『ボーン・レガシー』のあらすじ、ネタバレ。ボーンシリーズ新作を予習しよう!
こんにちはうさぎです。
今年の10月に公開されるボーンシリーズ最新作『ジェイソン・ボーン』その予習のために全作品見返しているのですが、やっぱり面白い映画です。最高です。
そして今回は、マットデイモンが”出ていない”ボーンシリーズ『ボーン・レガシー』のあらすじ、ネタバレを書こうと思ってます。さてさて、どんなもんでしょうか?もともとマットも出てくる予定だったらしいのですが、監督のポール・グリーングラス監督が”撮らない”と決定したことで、マット”じゃあ俺もやらない”という経緯があったらしく、そもそも期待値のすごく行く映画ではありますが、とにかく見てみよう!
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アーロン、訓練中。
アラスカ、特殊作戦訓練基地から物語りは始まります。
寒い中、何かの訓練をしている様子の男。今回の主人公である、アーロン・クロスです。
「トレッド・ストーン計画」が暴露される?
一方、『ボーン・アルティメイタム』で出てきたサイモン・ロスが「トレッドストーン計画」「ブラックブライアー計画」という暗殺者を育て、法の監視外で活動させていた事実について暴露しようとするシーンが映し出されます。
CIAは大騒ぎ。
ワシントン米国調査分析局。
リック・バイヤーはロスがCIAの機密を暴露することによって”自分達”が進めている計画に対する影響に気をもんでいました。
自分達の計画がつぶされないように対策を練っています。
サイモンロス射殺。マズい状況に。
しかし、程なくしてCIAによってロスが射殺され、大きなニュースとなってしまいました。
情報が暴露されるのも時間の問題だと踏んだリックにはもう一つ悩みの種が・・。
Youtubeに、トレッドストーン計画の研究者、ハーシュ博士とアウトカム計画の研究者、ヒルコット博士の中の良い映像が上がっていました。
トレッドストーン計画が明るみに出れば、当然アウトカム計画にも影響が及ぶはず。それを恐れたリック、二人の博士を消そうと画策します。
そして、現在世界中で実績を残しつつある「アウトカム計画」のエージェント全員を始末する決断を下すリック。
すべてをつぶされないための、仕方のない防御策なんでしょうな・・。
「アウトカム」のすべてを抹殺!
パキスタン、アメリカ、韓国のエージェントが次々と薬によって殺されます。そしてアラスカにいたアーロンも狙われます。
アーロン、山小屋の外の様子を見るために外にでたその後、山小屋にミサイルが命中し、山小屋の中にいた別のエージェントも殺されました。
「アウトカム計画」のエージェントで、残っているのはアーロンただ、一人。
アーロン。自分の発信機を体内から取り出し、オオカミに食べさせ、爆撃させることによって、リックに「アーロンは死んだ」と思わせることに成功します。
「アウトカム計画」とは薬を用いてエージェントの肉体、精神の両面の能力を増強させる目的の計画。アーロンは単独行動が長いせいで、薬が底を尽きそうになっていました。
薬がないと、ダメになってしまう。アーロンは生き残りましたが、とりあえずの目的は「薬の入手」になりました。
銃乱射事件発生。
ステリシン・モルランタ社。
「アウトカム計画」に携わるエージェントの検査などをしている会社。そこで、ドナルド・フォイトという研究員がいきなり銃を乱射し、その場にいた研究者を次々と殺していきました。
警備員が踏み込んで来たとき、ドナルドは銃で自殺しました。
ただ一人、マルタ・シェアリング博士だけはなんとか助かりました。
殺害された研究員の中には、アウトカム計画の産みの親でもある、ヒルコット博士も混じっていました。
ドナルドの銃乱射事件は大々的なニュースになりました。
マルタ、命を狙われる。
