今日も本を読みました・・。
「くまモン」アートディレクションなどで話題の、
日本を代表するデザイナーさんの書いたセンスに関する本です。
今回はこの本「センスは知識から生まれる」の感想をご紹介したいと思います!
センスは知識から始まる水野学感想レビュー!
「センスは知識から始まる」というこの本のタイトルを見て、読んでみようかなと興味をそそられました。
きっと「人間には、生まれ持った”センス”なんかはなくて、むしろ知識や経験を積み重ねることで、”センス”が磨かれていく」というようなことが書いてあるんだろうと思って読みましたが、その通りでした!
というか、そういった本が読みたかったから、この本を手に取ったというのが正しいですね。
ただ、書かれていた内容は、自分の予想を超えていました。
個人的に「デザイン」に関する仕事をすることがあるのですが、時々「自分はセンスないなあ」と感じることがあります。
配色だったり、テキストの大きさだったり、フォントだったり、どうして自分はもっと「自然に」カッコイイデザインがつくれないんだろうか・・。と考えることがありましたが、それは「甘え」だっただけだと気づかされました。
この本、第一線で活躍されている水野さんだけあって、実例が豊富で、具体的にデザインについて書かれています。
水野さんがアートディレクションを務めた『FLANDERS LINEN PREMIUM(フランダースリネンプレミアム)』では、
・どうしてこのブランド名なのか
・どうしてこのフォントを使用したのか
・どうしてこのロゴデザインなのか
などなど、すべてのデザインに「理由」「根拠」がある必要があると述べられています。
時々やってしまいがちな「なんとなく、これ!」というデザインの決め方は、やってはいけない!とおっしゃっていました。
創り出されるすべてのデザインには「理由」が必要であり、デザイナーは、そのすべてを、論理的に説明できる必要があるということですね。
そして、そのためには、「知識」が必要なんだということですね。
つまり「自分はセンスないなあ」としみじみ思うのではなく、
・どうしてその色なのか
・どうしてそのフォントなのか
・どうしてその形になるのか
が全部明確に説明できるくらい、調べたり、考えたりする必要があるんだなと痛感しました。
今後、デザインの仕事をする際は、改めて自分に問い直しつつ、全部堂々とクライアントさんに説明できるくらい、デザインの「根拠」を明確にして、作っていこうと思いました。
多分、デザインをする人には「当たり前のこと」なのかも知れませんが、基本的なことだけに、改めて説明されると、そういえば忘れていたかも知れない、ないがしろにしていたかも知れないと思わされました。
「じぶんには、センスないなあ」と思う人にこそ読んでほしいと思える本です。
センスがないだけじゃなくて、単純に勉強不足なんだということが、痛いくらいによくわかりますからw
この本、kindleアンリミテッドでも、オーディブルでも読めますので、加入している方はぜひ読んでみてくださいね!
まとめ
今回は水野学さんの書かれた「センスは知識から生まれる」の感想・レビューを書いてみました!
長すぎず、読みやすい内容でしたので、気楽に読めましたが、あっさりとした割には内容が詰まっていて、読んでよかったと思います!
本って、読んでみないとわからないところが、よかったりわるかったりですよねw
今回はあたりでよかったです!
というわけで今回はここまで!
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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