナーに誘います。

彼女は言います。許せなかった、私には毎日同じ和食を作らせておきながら、自分の知らないところで若い女の作った手の混んだ料理を食べていたことを。

体の関係はなくても、それが何よりの「浮気」であると彼女は感じていました。

五郎は彼女をホテルの部屋に誘いますが、いつの間にか睡眠薬を飲まされていた五郎は眠ってしまいます。

目を覚ました五郎は、彼女が自殺をするだろうと感じ、「自殺したくなったら行きそうなところはどこだ?」と苺に訪ね、一緒に葉山の崖に、苺の車に乗って向かいます。

そこに彼女はいました。「最後に食べたあのステーキ、本当に美味しかったわ」そう言って崖から身を投げる彼女でした。

この事件が、五郎と苺の出会いでした、そしてその身を投げた「彼女」が、これから五郎の人生に大きな影響得る始まりでもありました。

 

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五郎は月イチで開催される「東京美食倶楽部」で食事をしていました。そこにいた美食倶楽部のメンバーで刑事の上遠野が「このホテルの上で殺人事件が起きた」といいいます。

ホテルの部屋では、若い男女が倒れていました。

五郎は、朝食を食べたあとになくなったと見られる二人が最後に食べたメニューを調べてほしいと言い、帰っていきました。

いつものように苺のところでお昼を買う五郎でしたが、この近くのホテルで殺人事件があったことを言うと、「怖い!あたしも明智さんの事務所に行く!」と一緒にお昼を食べることに。

そこで苺は、五郎の事務所の壁に貼ってあるハガキが気になります。ダヴィンチの「最後の晩餐」が描かれたはがきの裏、差出人には「マグダラのアリア」という名前が書かれていました。

 

その頃、ある純朴そうな女性がある場所に向かっていました。女性が暗い部屋に入ると、ワインを注がれる歓迎されます。

「2人いっぺんにやっつけちゃうなんてすごいわ林檎ちゃん」

ワインを注いてそう言った女性は、なんと1話で崖から飛び降りたあの奥さんでした。

奥さんはその「林檎ちゃん」と呼ばれる女性に「マリアさん」と呼ばれていました。

どうやらマリアは、林檎ちゃんの殺人の手伝いをしていたようです。この殺人天国の日本では、ヘマをしなければ足がつくことはない。

林檎ちゃんは「どうして手伝ってくれるのか」とマリアさんに訪ねます。

「会いたい人がいるの、あの人にもう一度会いたいから、こんなことをしちゃうのかもしれない」

 

警察の調べによると、被害者の死因は「シアン化合物」だということがわかりました。

五郎は事件のあったホテルで、実際に被害者が食べた朝食を注文します。

出てきたのはフレンチトーストとフルーツ盛り合わせ。実際に食べてみますが、刺激の強いシアン化合物は、どの食べ物に入れても気づかれてしまうだろうと感じます。

五郎、刑事の上遠野に連絡すると、被害者の胃の内容物に、朝食で提供されていなかった「リンゴ」があったことがわかったのでした。

 

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朝食のメニューになかった「リンゴ」は外部から持ち込まれ、リンゴに毒がもられていたことから、リンゴを持ち込んだ人間が犯人だということがわかりました。

被害者の男性の部屋を調べてみると、青森の出身の、なんの変哲もない大学生だということがわかりました。

五郎は、どうしてこの平凡な男性が殺されたのか、そしてどうしてわざわざ毒殺を、しかも朝食でやったのかが気になっていました。もっと簡単な方法があるはずなのに。

わざわざこんな手間かかることをする犯人は、きっと自分の存在を知ってほしい人間なのではと感じていました。

五郎、自分の「御曹司」という立場を利用してホテルの予約名簿を見せてもらっていました、そしてなんとそこに「マグダラのマリア」という名前があることを知ります。

五郎の事務所の壁に貼ってあった、絵葉書の差出人と同じ名前ですね♪

その時、刑事から電話が、なんと被害者の男性の舌に、やけどの跡があることがわかりました。

「やけどをしている」という事実から、朝食のフレンチトーストでも、フルーツでもないことがわかりました。

そんなとき、苺から「できたてのリンゴジャムじゃないですか?」という意見が。

 