マルタ、家を出て妹の家に身を寄せようと準備していると、ダウド博士、フーバー捜査官と名乗る人物が尋ねてきます。
マルタ、自分の職場で起こったドナルドの銃乱射事件は、”何者かによって操作されたものだ”とダウド博士に話します。
ダウド博士、マルタを連れて行こうとしますが抵抗するマルタ、そしてマルタを射殺しようとするダウドとフーバー。
とそこにアーロン登場。
ダウド博士とブーバー、そしてその後入ってきた捜査員をすべて始末したアーロン。マルタに薬はあるかと尋ねます。
アーロン、以前研究所で会ったマルタのことを覚えており、薬をもらいに彼女の元にやってきたみたいです。
薬はない、そもそも部署が違うからどこにあるのかわからない。
薬の効能。
逃げる途中、アーロン、活性ウイルスを投与してあるから、グリーンの薬は飲まなくて良いとマルタに言われます。
薬は2種類あり、グリーンが身体能力増強、ブルーが頭脳の能力を増強する薬ですが、ブルーの活性ウイルスはまだ投与されていない。ブルーの薬もあと一日分しか残っていません。
活性ウイルスは、フィリピンのマルタにあると知ったアーロン。すぐに向かう準備をします。
「アウトカム」計画の隠蔽のために殺されるはずだったマルタとアーロン。アーロンはまだ死んでいると思われていますが、マルタは”病原菌を盗んだ”ということにされて、追われます。
フィリピンに到着!
フィリピンに渡るために、パスポートを偽造するアーロン。そして見事、誰にも気づかれること無くフィリピンに渡ることが出来た二人。
薬をつくっている場所に到着したアーロンとマルタ。そこでもすんなり侵入に成功しました。
ウイルスを用意して、アーロンに打つマルタ。
しかしこの間に、マルタが、そして死んだはずのアーロンが研究所に来ていることがばれてしまいます。
警備員が二人の元に、そしてアーロンとマルタ、研究所から逃げます。
アーロンが生きていたと知ったリック。「ラークス作戦」で作り出された「No,3」というエージェントをアーロンの元に送り込みます。
ラークスの作戦員は、感情を捨てた人間兵器だそうで、まだまだこういった改造人間見たいのが沢山いるんだろうな・・。
アーロンの、過去。
研究所から逃げたものの、アーロンのウイルスの反応が始まり、体調が悪くなります。
マルタ、アーロンをホテルに連れて行き、介抱します。
うなされながら、過去の記憶を少しずつ思い出すアーロン。
過去の回想シーン。
目は腫れ、皮膚からは血がにじみ出たぼろぼろの状態で質問を受けるアーロン。
作戦の前は少年院にいた。
「合格したらここに?よかった・・」と答えるアーロン。
本名は、ケネス・ジェームス・キットソン。
貧しい自分の環境から仕方なくイラク戦争へ行き、その結果、おそらく被曝してしまった状態から「アウトカム作戦」に引き入れられたアーロン。
アウトカム作戦の提供してくれる薬なしでは、生きることが出来ない体になっているのかも知れません。
一緒に逃げる二人。
目覚めるアーロン。マルタに、偽造パスポート、とお金を持って逃げろと言うと、そのまま、また眠りに落ちました。
ラークス計画のエージェント、ナンバー3がフィリピンに到着しました。
目覚めるアーロン。机の上には「薬局に行ってきます」とマルタのメモが残されていました。体調はもう大丈夫みたいです。
薬局にいるマルタ。対応の遅い店員にやきもきしていると、警察がアーロンのいるホテルを包囲しているのを見つけます。
ホテル近くまで戻り「アーロン!逃げて!」と叫びます。
警察からにげるアーロンとマルタ。マルタのピンチを間一髪で助けるアーロン。そこから二人で逃げますが、今度は「ナンバー3」が追ってきます。
今作ではバイクチェイスですね。
最終的に、ナンバー3はマルタがバイクに蹴りを入れたおかげで柱に衝突してバイクもろとも死亡。
