こんにちはうさぎ♪です。
2018年8月17日に公開された映画『ペンギンハイウェイ』
公開初日からかなり高い評価のこの映画、子供にも大人にもおすすめな「夏ならではの」爽やかかつ謎めいた、素敵な映画でした。面白かったので、おすすめですよ!
さて今回は、物語の中でにおわされる、お姉さんの「実家」のある”海辺の町”について。
海に突入した後、お姉さんの”海辺の町”が出てくるのですが、これがどうにも日本に見えない!どこか海外の場所にこういうところがあったような・・・と思っていろいろ調べてみました!
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『ペンギンハイウェイ』お姉さんの”海辺の町”はどこだ?
この物語の中では、お姉さんは、電車で行ける海辺の町から来たという設定になっています。
結局、アオヤマ君と一緒に行くことができなくなりましたが、奈良から電車で行ける、そして日帰りで行けるということだけは間違いない様子。
ちなみに、この映画の舞台となっているのは、「近鉄けいはんな線」だと思われます。
原作の小説ではおそらく当時は『けいはんな線」が開通していなかったので「近鉄奈良線」が舞台になっていたと思うのですが、
奈良県から日帰りで行ける海辺の町で、あんなにおしゃれな街並みの海辺の町は存在しないだろう!
とりあえず、映画で一回見ただけなので、”海”の中でお姉さんと一緒に言った”海辺の町”をもう一度確認してみることにしました。
『ペンギンハイウェイ』海辺の町はどんな町?
映画の中に出てくる”海辺の町”の画像はネット上に公開されていないので、手元にある『ペンギンハイウェイ設定資料集』を見てみます。
わざわざ買いましたけど、すごくキレイな画像や、キャラクターの細かい設定などがわかって、とっても楽しいですよ♪
この画像はここで乗せるわけにいかないので、実際に映画を見てほしいのですが、設定資料集にある画像を解説してみますと・・・。
坂道に所狭しと並んだ、青と白を基調にした街並み。
屋根はオレンジ色の瓦が敷かれた家が多く、白い漆喰の壁に、全体が青かったり、下半分が青く塗装されている家が並んでいます。
窓際には緑の植物がこじんまりと飾られていています。
と思ったら、道を挟んだ反対側には、ペンギンハイウェイの舞台である、新興住宅地が並んでいる。という風景です。
建物の作りも、作られたであろう年代も、「明らかに日本ではありません!」と断言できます!とにかく、インスタにバシバシ映えるほど「おしゃれ!」な街並みです。
このようなおしゃれな場所が、奈良県から日帰りで行ける場所にあるはずもなく、あったらとっくに話題になってますからね。
ただ、このおしゃれな街並み、どこかで見たような?と思って調べてみたところ、ありました!おそらくモデルになっているのは、この場所なのではと考えています!
『ペンギンハイウェイ』お姉さんの”海辺の町”のモデルはここ?
画像を頼りに調べてみたところ、どうやらモロッコの「シャウエン」と場所がモデルになっているのではと思います。
出典:https://tabinaka.co.jp/tour/6550
こうして見比べてみるとそっくりですね!
2枚目の画像なんか、ハマモトさんのお父さん達がいた場所にそっくりです。
”海”の中では、山も描かれていたので、もう間違いなくお姉さんの記憶にある”海辺の町”は、このモロッコの「シャウエン」という町だと思います!
ちなみに「シャウエン」は、北アフリカ・モロッコ北部のリフ山脈の奥深くにあります。
マーカーが示している場所です。
ちなみに、地図だと海辺に見えますが、シャウエンは「山奥」にあるので、そもそも海辺の町ではありません!つまり、”海”の中に出てきた街は、お姉さんの実家の「海辺の町」ではない!ということが、はっきりしましたね!
まあそもそも、あんな場所は日本にないので、わかってはいましたが・・・。
ちなみに、「シャウエン」に行くには、まずはモロッコのそらの玄関口である「カサブランカ」へ行き、そこから鉄道で「フェズ」という場所に向かうか、モロッコ交通に乗り換えて「タンジェ」という場所に向かいます。
そしてそこから、国営バスを使って3~4時間かけて登っていくと「シャウエン」に到着します。
最短でも丸一日移動でかかりますね♪
ちなみに、家の壁が青い理由は、
ユダヤ教徒によりユダヤ教で天空・神・心の平静・海などを象徴する神聖な色として家の外壁が青く塗られたのだそうだ。
https://mssbt.exblog.jp/19545827/
だそうです。
こんなきれいな場所、一度は行ってみたいものですが、そもそもどうして「海のない」町がモデルになっているのかは、正直謎です。
アオヤマ君が「自分たちの住宅地に似てるな」と感じたのでしょうかね?
出典:Youtube
そもそも”海”で見たのは、アオヤマ君の想像や妄想の可能性も?
ただ、この『ペンギンハイウェイ』なのですが、この”海”の中で見ているものが、
お姉さんの知っている”海辺の町”ではなく、「アオヤマ君が想像している、お姉さんが住んでいた海辺の町」という可能性もあるんです。
解説するとややこしいのですが、この映画の”海”のモデルになっているのは、小説「ソラリス」に出てくる「惑星ソラリスの海」なんです。
この海はただの海ではなく、この惑星を訪れた人の記憶をもとに、いろいろなものを作り出すんです。小説「ソラリス」では、主人公の死んだ恋人が、”海”によって作られたりしていました。
もしかしたら『ペンギンハイウェイ』の中での”海”は、理由こそわかりませんが、アオヤマ君の「創造」を読み取って、海が具現化した「海辺の町」を映し出したものなのでは無いか、という考え方もできるんですね♪
すげえややこしいぜ!
でも、この物語が小説「ソラリス」に影響を受けているのは間違いないので、もしかしたらお姉さんの実家のある”海辺の町”は、本当はもっと地味で、大阪のはずれ、あるいは和歌山県にある、小さな町なのかも知れませんね。
ちなみに、著者の森見さんのインタビューに「ソラリス」に影響を受けているというコメントがあります。
いろいろと考察してみているので、こう実のある方はどうぞ!
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まとめ
というわけで今回は、映画『ペンギンハイウェイ』の”海”の中のお姉さんの実家のある海辺の町、であろう場所について調べてみました!
モロッコにこんな素敵な町があることを知ることができて収穫でしたが、きっと、アオヤマ君が過去に図鑑か何かで見た景色が、再現されているのかなあと勝手に解釈しています。
ちなみに、この映画の舞台になっているのは、著者の森見さんが育った「奈良県生駒市」が舞台になっています。実際にある小学校や、もでるになった歯医者などの画像も載せてありますので、ご興味がありましたらどうぞ!
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というわけで今回はここまで!
最後までお読みいただきあ、ありがとうございました!
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