警察に調べてもらうように頼むと、やはりリンゴに多くの毒が盛られていたことがわかりました。

そしてもう一つ、被害者男性のメールから、一緒に殺されていた女性ともうひとり、付き合っている女性がいたことがわかりました。そのもうひとりの女性が青森のリンゴ農家と同じでした。

五郎、苺に「日本一うまいマグロを食べに行こう」と誘います。

その頃、マリアに「林檎ちゃん」と呼ばれていた女性は、青森に帰っていました。

 

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五郎と苺で一緒に青森に向かいます。一緒に海鮮丼を食べたりちょっとしたデートみたいになっていましたが、五郎は青果店に向かいます。

そこで多数の種類のリンゴを苺に見せ、この中からおいしいジャムを作るのにふさわしいリンゴを見つけてくれといいいます。

そうこうしていると、リンゴ農家のおばちゃんに「こんないいりんごはジャムにしない、木から落ちてしまった売り物にならないようなものをジャムにする」と教わります。

リンゴ農家に行けば分けてもらえると言われて、早速リンゴ農家へと向かいます。

そのリンゴ農家に、マリアに「林檎ちゃん」と呼ばれていた女性がいました。

落ちているリンゴを分けてもらおうとしますが、林檎ちゃんに売り物ではないと言われます。銘柄を聞くと「茜」という品種らしい。最近ではこの農園でしか育てていないそう。

青果店で買い集めたリンゴたちをそれぞれジャムにしてみると、最後にここでもらった「茜」という品種が一番ジャムに向いていることがわかりました。

五郎は林檎ちゃんと呼ばれている女性と話します。その女性の名前は「茜」という名でした。

恋人が殺されたのに、随分のんきだと五郎が茜に話しだすと「大丈夫、私は捕まらない、殺していない、何もしていないから」と白状します。

五郎は言います、僕は警察じゃない、2人を殺した人を止めたいだけだと茜に。

茜はだんだんと語り始めます。

もともと付き合っていた男性は、東京に行った途端変わってしまった。最初は一人暮らしの彼のために色々送って上げたら喜んでいました。その中に茜が作った手作りのリンゴジャムも入っていました。

そしてある日、彼のSNSを見たら、茜の作ったジャムを、茜の知らない女性がクラッカーに載せて食べている写真が上がっていました。

「私のおじいちゃんとお父さんが作ったリンゴの、私と同じ名前のリンゴでつくたジャムを、その女が食べていたんです」

その女を殺してやろうと思っとき、たまたま出会った「マリア」が毒を入れて殺してくれた、と白状します。

マリアが、ホテルのメイドになりすまして、ジャムを目の前でつくるパフォーマンスをして、被害者の彼らに提供したということがわかりました。

約束通り、五郎は苺に寿司をおごります。

茜は捕まるのかと聞くと、明らかに「頼んだ」という証拠がない限り、捕まらない。今回のケースは、茜が「殺したい」と思った男を、マリアが「勝手に」殺しただけということになる。

そんな折、マリアは飛行機に乗り、日本を経つのでした。

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美食探偵明智五郎1巻感想

1巻では、五郎と苺が出会い、そして「マグダラのマリア」が生まれ、マリアによる2回目の殺人が起こってしまいました。

五郎によってある意味「開放された」ようなマリアが、これから次々と殺人を起こしていきそうな予感です。

それにしても、五郎と苺の掛け合いが面白すぎます。五郎もかなりの変わり者ですが、一緒にいる苺も相当の変わり者で、そのやり取りがテンポも良くて最高です。

東村アキコさんの他の作品を読んだことないのですが、とにかくコメディ部分が最高です。

でも、ただ笑えるだけじゃなくて、真犯人が結局「マグダラのマリア」だというところがまた新しいなあと感じました。

真犯人はマリアだけど、実際に殺人を行った加害者もまた、被害者の一面を持っているなど、なかなかいいなあと感じます。

他にもこういう作品あるんでしょうけど、自分は初めて読みましたこういうの。だから新鮮で素晴らしいです。

こういう、コメディがすごく笑えて、しかもテンポも良くて、でもどこか考えさせてくれるような作品て大好きです。

ドラマ化がされることがきっかけで読んでみましたけど、読んでみてよかったです!

 

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まとめ

今回は2020年4月にドラマ化されるコミック『美食探偵明智五郎』1巻のネタバレあらすじをまとめてみました。

というわけで今回はここまで!

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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