2018年10月30日のニュースにこんなものがありました。
ベネチア4分の3が冠水 10年ぶり水位に #日テレNEWS24 #日テレ #ntv https://t.co/zgJ6eWTVzj
砂州や湿地帯の上に建設されたヴェネツィアの街は元より地盤沈下に悩んでいたが、大雨と強風により3/4が水没とは、凄いな!
— ステイメン@打倒!凶人安倍! (@deskain) 2018年10月30日
イタリア有数の観光地で、世界遺産にも登録されている「水の都」北部ベネチアで29日、悪天候のため高潮が起き、水位が通常より最大156センチ上昇、市内の約75%が浸水する異常事態となった。
同国のANSA通信などが伝えた。同じく156センチの水位上昇が記録された2008年以来の高水位。
観光名所のサンマルコ広場は一時、腰のあたり近くまで水位が上がり封鎖。商店、レストランも閉まり、名物の水上バスも運行を停止するなど観光業にも大きな影響が出た。
出典:https://this.kiji.is/429867061762868321?c=39546741839462401
ベネチアきたけど水没してた pic.twitter.com/WGWNMjvlS8
— ますらがみ@titan鯖 (@masura_gami) 2018年10月28日
そして2019年11月13日にもこういったニュースが・・・。
ベネチアぁぁぁアクアアルタぁぁぁ pic.twitter.com/7cqQr4X0D9
— すまさ@4日目南ラ32a (@sumasa) November 13, 2019
たまたま観光に来ていた人のツイートでも確認されていますが、見事に水没していますね。
実はベネチア、このようなことが「たびたび」起こり、年に40回ほどもあるそうです。
なので珍しい事ではないのですが、最近どんどんと「水位が上がって」来ているようなのです・・・。
というわけで今回は、ベネチアの水没、浸水の原因について迫ってみようと思います。
そしてこの先水没や浸水が進んで、「観光できなくなってしまう?」のかを見てみようと思います。
ベネチアの高潮アクアアルタの時期と場所対策!おすすめホテルは?
ベネチア水没の原因は?温暖化と地番沈下が原因か?
ベネチアはもともと「干潟」に作られていて、今までも時々「水没」「浸水」はしていたようなのですが、現代になり、地下水のくみ上げを行うようになってから
「地盤沈下」が激しくなったことで、地面が下がってしまったのが一つの原因。
現在は「地下水のくみ上げ」は行われていないので地盤沈下はないのですが、それでも「水没」「浸水」する水位は年々上昇して来ているそう。
その理由のひとつが、
「地球温暖化」による海面の上昇といわれています。
世界的な動きなので、止められないですね。
そして、もう一つ、「地下水のくみ上げ」でなく、ベネチアの下にあるプレートも、毎年数mmずつ沈下しているそうです。
10年でも数センチとわずかではありますが、現在でも海抜が100cmほどしかないベネチア、将来的には、人が住めない環境になってしまう可能性もありますね・・。
しかし、最近の水没の一番の原因は、北アフリカから吹き付ける季節風「シロッコ」が吹き付けることから起きる「高潮」が原因みたいです。
日本でも最近「高潮」の影響で被害が拡大した例がありましたが、イタリアでも同じような状況みたいです。
やはり近年の「異常気象」がひとつの原因になっているみたいですね。
ベネチアの水没の原因は?観光出来なくなってしまう?
さて、年々水没していくベネチアですが、そうなると心配になってくるのが「早くいかないと、観光もできなくなってしまうのか?」という問題。
イタリアでも有数の観光地として知られているベネチアですし、筆者もぜひ訪れてみたいと思っているのでそのあたりはかなり心配ではあります。
正直、地盤沈下はそれほど心配しなくてもよさそうです。地下水のくみ上げもやっていないですし、プレートの沈下でいうと先の長い話になりますからね。
温暖化による海面上昇も、現時点でそれほど気にするほどではないと思うのですが、
最近の「異常気象」による高潮の影響はモロに受けることは間違いなさそうですよね。
日本だけでなく、世界的に「異常気象」は見受けられているみたいですし、イタリアでも
【異常気象】イタリアサルデーニャ島で凍った雨が島を覆い尽くした https://t.co/GXQp0Yroac @YouTubeより
猛暑なのに雪景色みたいな...もう地球ヤバそう— Yuri (@Yuri7537) 2018年8月7日
地球の記録 アース・カタストロフ・レビューさんのサイトより
【イタリアとスイスの国境にあるステルヴィオ峠で、10月にして早くも「積雪1メートル越え」の大雪🌨】https://t.co/tFxkazkbTa pic.twitter.com/xqyzcFUv3N— 🍅 (@lly_izm) 2018年10月30日
世界的な「異常気象」は止められない雰囲気です。
今すぐに「完全に水没!」ということにはならなさそうなのですが、浸水、水没する回数や時間は長くなる可能性が高いと思われます。
現時点でも浸水、(イタリアでは「アックア・アルタ」と呼ぶらしいですが、)が起きると観光がしづらくなってしまうので、早めに行ったほうがいいのは間違いなさそうです。
現時点でも、観光に行ってみたら水没してた!ということは数多くあるらしいので、絶対に行きたい!思う存分観光したい!という人は、早めに出向いたほうがよさそうです。
ベネチアの水没の原因は?モーゼ計画で、水没の危険はなくなる?
実は、ベネチアもこんな「水没」の危機を手をこまねいて傍観しているわけではなく、
大きな「水門」を築いて高潮を食い止める「モーゼ計画」というプロジェクトが進行中らしいです。
実際の完成は2019年から2020年になるらしいです。
早く完成して、安心してベネチア観光ができるようになるといいですね♪
まとめ
今回はベネチアの水没の原因が温暖化なのか、そして観光はできなくなってしまうのか?の二つに絞って見てみました。
水没の原因は、温暖化の「海面上昇」等よりも、
異常気象による高潮が原因
だということがわかりました。異常気象が原因なので、これからどんな風になっていくのか、誰にも予測がつきませんね。
そして観光ができなくなってしまうのか?についてですが、
モーゼ計画がきちんと完成すれば、おそらく現在の「水没」「浸水」の問題は解消されると思うので、将来的に観光できなくなるということはなさそうです。
だって、ベネチアは観光都市ですもんね。誰よりも地元の人が心配している水没を、ほっておくはずありませんからね。
将来的に、一度は訪れてみたい「ベネチア」は、とりあえず水没してしまう心配はなさそうです。
というわけで今回はここまで!
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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