二人の乗ったバイクはアーロンが撃たれたせいで意識を失い、転びました。バイクも壊れ、アーロンも動けない。もうダメか・・・。
そこに、地元の漁師が近づいてきます。
「助けて・・」マルタはその漁師に頼みますが・・。
「アウトカム計画」は闇に・・。
二人に逃げられたリック達は落胆しています。リックの元に、二人が泊まったホテルの映像が送られてきました。映像の中、鏡に「NO MORE(もう追うな)」と書置きしてありました。
迷ったままで・・・。
どこかの海の上。
船を操作する漁師の腕には、アーロンが持っていた時計が巻かれています。
アーロン、次の計画を練っている様子です。
「迷った?」
「計画を考える」
「迷ったままがいいわ」
アーロンは笑顔になり、机に広げた地図をしまいます。
『ボーン・レガシー』の感想と解説。
大好きな「ボーン・シリーズ」の一応の「最新作」と言うことで楽しみにしつつ見てみましたが、ボーンシリーズの醍醐味はやっぱり、なんといっても「ジェイソン・ボーンが最強なのに、自分の記憶が無いので必死」というところにあったので、やっぱり別の映画といった感じですね。本編に対する”スピンオフ作品”ですね。完全に。
今作の主役”ジェレミー・レナー”もとっても魅力的な俳優さんですが、今回はイラク戦争にある意味”巻き込まれてしまった”アメリカ人が主役の物語。ジェイソン・ボーンは愛国心から「トレッド・ストーン」作戦に参加したわけですが、アーロンは前科アリ、知能指数も”水増し”で入隊した、貧しさからやむにやまれず参加せざるをえなかった人物のようですね。
この物語、簡単に言うと「CIAのトレッドストーン計画が暴露されたら、米国調査分析局が進めていた計画「アウトカム計画」もオジャンになってしまうので、バレる前に、全部潰して、なかったことにしよう!なので関係者全員殺そう!でも、マルタとアーロンだけは取り逃がしてしまったよ・・。けれど、結局マスコミにはバレずに済んで、まあ、よかったよかった」というお話。でも、アーロンとマルタはまだ見つかっていないし、いつ情報をリークするかもわからないので、米国調査分析局は継続的に二人を追っていくんでしょうね・・。
物語の最後で、ボーンシリーズ3作目に出ていたノア・ヴォーゼンがしゃべるシーンがありましたが、パメラに全責任を押し付けるべくがんばっているみたい。パメラ、情報を暴露しようとしたけど、上手く行かなかったみたいですね。
ボーンシリーズおなじみの、「暗殺者とのチェイスシーン」は今作では”バイクチェイス”で再現されてました。結局暗殺者もいつもどおり、柱にぶつかって死にましたが、意識が朦朧とするアーロンに変わって、マルタが蹴りを入れて暗殺者が前方不注意の結果、死ぬという結末でした。そのあたりが、ボーンシリーズとは違った点ですね。
それでも、アクションシーンはとってもかっこよかった。前半、マルタの家での戦闘シーンもアーロンの手際が良かったですし(時計で秒数を測ってドア越しに撃つあたりが良かった。うん、よかった)最後の入り組んだ家と家の間、屋根の上での戦闘も良かったし、バイクチェイスも良かった。結局面白かったんだけどね。
正直、新しい登場人物も多くて、しかも説明も余りしてくれないので”この人は誰で、どうしてここにいるんだろう?”という疑問がたくさん出てきてしまいました。前3作見ていてもこれなんだから、初めてこれだけ見た人にとっては何のことだかさっぱりわからないだろうなあ。
この作品が、今度の『ジェイソン・ボーン』にどう関わってくるか、それとも全く関わってこないのか?わかりませんが、一体どうなるんだろう・・。
まとめ
とにもかくにも、ボーンシリーズの「スピンオフ作品」でした。この作品を見ると、前3作の理解が深まるかと言うと、そうでも無かったですね。でも、結構面白かったです。
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